多多檸檬│ヤクルトレモン
台湾のドリンクステーションで提供される飲料は本当に数が多く、ミルクティーベースのもの、緑茶を使ったもの、果汁を使ったもの、チョコレートを使ったものなどに分類されて売られています。さらにそれぞれに、「加料」と呼ばれるタピオカやココナッツなどを加え、カップの大きさと甘さ、氷の量を指定して購入します。基本となる飲料だけでも十数種類、それに加えるトッピングが十数種類、カップの大きさと甘さ、氷の量まで含めると、その組み合わせの数は時に数千にもなるでしょう(いや、いい過ぎかも…。普通の店ではせいぜい数百といったところです。)。
休日の繁華街やバス停の近くの店では行列ができてしまい、これらをアルバイトがオーダーされた順に作ってくれるのですが、彼らのテキパキと動く姿は待ち時間も忘れて見入ってしまうほどです。その中でも定番中の定番メニューといえば『珍珠奶茶│タピオカミルクティー』でしょうか。台湾を訪問したことのある方の中にもファンという人が少なくないでしょう。(中国語ができない方だけでも、すこしの勇気があれば注文できます。)
本日はその『タピオカミルクティー』ではなく、日本では珍しいヤクルトをベースとしたドリンクを紹介いたします。定番のお茶やココアをベースにしたドリンクもおいしいのですが、それらは後日のシリーズ物として取っておきましょう。というわけで今日は『ヤクルトレモン』という飲料の紹介です。
昨日の天気が良すぎてドリンクショップで調子に乗ってしまい、夕方氷入りの本飲料を注文して結局今日の朝まで残してしまった筆者に同情してくれる方は、ぜひ作ってみてください。運動後などにはよいと思います。またこのドリンクは大体どこの飲料店でも注文できると思いますが、店毎に微妙に名称が異なることがあるので、ご注意ください。ドリンク名に「多」の文字があれば、大体ヤクルト(中文で"養樂多│ヤンルードゥオ"といいます。)がベースのドリンクです。
難易度:
☆
調理時間:
一瞬
材料:
レモン ……… 1個
ヤクルト ……… 2瓶
シロップ ……… 30cc
氷 ……… 適量
作り方:
1.大き目のカップに氷を適量入れておく。
2.シェーカーに氷を詰め、絞ったレモン汁、ヤクルト、シロップを入れる。
3.蓋をして振り混ぜ、カップに注いで完成。
Point:
氷の量は「半冰」、「少冰」、「去冰」などと指定し、それぞれ「半量」、「2-3割」、「なし」を意味します。冷たいドリンクは作成時に既に冷たいので、その場で飲んだり味が薄まるのが嫌な人などは「去冰」で頼みます。
シロップの量は「7分糖」、「半糖」、「少糖」、「無糖」などといい、それぞれ7、5、3、0割を意味します。このドリンクの場合ヤクルトが既に甘いので、無糖でもほんのり甘みを感じられます。好みで調節しましょう。
普通の砂糖を使っても作れますが、少量の熱湯で溶かしておかないとアイスではなかなか解けてくれません。
日本の家庭ではあまりやらないと思いますが、台湾ではヤクルトと果汁を混ぜたドリンクの種類が多く、7-11などのコンビニでもいくつかのヤクルトを使ったドリンクを購入できます。パッションフルーツや緑茶などと混ぜたヤクルトは、意外や意外、かなりおいしいのです。まずはレモン汁で試した後、他の果汁でも試して見ましょう。
たぶんホットでもいけます。
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