燒酒蝦2│酒焼きエビ2

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本日のレシピは再び『燒酒蝦2│酒焼きエビ2』です。久しぶりに薬膳料理のレシピでも書こうかなと思っていたら、なかなか美味しいレシピを見つけたので再び紹介することにしました。

名前に「焼」の字が入っていますが、スープで煮込んで作る鍋のような料理です。生薬の内、いわゆる補薬を酒で煮込んだスープでエビを煮込んで作ります。

夏場なのに体に冷えがある方や、血色が悪い人にはいい料理でしょう。冬場はキノコ類を加えて、ごま油を少量使って作ればいいでしょう。

使っている生薬はあまり苦味のないものばかりなので、できるスープはほのかに甘さがあります。川芎には独特の香ばしい香り(清燉牛肉麺の香り)があり、漢方薬独特の薬臭さはほとんどありません。老若男女誰でも楽しめる薬膳料理です。

エビ以外にも材料を加えて作れますので、このレシピでは鍋のようにいろいろと好みの具を加えてお試し下さい。


それではレシピいってみましょう。



難易度:
☆☆☆(材料入手による)

調理時間:
30分以内

西湖牛肉羹│牛肉のあんかけスープ西湖風

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本日のレシピは大陸風の『西湖牛肉羹│牛肉のあんかけスープ西湖風』です。西湖とは浙江省杭州市にある湖のこと。その名の通り浙菜(浙江料理)の一種になります。有名な『東坡肉』も杭州の名物料理の一つですね。

台湾にも『肉羹湯(未紹介)』という料理がありますが、同じ羹の字を使ってはいてもこの『西湖牛肉羹』は卵や豆腐をあんかけに混ぜ込んだ大陸風のもので味もずいぶん違います。台湾のを先に紹介してくれよという声が聞こえてきそうですが、それは後のお楽しみということで…(笑)。

西湖は観光地としても有名で、数々の伝説や名跡を持つことから世界遺産にも登録されています。筆者が一度訪れてみたい場所のひとつです。中国人民元の1元紙幣の図案にも使われています。

もともとは1万2千年前に潟であった場所が、長い年月を経て淡水化しました。非常に多くの伝承や伝説を持つ湖で、中国四台美人の西施が入水したため西湖の名が定着したとの言い伝えもあります。

『西湖牛肉羹』はこの西湖を模した美しいスープで、素朴な味わいを楽しめる料理です。日本でも簡単に再現できるので、ぜひお試しください。



難易度:


調理時間:
30分以内

茄汁肉片│豚肉のケチャップ炒め

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本日は「中餐丙級證照」シリーズから『茄汁肉片│豚肉のケチャップ炒め』という料理のレシピを紹介します。豚肉をケチャップで味付けしたスタミナ満点の料理ですので、夏ばて気味な人はぜひお試しください。

さて、ここ一ヶ月くらいで台湾を訪れた人は街中いたるところで焚き火をしている人を見かけましたでしょうか?あれ、不思議に思いませんでしたか?まあ、そうでなくても台湾は年中道端で「金紙」を燃やしているので、あの不思議な焚き火の光景を目にしたことがある人も多いことでしょうが…。ここ一ヶ月はあらゆる場所に焚き火や祭壇の設置が行われていたので、意味が分からないと火事は?子供に火の粉が?とぎょっとしてしまいますよね。

ここ一ヶ月各地で見られた焚き火や祭壇は、いわゆる「中元普渡節(ただの普渡節とも)」と呼ばれる道教の行事の一種で、台湾では盛大にこれをお祭りします。旧正月と並んで非常に重要な祭礼の一つで、農暦で7月15日、今年は8月の21日が中元のお祭りの日でした。

焚き火や祭壇の設置は社区と呼ばれる集合アパートや会社、地域住民単位で行われるので、その規模もまちまちですが、ときに歩道を占領するほどの大きな祭壇をこしらえて、警察から撤去指示を受けているものも見かけます。アジアでも比較的「人に迷惑をかけない」台湾人もこの時ばかりは公共心のたがが外れてしまうようです(笑)。

これは農暦7月が「鬼月」と呼ばれ、街中を「鬼」が徘徊するといわれています。盆踊りのときの提灯はこの魂を導くための明りが由来。台湾では今でも基隆市全域で魂を導くための提灯が飾られます(→過去記事参照)。ちなみに台湾の鬼は日本の鬼とは概念が異なり、死者の魂のようなものを指します。この農暦7月は通常の廟への参拝が控えられる傾向にあり、親は子供たちに夜中出歩かないよう注意します。基本的にこれらの魂はきちんと導いてあげないと悪さをすると考えられているようです。
 
台湾道教の上元、中元、下元のお祭りは、民族文化と密接に関連していることもあり、知れば知るほど面白い世界です。一度しっかり台湾の道教について紹介したいと思いますので、お待ちください。日本と同じようにいろんな神様がいて面白いですよ。
 
日本では仏教の盂蘭盆とこの道教の中元が混ざり合い、盆踊りやお盆の行事が出来上がりました。宗教に関しては日本は昔からまさに何でもありですね。日本のお中元も元は道教の中元が由来で、仏教や神道由来ではありません。日本ではお世話になった人にモノを贈りあう、もともとの中元からは遠く離れた意味の行事になってしまいました。百貨店の思惑に見事に乗せられた形なのでしょうが、一度本来の中元の意味である「赦しを請う」に立ち返り過去を振り返ってみるのもいいでしょう。

それが済んだら美味しい料理を作って夏バテ解消です(笑)!



難易度:


調理時間:
30分以内

糖蒜│ニンニクの漬物

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本日は『糖蒜│ニンニクの漬物』という料理のレシピを紹介します。台湾の小さなレストランの小菜コーナーで見かけたこともあることでしょう。台湾だけでなく中国大陸のほうでも広く食べられます。

ニンニクには解毒効果があり、この料理も肉や魚料理に添えるおつまみとして開発されたものです。ところがその味もさることながら、上手く漬けられた黄金色に輝く『糖蒜』は、料理の主役の座を奪ってしまうほど美味しく、今では中国全土のレストランや家庭で大量に作られています。

台湾や中国でも健康食品のブームというものがありますが、この『糖蒜』は数百年前から体によいといわれているまさに本物。殺菌作用、抗酸化作用、肝保護作用は他の食品と比べてもトップグループに入ります。

ちなみに台湾で市販されているニンニクは中国から輸入した粒の細かいものばかりで、どうみても日本産のニンニクの方が味も品質も全てが勝っています。つまり日本のニンニクでこの『糖蒜』を作れば、アジア最高のものが作れてしまうのです。(ヨーロッパには日本を越えるニンニクがあるとかないとか…)

レシピも非常に簡単ですので、作って後は3ヶ月待つだけ。今すぐスーパーで国産のニンニクを買い、この料理を試して見ましょう。 3ヵ月後には幸せに、そして健康になれること間違いありません。


難易度:


調理時間:
30分以内+熟成

【漢方】寧嗽散(ねいそうさん)

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寧嗽散


咳や痰の多い人に効果がある薬で、別名を「珍珠貝風寒散(ちんじゅばいふうかんさん)」ともいいます。台湾では咳止めとして非常によく使われる中薬で、子供からお年寄りまで広く使われます。

台湾の中薬で常備薬といえばまずこれで、ちょっと年のいった人は小さい頃必ず飲んだことがあると言っていいほど普及している薬です。ちょっとした咳や痰なら、これで十分ということでしょう。日本で言う龍角散のような薬です。


効能:
咳、痰、声のかすれ、喉の感想、胸のつかえ、喘鳴など。
痰が白、または黄色で粘る人。

韭黃牛肉│中華ニラ牛肉

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本日のレシピは『韭黃牛肉│中華ニラ牛肉』の紹介です。中華料理らしい調味料は使わないので、そのまま日本の家庭料理といっても通じそうな料理ですね。

牛肉を低温の油にくぐらせるというなかなか珍しい調理方法で作り、調理方法の前半と後半でダイナミックさに違いのある面白い料理です。こうすることで牛肉を強火で炒めても非常に柔らかく調理することができます。

上手く作ればニラのシャキシャキ感と牛肉の柔らかさが美味しいコントラストとなります。台湾でよく作られる人気の家庭料理ですのでぜひ挑戦してみてください。
 


難易度:


調理時間:
30分以内

木耳豆包炒高麗菜絲│キャベツとキクラゲと湯葉の炒め物

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本日は「中餐丙級證照」シリーズより『木耳豆包炒高麗菜絲』という料理のレシピを紹介します。

非常に長い名前の料理ですが、名前にかかれてある材料と調理方法が全てです。木耳│キクラゲ、豆包│湯葉、高麗菜│キャベツを絲│千切りにして炒めるだけ。味付けは塩と砂糖のみ。非常にシンプルな料理で、あえてポイントを書くなら異なる食材を食感を際立たせるように少しずつ異なる太さの千切りにすることでしょうか。

湯葉を使って作りますが、手に入らない場合は適当に他のもので代用してください。シンプルすぎて特に気をつけることもない料理です。



難易度:


調理時間:
30分以内

南昌凉拌藕│レンコンの南昌風甘辛和え

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本日は『南昌凉拌藕│レンコンの中華風甘辛煮』というちょっと珍しい家庭料理のレシピを紹介します。

もともと台湾料理ではなく江西料理の一種なのですが、手軽さと美味しさが受けて、今では全中国の家庭で食べられているようです。

料理名にある「南昌」とは江西省の省都である南昌市一帯の地域のこと。南昌では、周辺地域の料理のエッセンスを取り入れ非常にバラエティにとんだ料理が食べられることで有名です。ちなみに江西料理は中国八大菜系に組み入れられていません。なぜかといえばこの地域、もともと現在の福建省と一緒だったり、湖南省と一緒だったり、安徽省、江蘇省と一緒だったり、広東省と一緒だったりで周辺地域との合併と分離を繰り返した土地で、料理も周辺地域の特徴をそのつど取り入れてきたので、これといった筋の通った特徴がないのです。

逆に周辺地域の料理のエッセンスをいいとこ取りした本当に多彩な料理が食べられます。一度訪れてみたいものです。

さて、本日の料理はゆでたレンコンに醤油やラー油を絡めて食べるだけのお手軽料理。中華圏全土に広く広まっている料理なのですが、日本では余り見かけません。結構美味しいのでぜひ家庭でお楽しみ下さい。



難易度:


調理時間:
30分以内

培根四季豆│サヤインゲンとベーコン炒め

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本日は「中餐丙級證照」シリーズより『培根四季豆│サヤインゲンとベーコン炒め』のレシピを紹介します。昨日に引き続き豆を使った料理です。

その昔白インゲン豆の粉を利用したダイエットがテレビで紹介され、日本中で嘔吐下痢などの健康被害が起きてしまったのは記憶に新しいところです。

実は台湾でも日本の健康番組がいくつか放送されているのですが、何か紹介された翌日にスーパーで売り切れ続出などの現象が起きることはありません。台湾人はこの辺わりと冷静で、あくまでバラエティーとして健康番組を見ているようです。

まぁ…、「将太の寿司」とか「神の雫」とか「トリコ(!?)」などの料理や食材をテーマにした漫画が大人気の台湾では、下手すると日本人以上に日本料理の知識がある台湾人もいるので侮れません。

実際筆者の身近の台湾人家庭では、子供が「将太の寿司」に書いてある料理知識をお母さんに伝え、お母さんが実践、実際に料理の味が美味しくなったので、こんどは「クッキングパパ」を全巻購入。子供がまたそれを読み、おいしそうな料理をお母さんが試す、「こんな味があったのか!」と感動、今度は「大使閣下の料理人」を全巻購入…。そして本棚が日本の料理漫画で埋め尽くされてしまったという例があります。ちなみにその家庭の子供は何度も何度も漫画を読み返しているため、内容のほとんどを暗記しているのですが、実際の料理はお母さんが全てやっているため、本人はまったく料理ができないという奇妙な状態になっています。

日本の漫画恐るべし…。

ちなみに、台湾の全大学の修士・博士論文には60件近い日本料理を題材にした研究があるのですが、台湾料理を題材にしたものはわずか に2件のみ。台湾料理も人文学の研究テーマとしては非常に面白いと思うのですが、なぜでしょうね?その他の日本文化を題材にした研究は近年ますます数を増 やしており、その数は今後も減ることはないでしょう。

とにかく台湾での日本のサブカルチャー浸透の度合いは、観光客が台湾の街角で感じるなんとなく懐かしい感覚といったもの以上に「深刻(笑)」です。小学生は日本のアニメを見て育ち、中学生は日本のアイドルに熱狂し、高校生は日本のブランドに憧れ、大人は日本のドラマに夢中、年をとると日本のOTC医薬品にどっぷりとはまっているのが台湾人です。

…いや、実際はそこまでひどくもないですが…。いや…、あながち嘘でもない気も…。


台湾における日本文化について考察を始めるとキリがないのでひとまずこの辺で…。それではレシピいって見ましょう。


難易度:


調理時間:
30分以内

五香毛豆│台湾式おつまみ用枝豆

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本日のレシピはビールのおつまみにぴったりの『五香毛豆』のレシピを紹介します。熱炒の店などでつけだしとして出されたりもしますし、レストランの小菜として小皿で食べられる料理です。

日本の居酒屋と同じように、台湾でも仕事終わりの時間になると市内の熱炒店には多くのサラリーマンが集まります。注文した料理が運ばれてくる前に冷えたビールをグラスに注ぎ、仲間内で乾杯するのは世界各国共通の流儀のようです。

煮込んだ豆干や、ピータンも人気のおつまみですが、やはり枝豆は台湾でも一番人気のおつまみのようです。唇と舌と歯で莢から豆を取り出す行為と、何も考えずにビールを喉に流し込む行為の繰り返しが、仕事で疲れた脳には非常な快感に感じられるようです。

一本目のビールが開く頃、注文した熱々の料理がテーブルに運ばれてきます。今度は料理とビールの温度差を楽しむ時間です。『三杯鶏』や『椒麻鶏』、各種スープやチャーハンをお腹一杯食べ、また明日への英気を養うのです。仕事終わりのビールの楽しみ方は台湾も日本もほとんど変わりません。唯一違うのは、台湾では道端で泥酔するまで酔っ払う人がほとんどいないこと。台湾人は他人に酔っ払った後の世話を任せるのを非常に恥ずかしく感じるようで、この点に関してはなぜか日本人より敏感です。

筆者も何度か友人に底まで飲ませて家まで送ったことがありますが、毎度翌日以降にとても申し訳なさそうに謝られます。こちらとしては飲ませた側の責任を取っただけなのですが、台湾人はこれをすこし負担に感じてしまうようです。ちなみに家で飲むときはこの限りではなく、台湾人も安心してか大いに酔っ払います。台湾人の酔った姿を見たいときは、部屋で飲みましょう。

というわけで、今日のレシピは台湾風のおつまみ用枝豆。塩茹でした和風の枝豆も美味しいですが、台湾風のスパイシーな枝豆もとってもビールに合います。材料さえあれば簡単に作れるので、ぜひ挑戦してください。




難易度:


調理時間:
一瞬

【漢方】還少丸(かんしょうがん)

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還少丸


体力の低下、特に台湾では精力剤として良く使われる丸薬です。『還少丹』とも呼ばれます。日本ではほとんど紹介されませんが、中国医学では非常に良く使う処方です。体力や精力の低下にかなり良く使われるいい薬なんですが、なぜか日本ではあまり紹介されません。甘口男では台湾製の丸薬を販売します。興味がある方はぜひお試しください。

脱力感、体力の低下、疲れやすい、胃腸機能の低下、精神異常、視力・聴力の低下、味覚異常、排尿障害などさまざまな気力の低下に伴う症状に非常に効果があります。

中国医学ならではの強力な補気薬の効果を感じてください。


原典: 楊氏家藏方
大補本氣虛損,及脾胃怯弱,心忪恍惚,精神昏憒,氣血凝滯,飲食無味,肌瘦體目暗耳聾。

干山藥(一兩半)、牛膝(酒浸一宿,焙乾,一兩半)、白茯苓(去皮)、山茱萸、楮實、杜仲(切、焙乾)、遠、味(各半兩)。

上件為細末,煉蜜入蒸熟、去皮核、棗肉和勻,丸如梧桐子大。
每服五十丸,空心、食前,溫酒精神病俱


効能:
体力が低下し、顔色が悪く、疲れやすい人。
精力減退、貧血、胃腸機能の低下、視力低下、胃腸機能の低下、精神異常、手足の冷えなど。

酸柑茶│客家伝統陳皮茶

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本日のレシピは『酸柑茶│客家伝統陳皮茶』という、台湾客家伝統のお茶の作り方です。

申し訳ないので最初に断っておきますが、この料理というかお茶はおそらく日本どころか台湾ですら専門の業者さんでなければ作れません。非常に手間がかかるのもそうですが、レシピと製法が独自で完全な再現が不可能なためです。

文末に紹介している非常に簡易版のレシピですが、あくまで似て非なるものです。

というわけで今日はレシピよりも記事のほうがメインです。

酸柑茶というのは台湾の桃園、苗栗、新竹などの客家の人々が製造する特殊なお茶で、簡単に言えば蜜柑の中にお茶を入れて蒸したもの。形態に関しては下の写真を参考にしてください。


その昔「陳皮」という生薬を作っていた客家の一族が、実の部分を捨ててしまうのはもったいないと考え、手近にあった安い茶葉とまぜあわせて余ったミカンの皮に詰めて蒸して保存しておいたのが最初期(100年以上前)の「酸柑茶」だといわれています。

それが質素倹約を旨とする客家の人々の心を打ち、台湾客家の人々の祭壇の脇に飾られるようになりました。さらに台湾で茶業を営む客家の人々が製法を改良し、現在の形になったと伝わっています。 福建省あたりだと台湾からの輸入品がごく少量出回っているようですが、台湾以外ではほとんど流通していない特殊なお茶です。

現在は「虎頭柑」という種類のミカンをつかい、プーアル茶の茶葉を使って作ります。果肉をくりぬいて果汁と茶葉、紫蘇、青草、薄荷と混ぜ合わせ、皮に戻して圧縮、蒸してまた圧縮、乾燥するという工程を6-9度も繰り返して作り、ものすごく手間と時間がかかります。出来上がってからも天気のいい日は天日干しに、雨が降れば火の側で乾かすのを数ヶ月続けるのです。

一昔前は作るのに半年以上もかかったそうで、今でも製造には3ヶ月以上もの期間がかかります。しかも全て手作業、その労力は大変なものがあります。簡単に再現できない理由がお分かりいただけたでしょうか? というか、日本で作るのは無理ですねこれ。

その昔台湾の苗栗地区には数多くの『酸柑茶』の工場があったそうですが、今ではわずかに8工場が残るのみといいます。これからに伝えて欲しい古きよき台湾文化の一つです。

「酸柑茶」は台湾各地の老街や土産物屋で買うことができますが、台北市内で探すのは難しいかもしれません。旧正月前はスーパーでも売られていることがあるので、見かけたら購入して見ましょう。まさに台湾特産と言ってもいい非常に珍しいお茶で、客家文化を象徴するようなものですので、珍しい海外の製品に興味がある方には最適なお土産になることでしょう。

ちなみに乾燥した場所においておけば10年でも20年でも保管ができ、しかも中身はプーアル茶。時間が発てば経つほど価値が上がります。苗栗には80年以上前の「酸柑茶」が現存しており、値段がつけられないほどの価値があるそうです。


味は非常にさわやかで、鼻に抜けるような酸味と香りが特徴。鼻づまりやのぼせ、暑気あたりなどに効果があるそうです。どこか薬臭いので、若い人には好まれないかもしれませんが、歴史と製法を知れば一度は試したいと思う人もいるのではないでしょうか。

以下のレシピは何とか簡単に再現しようと四苦八苦して考案したものですが、本物とは味の深みも製法もまるっきり異なります。ぜひ台湾を訪れた時に本物を手にとってその歴史と共に、実物を味わっていただきたいと思います。

たしか一個300-500元くらいだったはずです。興味がある方はメッセージいただければ、買ってきて送ります。




難易度:
☆☆

調理時間:
数日

椒鹽鱸魚塊│スズキの中華風フライ

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本日は「中餐丙級證照」シリーズから『椒鹽鱸魚塊│スズキの中華風フライ』のレシピを紹介します。魚を使った料理は久しぶりですね。

「鱸」と書いてスズキを表すのは中国語でも日本語でも同じです。他にもすし屋さんの湯飲みに書いてあるほとんどの魚偏の漢字はそのまま中国語でも同じ魚を表します。実際にその漢字が書けるかどうかは別として、違う点が一つだけ。

中国語の発音は一文字で表せる音は400個ほど(たしか405個?)。四声を入れても1600種類くらいしかないので、これだけで意味の分別をしようとすると、膨大な量の同音異義語が生まれてしまいます。特に同じカテゴリーに数百、数千も異なる種類のものがあり、それぞれを分別する必要があるもの、例えば植物や魚などは必然的に二音節以上のものが多くあります。

日本語の場合は「鱸」一文字でスズキと訓読みするので、鈴木さん以外と間違うことはほぼありませんが、中国語の場合、旁部分の「盧(人の姓、韓国のノ・ムヒョン元大統領の姓もこれ)」の音を借りてきただけなので「蘆(アロエ)」なのか「爐(火を燃やす場所)」が音だけでは区別できません。(…たしか…全部同じ発音だったはず…。)

会意形声文字…でしたっけ。中国語を勉強していくとどうしても偏と旁の謎にぶち当たるので、興味がある人は「右文説」や「単語家族論」などを勉強してみましょう。結構面白いですよ。

というわけで中国語、特に台湾華語では多くの場合の魚を表す漢字のあとに「魚」の字をつけて魚の名前であることを強調します。今回の場合は「鱸魚」の二文字でスズキの意味ですね。他にも「鮭魚」、「鯰魚」、「鯖魚」、「鱈魚」などたくさん同系の表記があります。 中国大陸の方だと、また別の方法で魚や植物を分別したりしますが、なにぶん広い国なので場所によって手法にかなり違いがあります。

さて、難しい話は置いといて、今日の料理に使う魚はスズキです。非常に魚らしい体つきをしているので、さばき方の教材としてうってつけだといわれている魚です。スズキがさばければ他の魚も同じやり方で何とかさばけるので、技術を覚えておいて損はありません。スズキの裁きかたに関して非常に良い外部ページを見つけたので、紹介しておきます。(→)
 
ちなみに台湾の家庭で台所を借りて魚をさばくと「お前はどこで修行した料理人なのか?」と驚かれます(笑)。台湾でも魚をたくさん食べますが、家庭での調理はぶつ切り調理が基本だったりするので、魚のさばき方を知っている人は料理人に見えるようです。ちょっといい気分になれますので、ぜひスズキのさばき方をマスターして、台湾の友人宅を訪れてみましょう。

それではレシピいきます!



難易度:
☆☆

調理時間:
30分以内

大腸包小腸│大腸の小腸包み、ソーセージのもち米ソーセージ包み

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本日のレシピは『大腸包小腸』です。ついにこの料理を紹介するときがやってきました(笑)。

漢字の意味をそのまま受け取ると非常にグロテスクな料理のようですね。見たことも食べたこともない人はどんな料理を想像しましたか?あえてその形を形容するなら、中華風ホットドックといえば分かりやすいでしょうか…。以前紹介した『糯米腸│もち米ソーセージ』を縦に割り、ソーセージとタマネギなどを挟んだ料理なのですが、一度実物を見ないと理解が難しいことでしょう。素直に写真を見てください(笑)。

糯米腸│もち米ソーセージ』で台湾のソーセージである『香腸』を挟んだものを炭火で焼いて作ります。がんばれば日本でも作れますが、なかなかハードルが高いので台湾旅行時に食べるのが一番手っ取り早いでしょう。

創始店は中壢にあるとある屋台だといわれていますが、今では台湾全土多くの屋台や夜市で食べることができます。一つ30-50元ほどですので、旅行時に見かけたら食べてみましょう。店によって完全にトッピングが異なるので、好みの店を見つけるまではしごするのもいいかもしれません(笑)。

糯米腸│もち米ソーセージ』とソーセージという基本形は変わりませんが、配合されるその他の具やソースはまさに千変万化。その他の具にはニンニクや香草が多いですが、売り手ごとに独自の味付けや配合がなされておりアレンジがしやすい料理のようです。レタスとマスタードソースで食べるのがアメリカ式なら、醤油とピーナッツ粉を振りかけて食べるのが台湾式、もし日本で作るならあなた独自のトッピングを追求してください。

「もし」日本でこれを作るなら、たぶん日本初になることでしょう。甘口男から何か賞を送らせて頂きます。ぜひ挑戦して、報告して下さい(笑)。



難易度:
☆☆☆(材料入手による)

調理時間:
1時間以内

【漢方】人参湯(にんじんとう)

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人参湯


体力が低下した人の胃腸障害に使う処方です。消化する力が低下していると、体のあらゆる部分に問題が起きてくるので、特に病気ではないけどなんだか お腹が弱いという人は、これを飲むといいでしょう。原典には同じ症状に『枳實薤白桂枝湯』というものも使えると書いてありますが、これは今ではほとんど使 われません。 また原典では白朮を使うことになっていますが、普通はより胃腸に効果がある蒼朮を使います。

胸の辺りに何かつかえた感じがして、どうも気持ちが悪いなどの症状がある方に非常に良く効きます。


原典:金匱要略
胸痹心中痞,留氣結在胸,胸滿,脅下逆搶心,枳實薤白桂枝湯主之;人參湯亦主之。
 枳實薤白桂枝湯方:
 枳實四枚、厚朴四兩、薤白半斤、桂枝一兩、栝蔞一枚(搗)。上五味,以水五升,先煮枳實、厚朴,取二升,去滓,內諸藥,煮數沸,分溫三服。
 人參湯方:
 人參、甘草、乾薑、白朮各三兩。上四味,以水八升,煮取三升,溫服一升,日三服。


効能:
比較的体力が低下した冷え性の人で、食欲不振、胃部停滞感、下痢など胃腸症状が低下している場合。胃腸が虚弱で、疲れやすい、尿が薄くて量が多いなどの症状がある人など。

【漢方】麦門冬湯(ばくもんどうとう)

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麦門冬湯


慢性的な咳に良く使う漢方薬です。喉が渇いていて、咳だけが長く続いているという人に良く効きます。原因不明の咳が長く続いている人は、これか『五虎湯』をまず試してみるのをお勧めします。

発作的に咳が出ると、しばらく止まらなくなるというような方に非常に良く効きます。日本でも台湾でも、若いのになぜか咳が止まらないという人にこの薬を勧めるとすごい良く効くいうケースにたくさん出会えます。咳でお困りの方はまずこの処方をお試しください。


原典:金匱要略
大逆上氣,咽喉不利,止逆下氣者,麥門冬湯主之
 麥門冬湯方:
 麥門冬七升、半夏一升、人參三兩、甘草二兩、粳米三合、大棗十二枚
 右六味,以水一斗二升,煮取六升,溫服一升,日三夜一服。


効能:
体力中等度もしくはそれ以下のの人の激しい咳で、発作的に咳が出て顔が赤くなる場合などに用いる。粘って切れにくい痰、喉の乾燥感や違和感のある場合、老人の咳など。
 

【漢方】小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

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小青竜湯


花粉症などの慢性的なアレルギーに良く使われる漢方で、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、涙などのアレルギー症状にとても良く効きます。アレルギーの薬を飲むと眠くなって困るという方には最適です。原典にもあるように心下部分に振水音がある人にはとても良く効きます。



原典:傷寒論
傷寒表不解,心下有水氣,乾嘔發熱而咳,或渴,或利,或噎,或小便不利,少腹滿,或喘者,小青龍湯主之。

小青龍湯方
麻黃(去節)、芍藥、細辛、乾薑、甘草(炙)、桂枝(去皮)各三兩、五味子半升、半夏(洗)半升 。右八味,以水一斗,先煮麻黃減二升,去上沫, 諸藥,煮取三升,去滓,溫服一升。若渴,去半夏加栝蔞根三兩。若微利,去麻黃加蕘花如一雞子,熬令赤色。若噎者,去麻黃加附子一枚,炮。若小便不利,少腹滿者,去麻黃加茯苓四兩。若喘,去麻黃,加杏仁半升,去皮尖。且蕘花不治利,麻黃主喘,今此語反之,疑非仲景意。

傷寒心下有水氣,咳而微喘,發熱不渴;服湯已,渴者,此寒去欲解也;小青龍湯主之。


効能:
気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、風邪などに伴う水のような痰、さらさらとした鼻水、鼻づまり、くしゃみ、喘鳴、咳、涙、喉の渇きなどのアレルギー症状。


鹽水雞│塩水鶏

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本日のレシピは台湾屋台でおなじみの『鹽水雞│塩水鶏』のレシピを紹介します。発音が似ているため、よく『鹽酥雞(フライドチキン)』と間違う人がいますが、こちらは衣をつけずに煮て作る冷性の料理です。

料理名にある「塩」の繁体字(旧字体)が難しい字のためものすごく複雑な料理のように見えますが、調理方法は至ってシンプル。ゆでた鶏肉を塩水で浸けておくだけ。暑い夏には最適な冷たい料理です。

屋台では同じように調理した、砂肝や腸、皮なども売られています。焼き鳥に使う部位ならどこでも同じ手法で調理できますのでお試しください。



難易度:


調理時間:
30分以内+半日

蝦仁炒蛋│エビ玉炒め

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本日は『中餐丙級證照』シリーズより、『蝦仁炒蛋│エビ玉炒め』のレシピを紹介します。卵とエビを別々に炒めてから絡めてつくるお手軽料理で、調味料で浸けたり、油で炒めたりなどの技法は一切使わずに、フライパンだけでささっと作ります。

あまりに簡単に作れるため、朝の忙しい時や急な来客で一皿増やしたい時などにも重宝するレシピでしょう。子供でも手順を覚えれば数分で作れてしまうので、料理の練習にも最適です。ぜひ覚えて活用してください。


難易度:


調理時間:
一瞬

【漢方】八味地黄丸(はちみじおうがん)

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八味地黄丸


特に足腰の痺れ、脱力感、冷えなど、下半身に活力を与えてくれる処方です。排尿の問題、特に夜間頻尿に非常に効果があるとされ、市販のハルンケアの中身はこれです。

エキス剤では抽出されにくい成分も余すところなく味わえるオリジナルの丸薬の効果を感じてください。


原典: 金匱要略
崔氏八味丸:治腳氣上入,少腹不仁。
乾地黃八兩、山茱萸四兩、薯蕷四兩、澤瀉、茯苓、牡丹皮各三兩、桂枝一兩、附子一兩(炮)。
上八味,末之,煉蜜和丸,梧子大。酒下十五丸,日再服。


効能:
中年期以降特に高齢者で、腰及び下肢の脱力感、冷え、痺れなどがあり、排尿の異常(特に夜間の頻尿)を訴える人。
疲労、倦怠感著しく、トイレの回数が減少または頻数、排尿痛、多尿、腎炎、糖尿病、陰萎、坐骨神経痛、腰痛、脚気、膀胱カタル、前立腺肥大、高血圧など。

炸雞腿│台湾式鶏もも肉のから揚げ

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本日は台湾夜食の定番である『炸雞腿│台湾式鶏もも肉のから揚げ』のレシピを紹介したいと思います。

『炸雞腿』のお店は市内いたるところにあり、一つ40-50元ほどで買うことができます。観光客にも人気ですが、もともとは学生の夜食として売られているものがブームになり、現在の姿になりました。

目の前で揚げてくれるので、注文してから10分ほど待つ必要がありますが、揚げたては衣もサクサクジューシィ。これを食べられるのなら少しくらい待つのも苦になりません。

一時期使用する油の品質を指摘され、さらには育ち盛りである子供たちへの健康への影響を問題視されメディアにこっぴどく叩かれたことがありました。今では売り上げは回復しているようですが、なかなかに複雑な裏事情があったようです。

夜市はもちろん、市内各所でドリンクスタンドなどと同じような小さなスペースで営業しているので、旅行時に見かけたら買って食べてみましょう。衣に味が付いているので、ソースなどなくてもおいしく食べられます。





難易度:


調理時間:
1時間以内

咖哩肉片│豚肉のカレー炒め

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本日のレシピは、久しぶりに「中餐丙級證照」シリーズから『咖哩肉片│豚肉のカレー炒め』の紹介です。

この料理は日本のカレーのようにスープも楽しむのではなく、あくまで豚肉メイン。下ごしらえした豚肉にカレーの味を付けて炒めた料理です。煮込む必要がないので調理も短時間で済み、もちろんご飯にぴったり合います。

筆者はいままでも何度か台湾人が家庭で作ったカレーを食べてきましたが、なぜか美味しいと思ったことはありません。そして大体は筆者が作り直すことになります(笑)。

スーパーでは普通に日本のカレールー(バーモントとかジャワとか)が売られているので、それを使って作ればそんなに失敗もなく作れると思うのですが、小さい頃から家で食べているお母さんの味にカレーのレパートリーが入っていないと、大人になってから作るのに苦労するようです。

というわけで普通にカレーを作れるという人は、台湾人の家庭にお邪魔したときに日本のカレーを作ってあげると喜ばれます。日本のルーも簡単に手にはいるので、特に準備していく必要もありません。(ちなみに肉じゃがなど甘みのある煮物は、台湾の南北で好みが分かれるようです。注意しましょう。)

実際の試験でこの料理を作るときは、台湾のカレー粉を使って作ることになります。日本のカレー粉(固形ルー)を使って作れば、台湾のものより数段美味しいものが作れますので、ぜひおためしください。


難易度:


調理時間:
30分以内。

【漢方】加味逍遥散(かみしょうようさん)

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加味逍遥散


更年期障害に効果のある処方として良く使われる加味逍遥散の散剤です。エキス剤では抽出されにくい精油成分も散剤なら余すところなく利用できます。自分で量を調節できるのも散剤ならではです。出典は和剤局方。

効能:
体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症:
冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、精神不安、イライラ、不眠、肩こり、頭痛、めまい、上半身の灼熱感、発作性の発汗、性周期に関連した精神神経症状など

茄汁鯛魚│鯛のケチャップグラタン

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本日のレシピはちょっと西洋風の中華料理『茄汁鯛魚│鯛のケチャップ和えオーブン焼き』です。非常に香ばしい香りが特徴の魚料理で、鯛以外の淡白な白身魚を使っても作れます。割りと近代に入ってから開発された料理のようです。

鯛の身の切り方によって『茄汁鯛魚柳』、『茄汁鯛魚片』などと名前が変わりますが、どれも同じ料理です。料理名には「茄汁」とありますが、茄子の汁ではなくここではケチャップ(番茄醬)を意味します。

台湾のレストランでは鯛以外の魚では作らないようですが、家庭ではタラやサケなどいろんな魚で作られます。日本で作るなら当地の新鮮な白身魚を使っても美味しいでしょう。チーズを乗せても美味しいです。

作り方から材料までかなり西洋風の料理なので、日本人なら逆にいろいろとアレンジが容易な料理でもあります。ピザ生地に載せたり、ご飯と合わせてドリアン風にしたりと、ぜひオリジナルのアレンジに挑戦してみてください。もちろんレシピ通りに作っても美味しいですよ。


難易度:
☆☆

調理時間:
30分以内

【漢方】温清飲(うんせいいん)

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温清飲


皮膚の血色が悪く、のぼせるような症状のある人の皮膚炎、月経不順、月経困難、更年期障害などに効果のある処方です。台湾では「解毒四物湯(げどくしもつとう)」とも呼ばれ、生地黄を使うことが多いようです。「四物湯」と「黄連解毒湯」を合わせた処方で、四物湯の血液を補う作用と黄連解毒湯の熱を取り去る作用など、それぞれの長所をあわせた効果を発揮します。

熱感や乾燥が特徴の皮膚炎にも効果があり、近年アトピー性皮膚炎などにも使われることが多くなりました。皮膚の熱感が強い場合には石膏を加えた「温清飲加石膏」もたびたび使われます。

顔の血色が悪くのぼせの症状がある方には非常に良く効きます。筆者もその昔ずいぶんお世話になった処方です。


効能:
皮膚の色つやが悪く、のぼせるものに用いる。
月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、皮膚炎、不眠症など。

五更腸旺│五更腸旺、台湾式四川豚モツ炒め

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本日はちょっと珍しい料理である『五更腸旺│五更腸旺、四川風台湾豚モツ炒め』という料理を紹介します。

台湾で発明された四川料理というなんとも説明が難しい料理で、日本で言う『天津飯』や『酢豚』のような、当地中華というと分かりやすいでしょうか。台湾にある四川料理のレストランなどで食べられます。もちろん本場四川省にこの料理はありません。

本場四川省でこの料理に最も近いのは『毛血旺』と呼ばれる料理で、数十年前に重慶の王さん(一説によると毛さん)という人の奥さんが、毎日廃棄される腸などの内臓や骨などの部位を何とか再利用できないかと考案した料理が元になっているとされています。通常は捨ててしまう豚の血を使った「豚血(米血糕のようなもの)」も一緒に煮込んで作り、四方に広がる光を表す「旺(食欲旺盛の旺)」の字を加えて当初は「豬血旺」と呼ばれていた料理が出来上がりました。その後この料理が有名になり、『毛血旺』と呼ばれるようになったと言われています。

どっかで聞いたことのあるような話ですが、この料理を参考にして台湾では「鴨血」、花椒、豚モツ、白菜の塩漬けなどを使って開発された料理がこの『五更腸旺』です。レシピはすでに『毛血旺』の原形を留めないほど違っており、豚モツくらいしか同じものはありません。

名前にある「五更」とは早朝3時から5時までの時間のことで、年越しのときこの時間まで元気で盛り上がって過ごそうという意味がこめられています。もともとは年越しの際に食べる年菜の一種なのです。「腸」の字には長久の「長」の意味もこめられているといいます。

今では台湾ですっかり定着してしまった四川料理である『五更腸旺』ですが、何度も言うように四川省では食べられません。もし台湾の四川料理店を訪れる機会があれば、ぜひ一度味わってみてください。

おっと、レシピを紹介したので日本でも作れるんでした…。ガスコンロと土鍋でつくってテーブルに置くと食卓が一気に賑やかになりますよ。



 

難易度:
☆☆

調理時間:
30分以内

【薬酒】五加皮薬酒(ごかひやくしゅ)

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五加皮薬酒


台湾では時々料理にも使うことのある薬種で、本ブログで紹介したレシピ『口水雞│よだれ鶏』などに少量加えると風味が増します。客家料理などにも調味料として使うことがあり、わりと万能な薬酒です。

腰膝に力を与え、精力を増し、痛みを止め、残尿感を改善するなどの効果があるとされます。非常に風味が良く、苦味も少ないので薄めて毎日の晩酌用としても使えます。

日本の漢方や中医学の専門記事でも時々紹介されているので、名前だけはわりと有名なのですが、実際に飲んだことがある人は稀ではないでしょうか?甘口男から日本の家庭でも作れるように調合済みの材料を送ります。


薬酒は通常煎じるだけでは抽出しにくい生薬の有効成分を余すところなく利用するために有効な服用法です。中国には他にも多くの珍しい薬酒の処方がありますので、興味のある方はご相談ください。「十全大補湯」の生薬を使って「十全大補酒」も作れます。


効能・効果:
体力低下、下半身の脱力感、精力低下、残尿感など。

滋養強壮、老化防止、精力増強など。

【漢方】八仙長寿丸(はっせんちょうじゅがん)

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八仙長寿丸


別名を麦味六味丸、八仙丸などといいます。六味丸に麦門冬と五味子を加えた処方で、日本ではエキス剤の保険適用がないためなかなか使われませんが、体力を回復し、皮膚を潤おす作用があるとされ、中国・台湾では滋養、強壮、健康維持、皺取り、老化防止目的でよく使われます。やせ細って体力がなく咳が長引いているような人にもよく効きます。


効能:
体力が低下しやせ細った人で、咳、吐血、寝汗、遺精、不眠などがあるもの。
皮膚乾燥、皮膚の弾力低下、体力低下による咳など。

【漢方】滋陰降火湯(じいんこうかとう)

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滋陰降火湯


痰のでない咳が長引いているときの薬として有効な処方です。顔色(血色)が悪い人で体が弱っているのに乾いた(熱性)の咳が続く人にとてもよく効きます。


効能:
喉にうるおいがなく、痰が出なくて咳き込むもの。
体力低下した人で、皮膚の色が浅黒く、咳嗽、粘って切れにくい痰などのある場合、夕方や夜間に咳がひどい場合、呼吸器疾患が長引いた場合など。

客家菜脯蛋│客家オムレツ、客家風切り干し大根の卵とじ

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今日は久しぶりの客家料理、その名も『客家菜脯蛋│客家オムレツ、客家風切り干し大根の卵とじ』のレシピを紹介します。以前紹介した『菜脯蛋│卵とじ切り干し大根』の客家料理バージョンです。

客家料理らしく少し濃い目の味付けで日本人にはこちらの方が合うかもしれません。材料を混ぜて焼くだけの非常に簡単な料理なので、時間がないときや、あと一品欲しいときに重宝するレシピです。

ちなみに切り干し大根を使わずに、普通の大根おろしを卵焼きに混ぜて作っても似たような風味で作れます。一度お試しください。かなり美味しいので一度お試しください。
 

難易度:


調理時間:
30分以内

【漢方】黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

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黄連解毒湯


その名のとおり解毒排泄の効果のある処方で、体の余分な熱を取り去り、出血を止める効能があります。同じ薬性の薬だけを組み合わせた処方ですが、それぞれ担当する経絡が異なっておりなかなか面白い処方です。二日酔いにも使ったりします。

特に胸部に溜まった悶々とした熱を取り去るには最適とされ、記載した効能以外にもいろいろと出番の多い処方です。出展は外台秘要方。


効能:
 比較的体力があり、のぼせ気味で、いらいらする傾向のあるものの次の諸症:
 喀血、吐血、下血、脳溢血、高血圧、心悸亢進、ノイローゼ、皮膚のかゆみ、胃炎、不眠、精神不安などの精神神経症状、顔面紅潮など。


【漢方】防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

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防風通聖散


ナイシトールやコッコアポなど、各製薬メーカーがこぞってダイエット薬として売り出しブームにもなった、防風通聖散の散剤です。エキス剤では抽出されにくい鉱物性生薬の成分も、余すところなく利用できます。エキス剤よりもかなり強い効果がありますが、自分で量を調節できるのも散剤ならではです。出典は黄帝素問宜明論。


効能:
 腹部に皮下脂肪が多く(いわゆる太鼓腹)、便秘がちな人の次の諸症:
 高血圧の随伴症状(動悸、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘など。


滷包│万能中華香辛料パック

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今日のレシピはさまざまな料理に使える、いわゆる『滷包』を紹介します。

ルーロウファン」から「豬腳」、「滷味」、そして「牛肉麵」にまでさまざまに使える「滷包」は、台湾ではなくてはならない調味料といえるでしょう。基本的に台湾ではスーパーや漢方薬局で購入できます。

厳密に言えば作っている薬局や、目的とする料理によって細かく処方が変わるのですが、今日紹介するのはあらゆる料理に広く応用可能な基本的なものにしておきます。

少ないと5種類ほど、多いと20種類以上も香辛料・生薬が混ざり、一般的には5-8種類ほどのものが多いようです。中に入っている香辛料の品質もまちまちで、スーパーで売られているものよりは、漢方薬局で購入した方がもちろん香辛料の品質は良いものが使われています。スーパーのものは特に桂皮の品質が悪いので、シナモンの香りが好きな方は自分で足したほうが良いでしょう。

台湾旅行時に購入して帰る方もいらっしゃることでしょう。使われている香辛料は日本でも大手スーパーの香辛料コーナーなどで手に入ると思うので、台湾料理が好きな方はオリジナルの『滷包』を作ってみてもよいでしょう。

もちろんここで紹介している香辛料はあくまで基礎の基礎。これを入り口にして中華の香辛料・薬膳の世界に踏み込んでみるのも悪くはありません。

ようこそ中華スパイスの世界へ!



難易度:


調理時間:
料理によっていろいろ

【漢方】六君子湯(りっくんしとう)

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六君子湯

胃腸薬としてよく使われる六君子湯です。手足が冷えていたり、貧血があるような方にはよく効きます。出典は万病回春。

効能:
 比較的体力が退化した人が胃腸機能が低下して、食欲不振、膨満感などを訴える場合。
 胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐など。

青蛙鮮奶│黒タピオカ牛乳

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今日は台湾の夏らしくタピオカを使ったドリンク『青蛙鮮奶│タピオカ牛乳』のレシピ紹介です。大き目のブラックタピオカに砂糖で味付けした牛乳を注いで作ります。「青蛙撞奶」などとも呼ばれますが、店の違いですね。もしかしたら商標登録されているかもしれません。

名前にある「青蛙」とはブラックタピオカがまるで蛙の卵のようなことから名付けられています。日本だと「気持ち悪い!」と絶対に受け入れられないネーミングでしょうが、この名称は台湾では広く浸透しています。とくに台湾大学傍の「陳三鼎」のものは毎日長い行列を作るほど有名で、筆者も傍を通るたびに買って飲んでいます。

台湾では飲料に混ぜるタピオカを色や大きさによりさまざまに呼びわけます。「青蛙」以外にも、「珍珠」、「波霸」、「粉圓」などが有名ですね。「珍珠」、「波霸」はもともと南部と北部のタピオカの名称の違いでしたが、今では大きさの違いを表す言葉になりました。またそれぞれに「大」や「小」などの形容詞がついたりもします。

白と黒のタピオカを組み合わせた「熊貓(パンダ)」などもあり、その他の材料と組み合わせたものはまた特殊な名前があったりで、台湾人のネーミングセンスが光ります。漢字が得意な人はそういうのも楽しみましょう。

ちなみにタピオカミルクティーは台中の春水堂と台南の翰林茶館がそれぞれ創始店だと主張しています。春水堂は白いタピオカ、翰林茶館は黒いタピオカを使ってミルクティーを作ったそうですが、両店ともに商標登録をしていなかったので、真相は不明です。しかも台湾でのブームの火付け役になったのは日本のテレビ番組というから驚きです。



タピオカは上記リンクからどうぞ。

タピオカミルクティーは80年代に台湾で開発され、90年代に流行し、今ではアジア各国だけでなく、アメリカやヨーロッパでも人気を博しています。台湾発祥の文化が世界中に浸透していく姿をリアルタイムで応援できるというのは、筆者も非常に喜ばしく思います。これからもタピオカミルクティーのますますの発展を願って!乾杯!(レシピはミルクティーではなく、牛乳です。)
 



難易度:


調理時間:
30分以内

雞腳凍│鶏脚凍(けいきゃくとう)、冷やしもみじ

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久しぶりに台湾の名産品レシピを紹介してみましょう。その名も『雞腳凍│鶏脚凍(けいきゃくとう)』、『雞爪凍』とも書かれます。日本語名の「冷やしもみじ」は筆者の命名で、正式名称ではないので悪しからず。台中のものが有名ですが、台北市内の夜市やスーパーでも売っています。

その名の通り鶏の脚を使った料理で、日本ではもみじと呼ばれる部位をスープで煮込んで調理します。冷やして食べる冷性料理の一つで、冷蔵庫で保管しておき、とりだしてそのまま食べられるのが便利です。広東料理では「鳳爪」と呼ばれ、衣を着けて蒸して食べる『醬汁蒸鳳爪』などが有名です。

その見た目から初めて食べるにはちょっと勇気が必要な料理ですが、いざ一口食べてみると鶏の脚ってこんなに美味いの!?と吃驚仰天。口に料理を運ぶ手が止まらなくなるほど。筆者の友人は台中に遊びに行くたびにこの『雞腳凍』を20箱近く買い込み、数日のうちに一人で消費してしまいます。かくいう筆者もこれを買うためだけに台中までを往復したことがあるほど。そのくらい美味しいのです。おすすめは台中逢甲夜市にある「東海雞腳凍」、詳細は記事の最後に。

ゼラチンたっぷりでプルプルの身だけでなく、太い骨の中にある骨髄にもしっかり味が染みています。身の部分を食べ終わって細かい骨を吐き出し、太い骨を噛み砕いて骨髄を吸い取って食べるまでがこの料理の一区切り、映画なんか見ながら食べるには最適です。確実に病みつきになります。

あまり食べる人がいないせいか、日本のもみじはかなり安いですね…。
 
お酒のおつまみとしてもぴったりです。本来は小麦粉から作った味露(シーズニングソース)という調味料を使いますが、レシピでは味醂で代用しているので、少々和風の味付けになります。本格的な味付けにしたい方は味露を購入して使ってみて下さい。



難易度:
☆☆

調理時間:
2時間

【漢方】漢方薬まとめ

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販売中の漢方薬をあいうえお順にまとめています。

購入希望の方はメールかフェイスブックのメッセージで
「希望する商品、郵便番号、住所、送り先名前、電話番号」を教えてください。
折り返し代金と支払い方法を記載したメールを返信します。

漢方や台湾料理に関する質問、リクエストもお待ちしています。
 

あ行

安中散(あんちゅうさん)
 散薬 100g(約7日分)  ……… 1,980円(送料込み)
 散薬 200g(約14日分) ……… 3,680円(送料込み)

温清飲(うんせいいん)
 煎じ薬 14日分 ……… 4,980円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 8,980円(送料込み)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 2,980円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 5,980円(送料込み)

か行

葛根湯(かっこんとう)
 煎じ薬  5日分 ……… 1,480円(送料込み)
 煎じ薬 10日分 ……… 2,780円(送料込み)

加味逍遥散(かみしょうようさん)
 散薬 300g(約14日分) ……… 4,980円(送料込み)
 散薬 600g(約28日分) ……… 8,980円(送料込み)

さ行

滋陰降火湯(じいんこうかとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 3,980円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 7,980円(送料込み)

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 2,980円(送料込み)(薬膳鍋作成用の材料が1回分付きます)
 煎じ薬 30日分 ……… 5,980円(送料込み)(薬膳鍋作成用の材料が2回分付きます)

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 4,580円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 8,980円(送料込み)

た行

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
 散薬 200g(約10日分) ……… 2,980円(送料込み)
 散薬 400g(約20日分) ……… 5,980円(送料込み)

な行

人参養栄湯(にんじんようえいとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 3,980円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 7,980円(送料込み)

は行

麦門冬湯(ばくもんどうとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 3,580円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 6,980円(送料込み)

八仙長寿丸(はっせんちょうじゅがん)
 丸薬 約1000粒(約40日分) ……… 9,980円(送料込み)

八味地黄丸(はちみじおうがん)
 丸薬 約1000粒(約25日分) ……… 8,980円(送料込み)

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
 散薬 200g(約10日分) ……… 3,980円(送料込み)
 散薬 500g(約22日分) ……… 7,980円(送料込み)

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 3,980円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 7,980円(送料込み)

ま行



や行



ら行

六君子湯(りっくんしとう)
 煎じ薬 14日分 ……… 3,980円(送料込み)
 煎じ薬 30日分 ……… 7,980円(送料込み)

わ行




【漢方】補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

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補中益気湯

十全大補湯と並んで補気薬としてよく用いられる処方です。出典は内外傷弁惑論。医王湯の別名がある。

効能:
消化機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質のものの次の諸症:
夏やせ、病後の体力増強、食欲不振、胃下垂、風邪、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、多汗症。
術後、病後、産後などで衰弱している場合、咳、微熱、寝汗、動悸などを伴う場合など。

【材料販売】酸梅湯(Suanmei Tang、さんめいとう)

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☆☆超おすすめ☆☆
酸梅湯

台湾の伝統飲料である『酸梅湯』の販売です。

暑気あたりや消化不良に効果があるとされ、古くは中国皇帝の夏ばて治療薬としても使われていました。これからの季節にまさにうってつけの、すがすがしい酸味と自然の甘みが美味しい薬膳ドリンクです。

そしてなによりうれしい無糖(ノンシュガー)!

さわやかな甘味は甘草のグリチルリチン由来で糖尿病の方やダイエット中の方などにも安心しておすすめできます。

台湾では焼肉などの肉料理のお供にも飲まれます。

夏は冷やして、冬は温めてお楽しみください。

潮式滷味│潮州風ルーウェイ

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今日のレシピは香辛料たっぷりの『潮式滷味│潮州風ルーウェイ』です。陳皮と月桂葉の効いた清涼感のあるルーウェイでまさに今の季節にぴったり!

台湾で食べられる各種『滷味│ルーウェイ』には、熱いままスープと一緒に食べるもの、熱いまま具だけを食べるもの、煮込んだ具を冷やして食べるものの三種類に大別できます。今日紹介するルーウェイは熱いまま具だけ、もしくは煮込んだ具を冷やして食べるタイプの物。スープは非常に濃厚なので飲用には適しませんが、その味を生かして別の料理に派生させることもできます。冷やしても食べられるルーウェイは、できたものを冷蔵庫に入れておけばいつでも取り出して食べられるので便利です。 

この手の香辛料を配合して作るタイプのルーウェイは、今まで日本では作ることができませんでした。というかレシピの紹介すらされたことがなかったのですが、これからは甘口男を通してレシピから材料まで手に入れることが出来ます。なんでもお任せください。

さて、今日紹介するルーウェイのスープは、野菜、特にタケノコやゴーヤと、豆腐、そして鶏肉との相性が抜群となっています。本来はアヒルや合鴨で作るのが潮州風なのですが、日本で作るならそこまで再現する必要はないでしょう。また、豚モツともよく合います。

まずスープの作り方を紹介し、そのあと相性のいい具の煮込み方と派生料理を紹介したいと思います。



難易度:
☆☆☆(材料入手による)
☆(作るだけなら)

調理時間:
3時間

【漢方】人参養栄湯(にんじんようえいとう)

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人参養栄湯

病後の体力低下などによく使う漢方です。風邪が長引いてどうにもすっきりしない状態や、体が弱って冷えているいる人には非常によく効きます。

効能:
病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血、慢性的な微熱、長く続く咳など。

【漢方】当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

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当帰芍薬散

婦人薬として非常に有名な漢方薬で、貧血、更年期障害、月経不順、不妊症などの治療によく使われます。

甘口男ではエキス剤ではなく生薬を粉にした散剤を販売しています。


効能:
疲労しやすく、足腰の冷えやすいものの次の諸症:
貧血、足腰の冷え、全身倦怠感、頭痛・めまい・耳鳴り・肩こりなどの更年期障害、月経不順、月経困難、不妊症、妊娠中の諸症状、習慣性流産など。


美顏玫瑰茶│美顔バラ茶

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今日紹介するレシピは美容の薬膳茶『美顏玫瑰茶│美顔バラ茶』です。バラの花を使った美容のためのお茶で、乾燥させたバラの花といくつかの生薬を混ぜ合わせて作ります。

バラは他のハーブに比べて美顔効果が突出しています。豊富な有機酸やビタミンCを含有し、美顔効果だけでなく長期的には便秘の改善や、女性ホルモンの正常化作用も期待できます。

またバラのエッセンシャルオイルは非常に高価ですが、その芳醇な香りは世界中の女性を魅了しています。今日のレシピもバラの花びらを乾燥させたものを使いますが、煮出しすぎて香気が飛んでしまわないよう、バラを入れたら短時間で飲むようにしましょう。

バラのお茶というとどうしても西洋のお茶をイメージしてしまいますが、今日紹介するレシピは中医学の理論を使った薬膳茶で、美顔に効果があるとされています。

バラの花を乾燥させたものはハーブティーのお店や、薬局の健康茶コーナーで手に入ると思いますが、その他の材料は漢方薬局で買う必要があり、作成難易度は高くなっています。興味のある方はお問い合わせください。




難易度:
☆☆☆(材料入手による)
(作るだけなら☆)

調理時間:
30分以内

【漢方】安中散(あんちゅうさん)

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安中散

日本でもおなじみ漢方胃腸薬に配合されている安中散の散剤です。実は日本の薬局で売られているエキス製剤では、安中散の有効成分のほとんどは抽出されないか揮発してしまい、思ったとおりの効果を得られないことがしばしばあります。

甘口男が販売する安中散は市販のエキス製剤ではほとんど抽出されない、桂皮や茴香などの揮発性成分や牡蛎の炭酸カルシウムが余すところなく利用できる生薬をそのまま粉にした散剤です。

出典は十全大補湯などと同じく和剤局方。これに筋肉の痙攣を抑える「芍薬甘草湯」や自律神経の調整を目的とした「四逆散」 を配合したりもします。気になる方はご相談ください。

食べすぎ、飲みすぎ、消化不良のある方にはうってつけの処方です。


効能:
痩せ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸焼け、げっぷ、食欲不振、吐き気などを伴う次の諸症:
神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー、消化不良、膨満感など。


【薬酒】周公百歳酒(しゅうこうひゃくさいしゅ)

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周公百歳酒


本ブログでも紹介したことのある薬酒の原料です。ホワイトリカーに漬け込み、数ヵ月後に完成します。日本ではなかなかお目にかかることのない高級薬酒で、日本の家庭でも作れるように調合済みの材料を送ります。

「古代中国の周公旦という名君の一族が愛飲し、三代みな100歳まで生きたと伝えられている」と紹介された近代小説に登場する薬酒で、多くの研究者によってその処方の見事さが話題になり、特に中国で愛飲されるようになりました。

薬酒は通常煎じるだけでは抽出しにくい生薬の有効成分を余すところなく利用するために有効な服用法です。中国には他にも多くの珍しい薬酒の処方がありますので、興味のある方はご相談ください。「十全大補湯」の生薬を使って「十全大補酒」も作れます。

周公百歳酒には補気、補血、補腎の要素が見事に配合されており、薬酒の王の別名を持ちます。詳しい解説は以前のブログ記事を参考にしてください。


効能・効果:
体力低下、血色不良、衰弱、栄養不足、貧血、精力低下など。

滋養強壮、老化防止、精力増強など。

【漢方】十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

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十全大補湯


本ブログでも薬膳料理として紹介したこともある漢方薬です。「四物湯」と「四君子湯」をあわせた「八珍湯」という処方に桂枝と黄蓍を加えた処方で、漢方薬を勉強するにあたって非常に重要な処方になります。出典は和剤局方。

近年では免疫力増強、外科手術後の体力回復のために使用されることが多く、夏ばてや手足のひえ、虚弱体質の改善のためも用いられます。老若男女多くの人に使用される漢方です。

台湾ではナツメや枸杞を足して、薬膳鍋としても食用されます。薬膳鍋のレシピはこちら、調理の実践編はこちら

中医では高価な人参の代わりに「党参」を使ったり、普通の黄蓍の代わりに炙黄蓍を使ったりします。処方の細かな調節にも対応しますのでメールにてご相談ください。
 

効能:
病後、術後の体力低下、疲労倦怠、顔色不良、皮膚枯燥、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血など。


苦瓜茶│ゴーヤ茶

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たまにはさっぱりと健康茶のレシピを紹介しましょう。本日は『苦瓜茶│ゴーヤ茶』の紹介です。

中国語では別名を「涼瓜」などとも呼び、夏ばてに食用したりもします。

ゴーヤ茶は一時期日本でも流行していたので、今ではどのドラッグストアでも見かけることができます。これを買えばとても簡単に飲めるのですが、実際の作り方を知っておくのも無駄ではないでしょう。実際に生のゴーヤから作れば、ティーバックやエキスで作るものよりも香りや甘みが段違いで、自然の力を直接味わうことができます。

ゴーヤは食用のウリ科植物中最高のビタミンC濃度を誇ります。ビタミンCには血管を強化し、肌の弾力を高める作用が期待できます。ビタミンCには美白効果もあるので、女性にはとことんうれしい食材ですね。またゴーヤには炎症を鎮め、体内の毒物を排出し、脂肪を減少させるという効果もあります。

中華風に調理した『ゴーヤ料理』も美味しいですが、たまにはこうして健康茶を自作してみるのもいいものです。一度家庭でも作ってみましょう。


難易度:


調理時間:
3時間

【漢方】葛根湯(かっこんとう)

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葛根湯


おそらく日本でもっとも有名な漢方処方でしょう。漢代の傷寒論という古典が基礎になっています。

風邪に葛根湯といわれるほど日本では風邪薬として有名な漢方で、発熱しながらも汗が出ない状態や、首や肩の筋肉がこわばっている状態には非常によく効きます。慢性的な肩・首筋のこりに悩んでいる方は一度飲んでみてはいかがでしょうか?


原典:傷寒論
太陽病,項背強几几,無汗惡風,葛根湯主之。
葛根湯方
葛根四兩、麻黃三兩(去節)、桂枝二兩(去皮)、生薑三兩(切)、甘草二兩(炙)、芍藥二兩、大棗十二枚(擘)、右七味,以水一斗,先煮麻黃、葛根,減二升,去白沫,內諸藥,煮取三升,去滓,溫服一升,覆取微似汗,餘如桂枝法將息及禁忌,諸湯皆仿此。
太陽與陽明合病者,必自下利,葛根湯主之。


効能:
 比較的体力があって頭痛・発熱・悪寒がして自然の発汗がなく肩や背などがこるものの次の諸症。
 感冒・鼻かぜ・へんとう腺炎・中耳炎・蓄のう症・結膜炎・乳腺炎・肩こり・腕神経痛。


【ニュース】漢方薬の販売始めます

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甘口男では今月から漢方・中医学の煎じ薬の販売を始めます。

日本の薬剤師であるHigeneが台湾で最もランクの高い生薬のみを厳選して調合、日本までお届けします。

まずは需要の高そうなものから紹介、販売していくつもりですが、未紹介のものでも処方名さえわかれば作れますので、飲んでみたい処方があればメールでお知らせください。近所に漢方薬局がない方や、あっても飲みたい処方がマニアックすぎて売っていない、いつもエキス剤を飲んでいるけど同じものを煎じ薬で飲んでみたいという方はぜひご相談ください。

また、台湾で販売されている中医学のエキス製剤も紹介、取り扱う予定です。日本の漢方とはまた異なった処方がたくさんありますので、興味のある方は期待してお待ちください。

また兼ねてより計画中だった薬酒、薬膳料理の材料セットの販売も始めます。材料が手に入らずなかなか作れなかった、あの料理、あの薬膳を日本でも堪能いただけます。特に牛肉麺で使う香辛料セットはおすすめです。

メール・SKYPEにて漢方・薬膳の相談も受け付けます。漢方・中医処方、香辛料、薬膳材料のリクエストは随時受け付けています。

台湾料理、中華料理のレシピも今まで通り毎日更新していきますので、引き続き応援ください。

観光情報まとめ

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このページでは今まで甘口男で紹介した観光情報をまとめています。

随時追加していきますので、お待ちください。また、紹介して欲しい地区があれば優先的に作成していくので随時リクエストをお待ちしております。


台北市

【信義区】

【松山区】
美食情報:台北市松山区1
美食情報:台北市松山区2

【大安区】

【大同区】

【内湖区】

【士林区】

【万華区】

【中山区】
美食情報:台北市中山区1
美食情報:台北市中山区2

【中正区】

【北投区】

【南港区】

【文山区】


基隆市

観光情報:基隆市
美食情報:基隆市

甘藷牛奶│サツマイモミルク

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本日のレシピは栄養たっぷり!夏は冷やして美味しい『甘藷牛奶│サツマイモミルク』の紹介です。

豊富なカルシウムと食物繊維、バランスのよいビタミン含有量などサツマイモの栄養素は美容にいいこと尽くし。イソフラボンも含むので女性の肌の健康や老化防止にも効果があります。

ミキサーがあればコンビニで売っているサツマイモで作れるので非常に手軽です。場所によっては夏場でも焼き芋を売っているので、氷を入れて冷やしてから飲むといいでしょう。





難易度:


調理時間:
一瞬

脆皮肥腸│豚モツとネギのパリパリ皮炒め

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本日のメニューは『脆皮肥腸│豚モツとネギのパリパリ皮炒め』です。昨日紹介した『椒鹽肥腸│豚モツの中華風竜田揚げ』に引き続き、豚モツを使った料理です。

『脆皮肥腸』は台北各所にある熱炒店のどこででも食べられるお手軽料理で、パリパリとした皮の豚モツとネギの香りがお酒と非常に合うおつまみ料理です。かくいう筆者の好物料理であり、日本の居酒屋で再現すれば人気メニューになること間違いなし!などと勝手に思っています。

ご飯のおかずにももちろんいいですが、どうしてもビールが恋しくなってしまう『脆皮肥腸』、ぜひお試しください。
 

難易度:
☆☆

調理時間:
2時間

椒鹽肥腸│豚モツの中華風竜田揚げ

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更新遅れました。スイマセン。

本日のレシピは『椒鹽肥腸│豚モツの中華風竜田揚げ』です。豚モツを長時間茹でて徹底的に柔らかくしたあと、衣をつけてサックリと揚げて作ります。

ピリリと効いた胡椒と塩が、お酒のおつまみに最適!

ビールが好きな方はレシピを見てるだけで、飲みたくなってくること間違いなしです。熱炒の店で食べられる『脆皮肥腸』も似た様な作り方ですので、また後日紹介したいと思います。

豚モツを煮込むのに時間がかかるため、少々調理時間はかかりますが、一度は家庭で食べてみたい最高のおつまみの一つです。ぜひお試しください。



難易度:
☆☆

調理時間:
3時間

三杯炒麵│三杯焼きそば

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昨日のチャーハンに引き続き、今日は『三杯ソース』を使った麺料理の『三杯炒麵│三杯焼きそば』のレシピを紹介します。図らずもシリーズみたいになってしまいましたが、三杯シリーズは今日でひとまず終わりです。

チャーハン及び焼きそばのいいところは、すこしだけ余ってしまった野菜や肉類などの材料を使って作れること。冷蔵庫の整理もできてしまいます。今日のレシピも紹介している材料はあくまで一例なので、使えそうなものは何でも使って作ってみてください。



難易度:


調理時間:
30分以内

三杯炒飯│三杯チャーハン

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昨日せっかく『三杯醤│三杯ソース』を紹介したので、本日はそのソースを使ったチャーハンのレシピを紹介しましょう。名前はシンプルに『三杯炒飯│三杯チャーハン』です。

普通のチャーハンよりしっかりした味なので、昼、夕食のメニューとして活躍してくれることでしょう。レシピで紹介している材料は一般的なものです。好みに合わせてタマネギ、ひき肉、ベーコンなどを使って適当にアレンジしてください。

三杯ソース』 ならではの醤油とバジルの香り豊かなチャーハンです。なかなか珍しい味付けですが、三杯料理が好きな方は一度試してみてください。

ちなみに三杯ソース自体には動物性の材料を使っていないので、卵と肉類さえ何とかして作ればベジタリアン向けの三杯チャーハンも作れます。興味がある方は挑戦してみましょう。



難易度:


調理時間:
30分以内

三杯醬、三杯雞│三杯ソース、三杯鶏

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本日はソースから作る『三杯醬、三杯雞│三杯ソース、三杯鶏』のレシピを紹介します。数ある「三杯」料理の基本となる三杯ソースを作り置きしていれば、いつでも、どんな材料でも、「三杯○○」料理が作れてしまいます。

レシピ前半では『三杯醬│三杯ソース』を、後半ではそのソースを使った『三杯雞│三杯鶏』 を作ります。鶏肉を別の材料に入れ替えれば他の三杯料理を作れますので、いろいろと試してみてください。

ちなみに『三杯鶏』の三杯とは調味料を一杯ずつ同じ量だけ使って作ることに由来します。その由来はなんと江西省の監獄といわれています。監獄内という劣悪な環境の中で限られた材料だけで、鶏肉を煮込んだ料理が元になっているといわれ、当初は酢、ラード、醤油を一杯ずつ使って作ったといいます。水を使わないのが特徴です。監獄では水は貴重品なので使いません。

今でも江西省の三杯鶏はこの三つの材料を使って作り、台湾で食べるものとは味が異なります。この江西省の三杯鶏がオリジナルに近い味で、いまでも当地で食べられます。

その江西省のものを客家人たちが改良し、それが台湾に伝わって来たのが今現在台湾で食べられる三杯鶏です。 酒とごま油と醤油を一杯ずつ使って作るのが本家客家風で、ショウガとニンニク、そして九層塔を入れるのも客家風です。台湾の三杯鶏はこの客家風を源流としますが、現在熱炒店で食べられるものはレシピが大きく異なります。今回のレシピはこの台湾風のもの。そのうち客家風と江西省のものも紹介したいと思います。

というわけで同じ台湾で食べても、本格的な客家料理の店(苗栗などの料理店)で食べるものと、市内の熱炒店で食べられるものは微妙にレシピが違うのです。興味がある人は食べ比べてみても面白いでしょう。


鶏肉以外の材料で作る三杯料理は…、イカ、エリンギ、白身魚、タケノコ、牛筋、カジキマグロ、豆腐、臭豆腐、羊肉、牛ばら肉、蛙肉、兎肉…など非常にたくさんあります。色が白くてある程度歯ごたえのあるものなら何でも使えそうです。日本の材料で作ってもきっと美味しく作れると思います。

慣れてきたら調味料の配分を変えてみてください。あなただけのオリジナル三杯料理を追及しましょう。バジルの代わりに紫蘇を使ってみるとかね!


難易度:
☆☆

調理時間:
1時間以内

 
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