藥膳麻辣鍋│薬膳激辛鍋
日本の一般家庭で作れるかどうかはさておき、本日は中薬材をふんだんに使った薬膳鍋を紹介します。よく言えば滋味あふれる、悪く言えば薬臭いスープが特徴の鍋料理で、スープを飲むだけで体の心から温まる料理です。今回は唐辛子を使った辛口の薬膳火鍋ですが、唐辛子を抜けば辛くない薬膳鍋となります。台湾では市中そこかしこに漢方薬局があるので、日本に比べて中薬材(漢方薬)が手に入りやすく、麻黄などの特殊な材料を除き普通の人でも簡単に購入できます。
今回の火鍋で使う薬膳材料も、普通の漢方薬局で材料が手に入るので、台湾では材料の入手に困ることは無いのですが、日本で普通の人が家庭で作るのはかなり難しいでしょう。こればかりは医療制度の違いなのでいたしかたないですね。
というわけで、日本の家庭で作るにはなかなか難しいとは思いますが、こういう料理もありますよということで、台湾の薬膳火鍋のレシピを紹介したいと思います。どうしても家庭で作りたい!というかたはメールいただければ材料お分けします。
難易度:
☆☆☆
調理時間:
3時間
材料1:
党参 ……… 10g
黄耆 ……… 20g
ヒゲ人参 ……… 10g
川芎 ……… 10g
大棗 ……… 35g
枸杞子 ……… 10g
竜眼肉 ……… 20g
材料2:
中華スープ ……… 1500cc
酒 ……… 200cc
材料3:
ごま油 ……… 50cc
乾燥唐辛子 ……… 6本
生姜 ………10g
材料4:
豚バラ肉 ……… 300g
白菜 ……… 400g
エノキ ……… 100g
豆腐 ……… 1丁
レンコン ……… 150g
その他好みの具 ……… 適量
調味料:
塩 ………少々
作り方:
1.材料1の生薬をティーパックに入れ、材料2の中華スープと酒の入った鍋に入れ火にかけて2時間煮込む。途中煮詰めて減った分の水を適宜足す。
2.材料2の乾燥唐辛子はぶつ切りにする。生姜はスライスする。 材料4の各種材料を食べやすい大きさに切り分ける。
3.熱した鍋にサラダ油(分量外)を引き、材料3の唐辛子と生姜を炒めて香りを出す。作り方1のスープを注ぎ、ベースとする。
4.ベースのスープに材料4の具を加え、沸騰させて具に火を通す。塩で味を整えて完成。
Point:
材料さえそろえば非常に簡単な料理ですが、日本では生薬を手に入れるのが難しいと思うので星を3つにしました。煮込むときにトマトや大根を加えたり、出来上がりに少量の醤油で味付けをするなど、各自アレンジしてください。
唐辛子は使わなくても作れます。その場合は名前を『薬膳火鍋』とでもしましょうか。この他たくさんの同名の別のレシピがあります。台湾では漢方薬局でこの手の薬膳料理のレシピを教えてもらえることもあるので、旅行時に聞いてみてもいいかもしれませんね。
生薬の読み方は
党参│とうじん
黄耆│おうぎ
ヒゲ人参│ひげにんじん(朝鮮人参のヒゲ根部分のことです)
川芎│せんきゅう
大棗│たいそう
枸杞子│くこし
竜眼肉│りゅうがんにくです。
材料が必要な方はメールかコメントでご連絡ください。
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