鳳梨酥(2)│パイナップルケーキ(2)
ここ数週間なぜか『鳳梨酥』のレシピへのアクセスが非常に多く驚いています。前回のものは日本でも作れるよう多少アレンジはしていますがかなり難しめのレシピなので、見てくださった方は作るのに四苦八苦しているのでは、などと余計な心配をしてみたり…。
というわけで、本日はパイナップルケーキの作り方2です。前回のレシピはギーを分離して、パイナップルの果肉を煮詰めて…と、パイナップルケーキの中も外もかなり手間のかかるレシピでした。本格的ではあるのですが、通常のお菓子作りを趣味にしていらっしゃる方が、週末のお菓子作りで挑戦するには少々難しすぎたのではないかと思います。
というわけで、せっかく鳳梨酥│パイナップルケーキを作りたいと思ってこのブログを見てくださった方のために、普通の材料で作る簡易版、でもおいしいパイナップルケーキのレシピを紹介したいと思います。
今回はパイナップルだけで無くいろんな餡の味を好みで楽しめるようにアレンジしております。実際に台湾では贈答用にいろんな味の「パイナップルケーキ(?)」が売られており、筆者も大好きなお菓子です。普通のケーキの材料で作れるようになっておりますので、前回のレシピじゃ難しい!と思った方はぜひこちらで作ってみてください。
前回のレシピはこちら。
最後に台湾語・中国語の動画を紹介していますので、作る時の参考にしてください。
難易度:
☆☆
調理時間:
2時間
材料1:(16個分)
バター ……… 200g
砂糖 ……… 60g
卵 ……… 1個
小麦粉(薄力粉) ……… 300g
粉ミルク ……… 60g
粉チーズ ……… 20g
材料2:
生餡 ……… 500g
(大手スーパーや通販で買えます)
(インゲン豆から自分でも作れるそうです。→参考)
パイナップルジャム ……… 200g
卵黄 ……… 3個分
小麦粉 ……… 適量
調理器具:
方形クッキー型 ……… 16個
(5×5cmほどのもの、星型、クローバー型などある程度高さがあれば何でもよい)
作り方1:(皮)
1.バターはブロック上に切り、室温で放置して柔らかくしておく。粉類はあわせてふるいにかける。ふるった粉にバターの塊、卵を入れへらでよくかき混ぜる。手に粘りつかないくらいの柔らかさになったらボール上に丸めておく。
作り方2:(餡)
2.卵を3個茹でて卵黄のみを取り出す。
3.生餡を裏ごしし、パイナップルジャムを加える。茹でた卵黄を裏ごしして少しずつ餡に加え固さを調節する。皮よりすこし固くなるくらいまで茹でた卵黄を加える。(→Point)
作り方3:
4.打ち粉をし皮と餡を棒状に伸ばす。皮と餡の棒を半分に切り、更に半分、半分に切って16分割する。
5.皮に餡を包み、クッキー形に入れ200度のオーブンで12-15分ほど焼く。途中焦げるようならホイルで蓋をする。
6.型からはずして完成。
Point:
生餡とはインゲン豆から作った白い餡に砂糖を加える前の状態のものを指します。スーパーで白いさらし餡が手に入ればそれに水を加えて使ってもよいでしょう。
普通のスーパーでは生餡は手に入らないかもしれません。生餡の代わりにパイナップルジャムに卵黄と小麦粉、グラニュー糖を加えながら固さを調節していっても作れると思いますが、ジャムのメーカー毎に小麦粉の量が変わってくるので一概に何gとはいえません(おそらくジャムと同重量より多め)。皮よりすこし固くが目安です。
パイナップルジャムをイチゴやブルーベリーのジャムで代用すれば、そのジャム味のパイナップルケーキ(?)が作れます。梅ジャムや、普通のあんこで作ってもおいしいでしょう。
茹でた卵黄は水分の調節のために入れています。最初から十分な固さなら加えなくても作れます。
皮は前回のレシピよりも数段簡単だと思いますので、中の餡さえもう少し簡単に作れれば…。ちなみに台湾では中に詰めるパイナップル餡をスーパーで買えます。
一度成功すれば、後はジャムを入れ替えるだけでいろいろな味を楽しめます(と思います)。
こうやって作って成功した、ここで失敗した、この材料の量がおかしい、こうすればもっと簡単だよ、などご意見や感想があれば、ご連絡ください。常にレシピを改良していきたいと思います。
前回の餡と今回の皮を組み合わせても作れます。
参考動画:
(台湾語、中国語字幕)
長いですが、作り方の省略が無いので参考になります。
こちらは皮にココナッツミルク粉を加えています。
市販のパイナップル餡を使っているのが、惜しいですね。
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