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花卷10、巧克力千層糕│花巻9、チョコレート千層ケーキ

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難易度:☆ 調理時間:3時間
アレンジ花巻シリーズ、第十弾は『花卷10、巧克力千層糕│花巻9、チョコレート千層ケーキ』のレシピです。基本の『花巻』をお菓子としても食べられるようにアレンジした料理で、チョコレートペーストを何層にも織り込んで蒸しケーキを作ります。

紫米湯圓│白玉入り紫米粥

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾の家庭料理『紫米紅豆湯圓│白玉入り紫米粥』のレシピを紹介します。紫米を炊いて作る甘い粥に白玉団子を浮かべて作るデザート料理です。日本では粥を甘くするという発想はなかなか出てきませんが、中国では古くから食べられているデザートです。

記事は後日!

黑芝麻卷│香港式ゴマ巻き

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難易度:☆ 調理時間:30分以内
香港の伝統料理『黑芝麻卷│香港式ゴマ巻き』のレシピを紹介します。黒ゴマをクワイ粉と合わせて糊状にし、蒸して火を通したものをくるくると巻いた伝統料理です。香港ご当地では「菲林卷(フィルム巻)」と呼ばれ親しまれています。日本で作っても見た目の面白さから喜ばれそうです。

別名の「菲林巻」の菲林(Fei lin)とは一昔前までのカメラで使われていたフィルムのことを指します。静止画だけでなく動画撮影にも使われたロールフィルムは、それまでの写真乾板に取って代わり一大産業を築きました。

ロールフィルムの発明は映画の発明とほぼ同義です。開発当初はセルロイドを利用したフィルムが主流で、その易燃性が非常に問題となりました。それを改善したアセテートフィルムは劣化しやすく保管に注意が必要でした。さらに90年代からポリエステル製に置き換えられ、フィルムカメラは一世を風靡しますが、近年はデジタルカメラに押され世界的な多くのフィルムメーカーが倒産、または事業転換を余儀なくされました。日本のフィルム最大手だった富士フィルムが現在医薬品事業を行っていることを20年前の誰が予測できたでしょうか?最盛期(1998年ころ)は日本国内だけで毎年4億本以上生産されていたフィルムは、2010年には3400万本まで生産量が落ち込んでいます。現在は…さらに少なくなっていることでしょう。

しかしフィルムカメラが完全にデジタルカメラに取って代わられた…、という時代も今は昔、そのデジタルカメラの出荷台数も近年減少傾向にあります。その最大の理由が携帯電話のカメラ性能がアップしたため。デジタルカメラよりはるかに性能で劣るはずの携帯電話のカメラは、ハードウェア性能よりもむしろソフトウェア性能を伸ばすことでシェアを拡大しています。

お持ちの携帯電話に複数のカメラアプリが入っているという人も珍しくないことでしょう。携帯電話のカメラはSNSとの連携やシェア機能を追求したものが多く、自動で画像を修正してくれたり、加工しえくれたりと、「写真を撮る楽しみ」をそのまま形にしたようなものが多いのです。

フィルムの開発も、カメラの普及も、デジタル化も、携帯カメラの進化も、すべては人間の「視覚情報を形に残したい」という根源的な欲求から来ています。もっと遡れば自分の見た事物を他人に伝えるために「言葉を生み出した」のがカメラの元祖なのかもしれません。視覚の部分を聴覚や味覚などに置き換えれば、今後の新しい発明を先読みできるかもしれません。10年20年後にはどんなアイディアが、どんな形で、どんな欲求を満たすために表れるのでしょうか。楽しみですね!



小米粥│アワ粥

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
古代より連綿と受け継がれてきた伝統食『小米粥│アワ粥』のレシピを紹介します。料理名の通りアワをお粥にした料理です。現代風にオートミールを少量浮かべてアクセントにしています。砂糖や黒糖を加えて甘く作り、デザートとして出してもよいでしょう。

アワは学名を Setaria italica 、日本語では粟の字を当てますが、現代中国語では「小米」と表記します。アワは古来より世界中で栽培されてきた穀物で、地域によっては稲作よりも古い歴史を持ちます。もともと「米」の字はアワを指していたと考えられており、中国最初期の酒もアワを利用して作られたものです。中国中北部では古代文明の時代から唐代あたりまで、主食といえば米ではなくアワでした。

アワは通常の植物が気孔を閉じてしまい光合成が難しくなってしまうような乾燥、高温地域でも、光合成機能を維持できるC4型光合成能という機能を持ちます。単位面積当たりの収穫カロリーはイネや小麦よりも低いのですが、早ければ3か月ほどで収穫が可能で栽培も容易なため、今でも各地で栽培が続けられています。ただし連作障害を起こしやすいので、それなりに農薬が必要です。日本では稲作と同じくらいの歴史があり、いわゆる「五穀豊穣」の五穀の一つに数えられています。

台湾では伝統的にアワで作った「小米酒(アワ酒)」を祭祀に用い、現在でも一定の需要があります。さすがに米を主食としている現在は、米で作った酒のほうをおいしく感じてしまいますが、小米酒は小米酒なりの良さというものがあります。興味がある方はたいていどこの商店にも置いてあるので台湾訪問時に挑戦してみましょう。醸造方法を工夫すればもっとおいしく作れそうです。

同量のコメよりも低カロリーでミネラル分を多く含むことから、近年台湾では健康食としての需要が高まっています。スーパーの穀類コーナーの片隅にアワがおかれていることも多いです。日本でも手に入れやすいと思うので、いろいろな料理に使ってみましょう。

まずは基本の粥の作り方を覚えましょう。



鮮奶南瓜湯│カボチャミルク

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難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭で作られる温かいデザート『鮮奶南瓜湯│カボチャミルク』のレシピを紹介します。煮込んだカボチャを温かい牛乳に浮かべたデザートで、冬は暖かく、夏は冷やして食べます。ほっこり甘いカボチャのスープです。

カボチャは漢字で南瓜と書きますが、中国北東部産の細長い品種を北瓜と呼ぶことがあります。同じカボチャなのに南北と全く反対の漢字を当てることがあるのは面白いですね。

英語では「Pumpkin(パンプキン)」…と呼びたいところですが、 こちらは皮が黄色いもののみの呼び方で、緑色のものは「squash(スクォッシュ)」と呼びます。中身ではなく皮の色で区別するので注意しましょう。日本のカボチャはほとんどが「squash」になります。

カボチャは中国の本草書≪本草綱目≫にも記載があります。ちょっと抜き出してみましょう。

第二十八巻 菜之部三

南瓜 

【集解】
時珍曰︰南瓜種出南番,轉入閩、浙,今燕京諸處亦有之矣。三月下種,宜沙沃地。四月生苗,引蔓甚繁,一蔓可延十餘丈,節節有根,近地即著。其莖中空。其葉狀如蜀葵而大如荷葉。八、九月開黃花,如西瓜花。結瓜正圓,大如西瓜,皮上有棱如甜瓜。一本可結數十顆,其色或綠或黃或紅。經霜收置暖處,可留至春。其子如冬瓜子。其肉濃色黃,不可生食,惟去皮瓤瀹食,味如山藥。同豬肉煮食更良,亦可蜜煎。按︰王禎《農書》云︰浙中一種陰瓜,宜陰地種之。秋熟色黃如金,皮膚稍濃,可藏至春,食之如新。疑此即南瓜也。
 【氣味】
甘,溫,無毒。
時珍曰︰多食發香港腳、黃膽。不可同羊肉食,令人氣壅。
 【主治】
補中益氣(時珍)。

最初は栽培方法が書かれており、後半にその味や調理法などが記載されています。味はヤマイモの陽で、豚肉と一緒に調理、また蜜で煮込むとよいと書かれています。現在の調理法とほとんど変わりませんね。無毒ですが食べすぎると「水虫」を誘発したり、羊肉と一緒に食べると「胸焼けする」とも。当時の迷信でしょうが、一応気にしておきましょう(笑)。

それではレシピです。



豆漿烤布丁│豆乳焼きプリン

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
豆乳で作るデザート『豆漿烤布丁│豆乳焼きプリン』のレシピを紹介します。牛乳でも同じように作れますが、豆乳で作ると風味が異なります。牛乳と豆乳の二層で作ったり、黒大豆の豆乳で作ったりといろいろ試してみましょう。

プリン(pudding)の語源は古代英語の puduc で、もともとは「腫物」を指す言葉であったそうです。これが腸詰や蒸し料理などを指す pudding となり、近代に入ってからその形状から現在のいわゆるカスタードプリンを指すようになりました。

現在のお菓子のプリンからは想像もつきませんが、もともとのプリンは腸詰、つまりソーセージが元になっています。中身が甘くなり、脂肪分が減っていき、ついには腸詰ですらなくなり、17世紀ころにクリスマスに食べられるケーキ(!?)となりました。このクリスマスケーキはプラムプディングなどと呼ばれ、ラードや小麦粉をたっぷりと使い、ドライフルーツ(主にプラム)をたっぷりと使ったどっしりとした蒸しケーキ(オーブンで焼くとイギリス風)で、形以外、味も色も食感も何もかもが今のプリンは異なります。中に指輪などの小物を混ぜ込み、ナイフを入れたときにあたった小物で来年の運勢を占うという風習もあったそうです。

さらにカスタードの製法が発達し、しまいには小麦粉を使わなくなり、卵と牛乳をベースに作る現在のプリンが作られます。もう全くの別料理なのですが名前が変わらなかったため、その歴史がソーセージまで遡れてしまうという奇妙なことになってしまいました。

そして現在、牛乳すら使わずに作る様々なプリンが生まれました。その一つが今回紹介する『豆乳プリン』です。ここからさらに卵が抜けてゼラチンで固めたものなどもあるという、動物性の材料ゼロのソーセージの変化した料理とは思えない進化を遂げています。

アジア人にとって『プリン』はプルプルの卵色デザートのイメージですが、西洋の人たちにとって『プディング』はクリスマスケーキだったり、ソーセージや蒸し料理一般を意味したりと非常に幅広い概念を持っています。カルチャーギャップにならないよう覚えておきましょう。ヨーロッパ人の友人ができたら、「あなたの国のプディングってどんなの?」と聞いてみると面白そうですね。



黑糖粉粿│黒糖わらび餅

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾伝統のお菓子『黑糖粉粿│黒糖わらび餅』のレシピを紹介します。デンプン粉で砂糖水を固めたお菓子で、『豆花』のトッピングなどとしても食べられます。正確には『わらび餅』とは違うのですが食感も見た目も似ているのでそうしています。『くずきり』でもよかったかもしれません。

『粉粿』はもとは広東料理の一種で、餃子のようにたれをつけて食べます。これが台湾に伝わりなぜかデザートとなりました。台湾の『粉粿』はその食感以外に元の料理の影も形も残していません。まったく台湾独自の料理と言ってもよいでしょう。発音は台湾語で「フングイ」のように言います。中国語の発音でフェングオと言っても台湾では通じないかもしれません。

本家本元の『わらび餅』はその名の通り元々ワラビから採れるデンプンを使って製造します。『くず餅』はクズから採れるデンプンを、そして『粉粿』のような中国南部の伝統菓子はレンコンから採れるデンプンで製造するのが古来の作り方です。

ワラビからデンプンを生成するのはものすごく手間暇がかかります。まず冬の寒い時期にワラビの地下茎を掘り出し、叩いてほぐした後何度も何度も水にさらしてデンプンを抜きます。生成に十日以上かかる上、10kgのワラビの地下茎からわずか70gほどしかワラビ粉が採れないそうで、生産者は年々減り続けているのだとか。クズも同じくらい手間がかかりますが10kgから200gほど取れます。

レンコン粉はレンコンを天日干しにしてそのまま乾燥させたものなので、安く大量に作れます。もちろんレンコンの色をしているのですが、漂白されたものを使えば一応『わらび餅』もどきのようなものはできます。今回は無漂白のものに黒糖を加えて作るのでそれほど色は気にならないと思います。

わらび餅』も『くず餅』も、『粉粿』もいまではタピオカデンプンやジャガイモデンプンをつかってつくられることが多くなりました。大量消費するのなら仕方のないことですが、ぜひ一度それぞれ本物の原料を使って作ったものを味わってみてください。

レンコン粉は日本でなら買うより自作したほうが安いです。薄切りにして天日干し、乾燥したら粉砕で簡単に作れます。

それではレシピです。


芋頭酥│紫芋団子

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難易度:☆ 調理時間:2時間
前回紹介した『芋泥』を使って作る団子『芋頭酥│紫芋団子』のレシピを紹介します。サクサクのパイ生地で前回紹介した芋餡を包んで作るお菓子です。お菓子作りが得意な方はぜひ挑戦してみてください。

前回、前々回は料理と関係ない台湾の刑法についてちょこっと書きました。面白かったという人も割と多かったので、今回は民法について。

中華民国の民法は中華民国が成立してからしばらく後の1931年に施工されました。とはいえ当時の台湾は日本領土、台湾で施工されていた民法は日本の民法です。日本統治時代の台湾では当初から1923年までは台湾の旧習に則った民法が施行されていました。この時期を律令民法時代と呼びます。日本の民法が施行された1923年から終戦までは日本民法時期です。そして国民党が遷台後ようやく現在の中華民国民法が台湾に持ち込まれました。

日本の民法も中華民国民法もドイツ民法を踏襲したもので、台湾の日本統治が終わってから中華民国政治が始まってからも大きな混乱は起きませんでした。戦前の台湾には日本語の法学文献や判例を読みこなせる法律家が多数おり、中華民国統治が始まってからも当時の日本の最新の判例や研究を読みこなせる人が台湾には多数残っていました。このため70年代頃までは台湾の民法は日本の法律研究の後を追う形で、最新学説に言語上の問題なく触れることができたのです。その後ヨーロッパに留学していた研究者らが最新の学説を直接持り始めたことにより、日本統治時代以前から残る台湾の旧習、特に家族意識や男女意識に大きな影響を与え始めました。例えば台湾に根強く残る家長絶対優位制度や、男女差別が法律上は解消されていきます。実生活上はまだまだ家長優位制度が色濃く残っていますが、揉めたときに裁判所に調停を依頼すると(旧習からすれば)男性側に著しく不利な判断がなされることが多いです。

ドイツ民法を受け継いでいるはずの台湾民法の最大の特徴(?)は、前にも書きましたが不動産として土地と建物が分離していることです。(これは日本の民法も同じです。)これにより土地と建物の所有権を別々に移転することが可能なので、遺産相続の裁判時などに本家のドイツにはない判決が出たりします。あとは建築途中の家屋をいつから独立した不動産とみなすかなど、面白い研究もあります。

台湾と日本の民法で大きく異なる点といえば「債権の移動」が代表として挙げられます。日本の民法では双方で譲渡の意思の確認が取れた場合にすぐに債権が移動します。例えば抵当に入っている物件があり、債務不履行があった場合はその抵当物件はすぐに債権者のものとなります。(もちろん後日登記の変更は必要ですが)権利自体は双方の意思による時点で債務者から債権者に移動するのです。対して台湾の民法では登記を移転してはじめて債権者の手に抵当物件の権利が移動することになります。どちらが良いかはケースバイケースですが、ほかの法律と矛盾が生じたりもするので今なお研究がおこなわれています。


あとは必要以上に土地耕作人を保護する規定が散りばめられているのも特徴と言えるでしょう。

他にもいろいろあるのですが、どんどん難しい話になりそうで、筆者のキャパシティーを超えるものも多いのでこの辺にしておきます。興味があれば自分で調べてみてください。


それではレシピです。


芋泥│芋餡

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難易度:☆ 調理時間:2時間
台湾、福建地方の伝統菓子、そして多くの台湾料理に餡として使われる『芋泥│芋餡』のレシピを紹介します。伝統的には蒸したサトイモとラードに砂糖を混ぜて作ります。単独で食べてもよし、饅頭の餡にするもよし、その他のデザートの材料にするもよしの万能食材です。台湾でならスーパーで完成品が売っていますが、日本では手に入らないので自作しちゃいましょう。

前回に引き続き台湾の刑法についての小ネタを。

今回は金銭犯罪、英語でいう Property Crime をざっくり見てみます。日本の現行刑法では大別して五つの「財産に関する罪」が刑法で規定されています。窃盗・強盗、詐欺・恐喝、横領、盗品等関与、そして毀棄・隠匿の罪です(背任罪が入ることもあります)。最後の二つはちょっと難しいので、よく知られている最初の三つ、窃盗・強盗、詐欺・恐喝、横領についてみてみましょう。(というか筆者の修論のネタです(笑))。

まずはそれぞれ日本語:繁体字の対比で見てみましょう。窃盗:竊盜、強盗:強盜、詐欺:詐欺、恐喝:恐嚇(恐嚇取財得利)、横領:侵占となります。恐喝と横領がちょっと違いますね。恐嚇だけだと恐喝と脅迫両方の意味を含むので、正式名は恐嚇取財得利罪と言います。(ちなみに盗品等関与罪は贓物罪、毀棄・隠匿の罪は毀損罪となります。)

中華民国刑法ではさらに搶奪罪、海盗罪と呼ばれる罪があります。 搶奪は相手が無反応のうちにある程度の暴力を持って財産を盗む罪(例えば路上でいきなりバッグを奪い取るなど)、海盗は海上での強盗、いわゆる海賊行為の罪です。
 
窃盗、強盗、詐欺、脅迫、横領それぞれの罪の違いが判りますか?詐欺と横領の違いがちょっと複雑ですが、実際は明確な違いがあります。ここでは解説しないので興味のある人は自分で調べて分別できるようにしておきましょう。いつか役に立つかも…です。

これらの罪の中で最も多いのはもちろん窃盗です。世界のあらゆる国・地域で最も発生率の多い刑法犯罪で、警察に届けられないものを含めると実際に報告されている数の数十倍が発生していると考えられています。これらの財産犯罪、実は財産犯罪の発生率と警察の数とはあまり相関関係がなく、人口に比例して一定数発生するものだと考えられています。警察がたくさんいるからといって財産犯罪が減るわけでもないのです。

どれもお金や財産に関する罪のため、いくつかの経済指標と相関があります。景気がいいと増える犯罪、悪いと増える犯罪、どれがどれにあたると思いますか?また地域の都市度、要は田舎か都市かで増える犯罪、減る犯罪があったり、教育程度や経済格差が原因となる犯罪もあります。いい頭の体操になるので、何がどうなると犯罪が増える/減るのか考えてみましょう。 頭を使うと甘いものが食べたくなります。

そんな時はこの料理が一番です!




綠豆椪│台湾まんじゅう

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難易度:☆ 調理時間:2時間
新年や中秋節などのハレの日に食べられる月餅の一種『綠豆椪│台湾まんじゅう』のレシピを紹介します。白餡を使った伝統的な『綠豆椪』と豚肉をつつんだ肉まんのようなレシピの二種類を一気に紹介です。その形状からまれに『緑豆凸』とも呼ばれます。

日本では「でこぼこ」と呼ばれる漢字「凸凹」、音読みは「とつ、おう」、中国語では Tu1 ao1 と発音します。単独の漢字だと凸レンズ(中国語では凸透鏡)、凸面、凸版印刷など面の形状を表すときに使います。

凹だけはごくまれに中国の地名に使われることがあり、その場合はwa1と発音します。もともと「洼」という漢字の代わりに使われるようになったもので、地形的には川によって浸食されてくぼんだ土地を指します。四川省あたりにいくつかこの漢字を使った地名があるので興味がある人は地図ソフトで探してみましょう。またごくまれに動植物の名前に含まれていることも。

日本ではその形状からデザイン的な使われ方をすることも多い漢字ですが、中国でも事情は同じようです。中国では設計やデザインの会社名などにも使われることが多く、この点の漢字を通したイメージは日本人と同じものがありそうです。

あと中国語には四角號碼(輸入法)という漢字のコードやそれを使っての漢字を入力する方法があります。四角號碼は一つの漢字につき、その形状によって最大五ケタの数字を割り当てたものです。王雲五という人によって発明されました。この四角號碼では数字の7が「角」を表す形状に対応しているのですが、「凸」の四角號碼は「77777」、「凹」は「77770」 。凸は角角角角角!凹は角角角角横!という非常に武骨なコードになっています(笑)。それにしても角角角角角!と言われたら確かに凸凹の漢字を思い浮かべてしまうかもしれません。ゲームのネタにも使えそうですね。

それではレシピです。


椰子雪花糕│ココナッツ餅

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難易度:☆ 調理時間:数日
中国南部のお菓子『椰子雪花糕│ココナッツ餅』のレシピを紹介します。ココナッツミルクと牛乳をコーンスターチで冷やして固め、ココナッツパウダーをまぶして作ります。調理時間のほとんどは冷蔵庫で冷やす時間で、実際の調理は10分かかりません。

ココナッツはヤシ科ココヤシ(学名 Cocos nucifera)の果実です。中国語では植物を椰、果実を椰子と言います。客家語では椰仔です。もともと地中海原産の植物ですが、果実は海流に乗って数千キロも漂流し、漂着先で発芽することが可能なため世界中の熱帯で生育しています。台湾でも栽培されており、果実にストローを刺してそのまま飲用するココナッツジュースは夜市の定番です。

葉から果実の繊維までほとんど捨てるところなく利用できる有用植物です。近年の研究によるとココナッツオイルから格安のバイオディーゼルすら生産できるようになっており、フィリピンでは実際に使用されています。

果実内部のココナッツジュースは人体の血清成分と非常に似た組成で無菌であり、緊急時にはそのまま点滴に使うことができます(もちろんほかの医療手段がない時などの緊急時にしか使いません)。確かジャッキーチェンの映画でそんなシーンがありましたね。

タイ南部では訓練したサルを使って椰子の実を採取します。椰子の実の殻は繊維が幾重にも折り重なって相当固く、特殊な器具や機械を使って開けます。火にくべておくと自然と割れるそうなので、無人島で道具なしで生活することがあれば試してみましょう(笑)。

そんなココナッツを使った中国のお菓子です。モチモチの食感をお楽しみ下さい。


八寶梨罐│八宝梨缶

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難易度: 調理時間:1時間以内
山東料理からちょっと珍しい中華デザート『八寶梨罐│八宝梨缶 』のレシピを紹介します。皮をむいて中をくりぬいたナシに、もち米と各種フルーツを詰めて加熱して作る料理です。器になっているナシごと食べます。一度冷やしてもおいしいので、興味がある方は挑戦してみましょう。もち米の代わりに白玉などを詰めてもよさそうですね。

もともとこの料理は現在の山東省煙臺市の縣級市である萊陽市の名物料理です。萊陽の名産品である「茌梨」と呼ばれる品種のナシを使って作ります。茌梨は中国ナシの一品種で、明末から清代初期にこの地で栽培が始まり、朝廷へ献上されていました。庶民が口にできるようになったのはここ100年ほどの話です。大型の物は800gを超えるサイズとなります。日本で再現するなら二十世紀などの中~大型のナシを使って作りましょう。

中国で栽培されているナシは、正確には日本のナシとは異なる種で、チュウゴクナシと呼ばれます。中国語では日本のナシ Pyrus pyrifolia を「水梨」、「日本梨」、「沙梨(標準中文名)」などと呼び、自国のチュウゴクナシ P. bretschneideri は「鴨梨」、「白梨」と呼び分けます。ちなみにセイヨウナシ >P. communis はそのまま「西洋梨」です。台湾の市場ではほとんどが水梨か西洋梨、ごくたまに白梨を見かけます。

日本ではナシは弥生時代から食用にされていたようで、かなり歴史のある食材です。中国ではさらに古くから食用にされていたと言われています。

砂糖がなく、甘いものといえば果実くらいしか手に入らなかった時代、ナシの実は庶民にとって最高のごちそうだったことでしょう。歴史ある料理ですが昔の人の気持ちになって食べてみるとまた違った発見があるかもしれませんね。




心太軟|ナツメケーキ

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
中国の伝統デザート『心太軟|ナツメケーキ』のレシピを紹介します。現代風にアレンジされえたものも数多く出回りますが、今回は古方に則ってナツメに米粉の生地を挟んだもののレシピを紹介します。古くは不老長寿の実とも言われたナツメの栄養をたっぷり取り入れましょう。

『心太軟』は伝統的なナツメを使ったデザートの名前ですが、その字義である「心(芯)がとろけるくらい軟らかい」から洋菓子『チョコレートフォンダン』の中国語名としても使われます。小型のチョコレートケーキの中からチョコレートが流れ出してくるアレです。今回紹介する『心太軟』とは同名の別物なので覚えておきましょう。

今回は台湾の選挙報道について紹介します。

今回の台湾総統選、立法委員選をはじめ、統一地方選などの重要な選挙では、各ケーブルテレビ局がこぞって開票の行方を実況します。ほとんど全ての投票所兼開票所にメディアのバイトが手配され、開票の途中経過と結果をテレビ局に伝えるのです。各局はその結果をリアルタイムで計算して報道している…はずなのですが、いつもいつもその途中経過には大きな疑問符がつきます。

どの選挙区を見ても「こんな接戦なの?」と思う数字が並ぶのです。

いくつか例を見てみましょう。どれも開票開始1時間半時点の報道画面です。









どうでしょう?こんなシーソーゲームを報道されたらテレビにかじりついてしまいます。が、これは視聴者をひきつけるためのテレビ局の巧妙なトリック。

桃園4、5、6選挙区では最終的にこの時点で得票率通り僅差で選挙が終わりましたが、その他極僅差の新竹県や北市(台北市)3、4、5では、最終的にかなりの得票差がついて終わりました。新竹県や北市5などは結果が逆転しています。特に注目どの高い選挙区の結果は途中まで僅差で、結果がめまぐるしく入れ替わり、最終的にどちらかが勝つという報道のされ方が多いようです。というか、必ずそうなります(笑)。
 
日本では各局独自に投票所で出口調査を行い、その結果から「当選確実」などの速報を出します。相当の接戦でもない限り、早目に選挙の結果が明らかになるので選挙速報の本来の仕事をしています。対して台湾は視聴者を以下に自社報道にひき付けるかというのが前提としてあるようで、結果として選挙に対する関心を高めています。ただどのチャンネルも同じ手法で速報を出しているので、結果としてザッピングしまくるということにもなるのですが(笑)。

開票後すぐに当選確実の報道が出て、事務所で喜ぶ様子やインタビューが流れたほうがよさそうな気もするのですが、台湾人には台湾式の報道があっているということなのでしょう。

新しい立法委員のスキャンダルや選挙の不正があったなかったという報道がぽちぽち出てくると思いますが、よほどのことがない限り選挙ネタは今回で終わりにしたいと思います。台湾全土を巻き込んだ4年に一度のお祭り騒ぎが終わりました。これからは普通の料理ブログに戻ります。

それではレシピです。


水晶荔枝│水晶ライチ

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
ちょっと季節はずれですが福建省泉州の名物デザート『水晶荔枝│水晶ライチ』のレシピです。作るのはとっても簡単、寒天入りの砂糖水に荔枝を半分だけ浸けて固め、半冷凍して食べます。非常に美しい料理です。

 この料理で使う寒天は中国語でも「寒天」と書きますが、地域によって「瓊脂」、「洋菜」、「大菜」、「菜燕」など様々な名称があります。台湾では「洋菜」と表記されることが多いですが、海を隔てた福建省では「瓊脂(琼脂)」と書くことも多いようです。どれも同じものなので覚えておきましょう。

英語の Agar はもともとマレー語で寒天を指す Agar-agar を短縮したものです。19世紀頃マレーシアのマラッカから西洋に向けて、盛んに寒天が輸出されていたことから定着しました。マレー語由来の英語はなかなか珍しいですね。

ほとんどの日本人はマレー語由来の英単語を知る機会がないと思い…、せっかくなので Agar 以外の有名どころを調べてまとめてみました。

Bamboo│竹 =  オランダ語 bamboes 由来ですが、 bamboes は更にマレー語の mambu に由来します。

Durian│ドリアン = すばらしい香りで有名な果物のドリアンです。マレー語で棘を表す Duri に名詞化の接尾辞 -an が付いています。

Gecko│ヤモリ = マレー語の geko または gekok から。

Gingham│ギンガム = 俗にギンガムチェックと呼ばれる織物の模様はオランダ語の gingang が由来で、 gingang は更にマレー語の genggang (縞模様)に由来します。

Gong│ゴング = ボクシングの試合などで使われるカーンという音を立てるあの楽器です。マレー語のGong または Gung に由来します。

Mandarin│標準中国語 = いわゆるマンダリンチャイニーズと呼ばれる中国の公用語(普通話)はポルトガル語の mandarim が由来で、mandarim は更にマレー語の menteri (大臣)に由来します。この menteri を更に遡れば、サンスクリット語のmantra(言葉)にまで遡れます。

Orangutan│オランウータン = 有名な単語です。 マレー語の Orang(人) + utan(森)で、森の人の意味です。

ドリアンをはじめとするいくつかの植物名やソースのサテー(satay)などの料理名は、他にもたくさんあるのですが、難しすぎるので省略しました。

どうでしょう?バンブーやゴング、マンダリンなど意外な単語がマレー語由来なのには筆者も驚きました。

それでは…寒天(Agar)を使ったデザート、お楽しみください。

巧克力牛軋糖│チョコレートヌガー、Nougat de chocolat

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
前回に引き続き『ヌガー』を作ります。今回は『巧克力牛軋糖│チョコレートヌガー、Nougat de chocolat』のレシピです。前回のが伝統的な製法に倣った基礎編だとすると今回は応用編。チョコレートを加える手間が増えていますが、温度管理が命の料理なので手順を簡略化してよりスピーディーに作れるようになっています。

ヌガーの起源には二種類の説があります。今回はその片方、ヨーロッパで生まれたとされるヌガーの歴史を追いかけて見ましょう。

ヌガー(Nougat)とはフランスの伝統菓子ですが、もちろんフランスにだけ存在するわけではなく、ヨーロッパ全土で親しまれています。ヌガーに関する最も古い記述は10世紀のアラビア語の書籍にあるといわれています。10世紀当時の製法(蜂蜜とラクダの乳を練ってつくるそうです)で作ったヌガーはネイティブヌガーと呼ばれ、現在もトルコやシリアなどで食べられているそうです。アラブ地域で生まれたネイティブヌガーはその後地中海に沿ってアフリカ北部、中東、ヨーロッパ南部に広がっていきました。10世紀から14世紀にかけてエジプトなどを旅した多くのヨーロッパ人旅行者がネイティブヌガーについて記述しています。

各地に伝わったネイティブヌガーはその土地その土地で発展を遂げていくのですが、15世紀のイタリアで現在の形式に近い卵白とナッツ(当時は松の実)を使ったヌガーが誕生しました。もともと結婚式の祝い菓子として開発されたそうですが、すぐに大人気となり、クレモナのヌガーなどと呼ばれて各地に伝わっていきました。この当時のヌガーは現在もイタリア南部に伝わっているそうです。

アーモンドを使った現代とほぼ変わらない形のヌガーが登場するのはこのすぐ後。15世紀にヨーロッパで唯一アーモンドを栽培していたスペインにクレモナのヌガーが伝わると、すぐにアーモンドを使ったヌガーが誕生しました。スペインのアーモンドを使ってクレモナのヌガーを作る製法を記録しフランスにもたらしたのは"あの"ノストラダムス。(ノストラダムスは料理研究家としても有名です)このレシピは健康食品としてフランス各地の薬局に伝えられ、伝統菓子として定着しました。その後多くの料理人の改良を経て現在のヌガーとなるのです。

アラビアのネイティブヌガーからイタリアのクレモナヌガー、プロヴァンスのアーモンドヌガー、そしてフランスのヌガーへ。ヌガーは時代も土地も民族も超えて、およそ1000年もの間多くの人々に愛されてきました。まさかあのノストラダムスがヌガーの歴史に一枚かんでいるとは思いもよりませんでしたね!

恐怖の大王はチョコレートたっぷりのヌガーで撃退してしましょう!次回はまったく別の製法、マシュマロで作る柔らかいヌガーです!

前回のレシピはこちら。使う道具など参考にしてください。


砵仔糕│港式カップケーキ

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
香港の街中で売られている中華デザート『砵仔糕│港式カップケーキ』のレシピを紹介します。香港の街中いたるところで食べられる人気の料理です。旅行者で食べたことのある人も多いことでしょう。


『砵仔糕』は『鉢仔糕』とも書かれます。広東語で「プッチャイコー」みたいに発音します。普通は型に入れて売られていますが、購入時に串を刺して取り出してから食べます。

清後期(1850年代頃)の書物に類似の料理が広東省台山地区で食べられていたことが記録に残っています。デザートとしては割と歴史ある料理です。香港で流行を始めたのは1980年代からで、小豆を使ったものしかなかった『砵仔糕』のバリエーションを数十種類まで増やして観光客の人気を集めました。

出来上がったばかりの熱々の『砵仔糕』と冷やしたものがあり、それぞれ食感が異なります。正直香港まで行かなくても日本の家庭で簡単に再現できます。いろいろなものを作って食べ比べてみましょう。日本人が作れば日本人の口にあったものができるはずです。

香港あたりでは甘く作られますが、なぜか広東省陽春という場所でだけは塩で味付けした『砵仔糕』 が食べられているようです。こちらは当地の人々の好みに合わせて改良されたものらしく、見た目も少し異なるそうなので、もともとは別の料理なのかもしれません。

米で作られていることから祭祀の供え物としても使われます。


驢打滾│リューダーグン、落花生団子

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難易度: 調理時間:3時間
中華米料理シリーズ。今回は満族の伝統料理、つまり清王朝の宮廷料理でもあった『驢打滾│リューダーグン、落花生団子』のレシピを紹介します。台湾を含む清朝の支配が及んだほとんどの場所でおやつとして食べられるお菓子です。

『驢打滾』は別名を『豆麵糕』ともいいます。料理としてはかなり珍しい名前ですが、当て字でもなんでもなく「ロバ(驢)が地面を転がりまわって泥まみれになった(打滾)」姿に似ている事から名付けられているそうです。すばらしいネーミングセンス!北京あたりでは元宵節に『湯圓』の代わりにも食べられます。通常は小豆餡を遣って作りますが、レシピではちょっと珍しい落花生とママレードジャムを混ぜた餡を使っています。

ロバは中国でも古くから家畜として飼育されてきました。少々小型なのが玉に瑕ですが、少食で強健、寿命が長く、食肉にもなり、熱帯から寒冷地、高山までほとんどの環境に適応し、世界各地の古代文明にも飼育の記録が残っているほど古い歴史を持つ優秀な家畜です。

古代から近代まで日本にもちょくちょく移入されているらしいのですが、なぜか日本ではまったく定着せず「畜産史の謎」とまで言われています。現在世界のロバのなんと1/3が中国で飼育されているそうですが、今現在日本にいるロバは多くてもせいぜい数百頭に過ぎないそうです。そういえば牛や馬に比べてまったく見かけませんね。

そんなわけで日本(そして台湾)ではほとんどロバ肉を食べることはありませんが、中国北部、とくに北京あたりではロバ肉は盛んに食べられます。筆者も数度食べたことがあり、味付け次第ですがかなりおいしいです。チャンスがあれば皆さんも一度食べてみてください。

そんなロバが地面を転げまわって泥だらけになった姿を模したお菓子『驢打滾』、ぜひ自作に挑戦してみましょう。『驢打滾』は台北にもいくつか専門店があります。



粉粿│キャッサバゼリー

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難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾伝統のゼリー状の食材『粉粿│キャッサバゼリー』のレシピを紹介します。『豆花』や各種ドリンクなど様々なデザートに配合される「Q感」が特徴の料理です。

台湾旅行に慣れてくると道端の店で適当に注文して食べるデザートが恋しくなってくるもの。今回は台湾の各種デザートには欠かせない『粉粿』のレシピを紹介します。中国語で「Fen guo」と呼んでも通じますが、やはり台湾で注文するなら「Hun gui」と台湾語で読んで注文したいところ。各種『カキ氷』や『豆花』にトッピングしても美味です。

材料にはキャッサバのデンプンを使います。日本ではキャッサバはそれほど有名な食材ではありませんが、東南アジアからインド、アフリカなどの熱帯地域においては炭水化物源として非常に重要な植物です。学名を Manihot esculenta といい、塊根に溜まったデンプンを食用にするいわゆるイモ類に分類されます。実はキャッサバの単位面積当たりの生産カロリー率はすべてのイモ類、というか食用植物中最高であり、米やコムギをも凌ぎます。毒があるので食べるには毒抜きをする必要があるのですが、イモ類だけに栽培も簡単で、世界中で飢餓を救っている優れた食用植物なのです。

このキャッサバを毒抜きして加工したのが「キャッサバ粉」。日本でも手に入ります。



台湾では他にも『粉圓│タピオカ』の原料としても使われます。

『粉粿』未経験の方がいたら、ぜひ台湾訪問時に味わってみてください。



甜湯圓│甘湯円

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難易度:☆ 調理時間:30分以内
今日は元宵節です。皆で『甜湯圓│甘湯円』を食べましょう。シンプルイズベスト!『湯円』と砂糖水だけで作る料理です。

元宵節の始まりの物語は前回の記事で解説しました。今回は道教の神様天官大帝の誕生日でもある元宵節の祝い方を説明します。

天官大帝は道教の神様で竜王の子供とされます。道教では神や仙人の誕生日を祝うとその加護を得られるとされ、多くの神様を祭っている有名な廟では毎月様々な神様の誕生日を祝う催しが行われます。

天官大帝は道教が現在のような形になる前の原始道教の時代から存在するそれは古い神様です。様々な伝説を取り入れながら進化してきたために、それはもう様々なものの化身とされています。一説によると原始天尊の化身であるとか、古代伝説の王朝の三皇五帝の一人、堯の化身であるとも言われます。

天官大帝と並ぶ三帝、即ち地官大帝と水官大帝はほぼ何処の廟にも主神の一つ手前などに配置されています。廟めぐりに慣れてくると、神像の作りの善し悪しも分かり始めます(笑)。神社仏閣めぐりが趣味の方はぜひ台湾の廟めぐりもルートに加えてみて下さい。

ちょっとしたうんちくですが、道教では十五日に祭りを始めるとき、その前日、十四日の午後11時から祭祀を始めます。古代の時方に習って十五日子の刻からその日が始まるとするためです。またこの日はずっと灯(燈)を付けておき、夜通し神様を祭ります。台湾語で「燈」と「丁」の発音が同じため、この日部屋に釘を打ったり、丁と書いた紙を張って(添)おくなどすると、男子を授かる(添丁)とされています。「添丁」 とは古い中国語で「男子を授かる」という意味があります。台湾独自の風習です。


紫年糕│紫米餅

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
年越し料理シリーズ続けます。今回は『紫年糕│紫米餅』というもち米と紫米で作る甘いデザートです。

紫米は古代米の一種で、古代イネの特徴を残しています。もともとイネの玄米は褐色~赤紫などアントシアニン系の色素を含んでおり、収穫量も現在の米のように高くはありません。これを人間が栽培し、品種改良を続けることで現在のようになったのです。

古代米と現在の米の違いを列挙して見ます。

古代米:同じ日に同じ場所に植えても、収穫時期が揃わない。同じ稲穂でも先端と根元では米の成熟度合いが異なる。一株あたりの収穫量が少ない。病虫害に弱い。気候の変動に強い。

現代の米:同じ日に同じ場所で植えた物はほぼ同じ日に収穫が可能。一株あたりの収穫量が多い。病虫害に強い。気候の変動に弱い。

こうしてみるとどちらも一長一短ですね。また近年古代米の健康効果としてアントシアニン系色素の持つ抗酸化作用が注目されています。また古代米は中国では古くから薬物としても使われてきました。普通の米より滋養強壮の効果に優れているそうです。

今回の料理は、古代米ともち米を合わせて、黒糖で味付けした甘いデザートです。紫米とココナッツミルクは非常に相性がよいので、様々なフルーツとあわせてお楽しみ下さい。


 
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