蒜子田雞湯│ニンニクとカエル肉のスープ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
炊飯器で作るお手軽スープ『蒜子田雞湯│ニンニクとカエル肉のスープ』のレシピを紹介します。

カエル料理は近年に入って世界的に食べられるようになっており、中華料理でも一般的な食材の一つです。料理名にある「田雞」は食用にするアカガエルの一種を表す名前ですが、広くカエル類一般の名称としても通用します。ちなみに中国語でアオガエルは「青蛙」とそのままの名前です。台湾ではおなじみタピオカを黒糖で煮てミルクティーに加えた「青蛙蛋奶(タピオカ黒糖ミルクティー)」の名前でもおなじみですね。

かえるはその幼生時代、つまりおたまじゃくしの時期はえら呼吸しか出来ず、皮膚全体が粘膜であるため、基本的に淡水のない場所では生育できません。が例えば植物に付いた朝露や地下水脈など、わずかな水でも生育する種もおり、砂漠と寒冷地以外のほとんど全ての地球上に分布しています。愛らしい外見をしていますが、種によっては「生物界最強」とも言われる毒をもちます。特にアフリカでカラフルなカエルを見かけても気軽に触ったりしないようにしましょう。

さて、カエルといえば日本の薬学生の多くが学校で習い、そのインパクトの強さから名前だけは知っているという生薬「蟾酥(せんそ)」の話をすこししておきましょう。アジアヒキガエルなどの大型カエル類の分泌液を集めて乾燥させたもので、麻酔、強心作用などがあります。日本では臨床でほとんど使われないのに、民間薬としてわずかに需要があるため薬局方に載っていると言う珍しい薬です。生薬唯一の毒薬でもあります。

中医学では重大な病気に使われることが多く、扁桃腺の切除手術に蟾酥のエキスで麻酔をかけたり、注射液をがんや結核に使ったり、そんでもって時々「著効」の報告がある論文があったりとなかなかに侮れない生薬なのかもしれません。

日本でも冷凍品などで昔よりも手軽にカエル肉が手に入るようになりました。未経験の人は鶏肉の代わりに各種料理に使ってみましょう。


[材料]
カエル肉 ……… 250g
ニンニク ……… 10個
水 ……… 600cc

[調味料]
塩 ……… 小さじ1

[作り方]
1.カエル肉をぶつ切りにし、沸騰したお湯でゆでてアクを抜いておく。ニンニクは皮を向いておく。

2.鍋に適量のサラダ油を120度に熱し、ニンニクを表面がきつね色になるまで炒めて取り出しておく。

3.炊飯器に水と作り方1のカエル肉、作り方2のニンニク、調味料を入れ、炊飯のボタンを押す。炊けたら完成。

Point!
火にかけてもいいですが、水は少し多めに入れましょう。

カエル肉の代わりに鶏肉を使っても作れます。


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