広東涼茶│広東薬膳茶

難易度:☆☆ 調理時間:3時間
本日は広東省の薬膳茶『広東涼茶│広東薬膳茶』を紹介します。当地では暑気あたりや喉の渇きを止めるために飲まれます。

ちょっと珍しい「莫大(胖大海)」という生薬を使っているのが特徴です。莫大はピンポンノキ属ハクジュという植物の実を乾燥させたもので、乾燥させた状態ではアーモンドのような外観をしていますが、水を吸うと3-4倍に膨らみます。その膨らみ方が面白いので日本でも健康茶として出回っているようです。もともと広東省ではお茶に入れて膨らませた果実をデザートに食べる習慣があり、台湾でも少量が出回っています。現在ではインドやマレーシアで採取されているようです。

清熱の効果を持つ生薬がざっと揃っており、氷砂糖で甘味を付けているので漢方薬が苦手な人も飲みやすいと思います。本場広東省ではティーパックに入れられたものや、缶入りの『広東涼茶』が売っているのでとても手軽に飲むことができます。実は台湾でも大型スーパーで売っていたり、潮州粥のお店で飲めたりするので、興味があれば探して見ましょう。

日本で作るの広東出身の華僑の人くらいだと思いますが、薬膳茶に興味がある方は再現してみましょう。興味があればメールいただければ材料送ります。


[材料]
鶏骨草 ……… 30g
夏枯草 ……… 30g
莫大 ……… 10g
枸杞 ……… 5g
竜眼肉 ……… 15g
薄荷 ……… 10g
大棗 ……… 10g
桃仁 ……… 10g
紅茶 ……… 50g
水 ……… 3500cc


[調味料]
氷砂糖 ……… 120g

[作り方]
1.桃仁を薄切りにして3時間ほど水に浸けて柔らかくしておく。

2.材料を全て鍋に入れ、1時間ほど中火で煮込んだら綿の布などで漉して完成。

Point!
材料さえあれば特に難しいことなく作れると思います。漉し取った莫大と竜眼肉の果肉は取り出して食べましょう。

鍋に大きさに合わせて、水と生薬の量を調節してください。

生薬の読み方は
 鶏骨草│けいこつそう
 夏枯草│かごそう
 莫大│ばくだい
 枸杞│くこ
 竜眼肉│りゅうがんにく
 薄荷│はっか
 大棗│たいそう
 桃仁│とうにん
です。


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