一品(虫戈)抱蛎│シマイシガニとカキの中華オムレツ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
昨日に引き続き「虫戈(シマイシガニ)」を使った福建料理を紹介します。シンプルにとても美味いです!日本で作るなら普通のワタリガニを使いましょう。

福建省に限らず、「虫戈」のような方言字は中華料理でよく見かけることができます。これが中華料理の面白さの一つなので、実は台湾にも数多くの方言字を使った料理があります。『オーッデイ』のように基本的に台湾語で発音する料理はほぼこの方言字を使っていると思っていいでしょう。台湾料理で使う字の多くはUnicodeにも登録されているのでコンピューター上の表記が容易なのが救いです(笑)。

この料理、レシピを見ていただければ分かると思いますが、台湾の『蚵仔煎』に非常によく似ています。カニ肉や豚肉、シイタケ、タケノコなど、『蚵仔煎』よりもたくさんの具が賑やかに入っている中華オムレツです。中華スープにとろみをつけてご飯に乗せた『一品(虫戈)抱蛎』の上からかけると…、福建風天津飯というわけの分からない料理が出来ます(笑)。ちなみに料理名に「一品」とあるように、普通は切らずにそのまま皿に乗せて食べます。

とても美味しいですので、ぜひ再現してみてください。

[材料]
ワタリガニ ……… 500g
生牡蛎 ……… 250g
卵 ……… 5個
シイタケ ……… 5個
タケノコ ……… 50g
豚肉 ……… 50g
ネギ ……… 1本
小麦粉 ……… 25g
片栗粉 ……… 25g



[調味料]
醤油 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 大さじ1
味の素 ……… 少々
料理酒 ……… 適量

[作り方]
1.シマイシガニをよく洗い殻付きのまま蒸して火を通しておく(→Point参照)。火が通ったら殻を外し、カニ味噌を取り出す。身も取り出して器に分けておく。カキはよく洗い、水にさらした後、キッチンペーパーなどで水気を吸い取っておく。

2.豚肉、タケノコ、シイタケ、ネギはみじん切りにしておく。

3.器に卵を割りよく溶いた後 、醤油、味の素、小麦粉、片栗粉、豚肉、カニ肉、カニ味噌、カキを混ぜ合わせておく。

4.強火で熱した鍋にサラダ油(分量外)を多めにひき、全体にまんべんなく油をまわしておく。これに作り方3の卵液を入れ、平たくなるようにかるく押さえながら火を通す。一度ひっくり返して両面をきつね色になるまで焼いたら、料理酒とごま油を振りかけて完成。

Point!
普通のフライパンではすこし小さすぎます。レシピ通りの分量なら大きな中華なべなどを使って調理しましょう。普通のフライパンなら半分くらいの分量で作りましょう。

オリジナルの料理はアヒルの卵で作ります。手に入ればアヒルの卵4個で再現してみましょう。

カニもカキも冷凍のものを使って十分美味しいものが作れます。まずは簡単な方法で再現してみましょう。



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