難易度:☆ 調理時間:30分以内
中華年越し料理シリーズ!『淡菜沙鍋雞│ムール貝と鶏肉の土鍋焼き』のレシピを紹介します。土鍋を使ってムール貝と鶏肉を炒めて作る料理です。
日本ではちょっと旬を外れていますが、今回はムール貝を使った中華料理を紹介しましょう。
ムール貝はイガイと呼ばれる食用外の総称で、イガイ、ムラサキイガイ、ヨーロッパイガイなどの種を含みます。中国語の正名は「貽貝」で、上の和名を持つ貝はそれぞれ厚殻貽貝、地中海貽貝、藍貝などと呼ばれます。もともとヨーロッパ原産の種が多い貝ですが、ここ50年ほどで急速に生息域を広げました。中華料理ではここ十数年で使われるようになり、各地でムール貝を利用した様々な新しい料理が生まれています。
ムール貝の殻を除いた貝肉を「淡菜肉」、「青口」などと呼び、そのおいしさから「東海夫人」の別名でも呼ばれます。タンパク質含量が60%と非常に高く、薬膳食材としても注目されています。またイガイ類は糞や体内に入った雑物を粘膜に包んで排泄し沈殿させるという特徴があり、この働きを利用した水質浄化に使われることもあります。まぁ、繁殖力が高く、非常に強固に足場に固定されるので除去が難しく、生態系を破壊する可能性があるという問題はありますが…。
今回はそんな世界各地で養殖も盛んで、日本の食卓でもおなじみのムール貝を使った中華料理です。とてもおいしいのでぜひ作ってみてください。
[材料]
鶏もも肉 ……… 300g
ムール貝 ……… 120g
ダイコン ……… 120g
ショウガ ……… 30g
トウガラシ ……… 1本
ネギ ……… 30g
[調味料]
オイスターソース ……… 大さじ2
紹興酒 ……… 200cc
水 ……… 100cc
ごま油 …… 大さじ1
[作り方]
1.ダイコンは皮を剥き短冊切りにする。ショウガはうす切りにする。トウガラシは種を抜きぶつ切りにする。ネギは段切りにする。鳥もも肉は一口サイズにぶつ切りにする。
2.熱した土鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ショウガとトウガラシを炒めて香りを出す。続いて鶏肉を加えて表面の色が変わるまで炒める。
3.続けて作り方2の鍋にネギを入れて香りを出したら、ムール貝、オイスターソース、紹興酒、水を加えてよく混ぜ合わせ、加熱して沸騰させる。沸騰したら中火で10分煮込みながら加熱する。
4.作り方3の鍋にダイコンとごま油を加えて強火で30秒一気に煮込んだら器に盛り付けて蓋をして蒸らしたら完成。
Point!
ダイコンの代わりに生でも食べられて火の通りやすい野菜、例えば水に晒したタマネギなどを使ってもかまいません。
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