難易度:☆ 調理時間:30分以内
中華家庭料理『肉絲炒海帶│豚肉と昆布の千切り炒め』のレシピを紹介します。豚肉と昆布を炒めて作るさっぱりとした料理です。
古代の地球で海中から地上に植物が進出する過程で、海岸の岩場などに根を張って体を固定する能力を身に付けたものが藻類です。それまでの植物は根と茎といった器官を持たず、海中を浮遊して生きていました。海岸は深浅によって届く光の波長が異なります。それを有効活用できるように葉緑素を濃さを変え、藻類は緑藻、紅藻、褐藻と呼ばれる三種に分かれました。コンブは褐藻と呼ばれる古植物が進化した生物です。これら藻類のうち最も浅いところで生活していた緑藻が、コケに進化し、コケがシダに、シダが裸子植物に、裸子植物が被子植物に進化することで現在の地上の植物相が完成します。
コンブ(マコンブ)の仲間の褐藻網にはモズク、ワカメ、ヒジキ、ハバノリなど食用にされる多くの海藻が含まれます。
植物の進化は被子植物が地上を覆ってからも、大規模な気候変動があったり、動物や人間との共生関係があったりで非常にダイナミックです。興味のある方は植物の進化の歴史を辿ってみましょう。絶対に眠れなくなりますよ(笑)!
それでは渇藻を代表する食材であるコンブを使った料理です。進化の過程を考えながら味わってください。
[材料]
昆布 ……… 300g
豚肉 ……… 100g
トウガラシ ……… 5g
ショウガ ……… 5g
[調味料1]
片栗粉 ……… 小さじ1/2
塩 ……… 少々
酒 ……… 小さじ1
水 ……… 大さじ1
[調味料2]
塩 ……… 少々
黒酢 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 大さじ1
酒 ……… 小さじ2
ごま油 ……… 小さじ1
[作り方]
1.すべての材料をそれぞれ細く千切りにする。
2.作り方1で千切りにした豚肉をすべての調味料1を混ぜ合わせたものに10分ほど浸けておく。
3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、作り方1で千切りにしたショウガ、トウガラシを入れて香りが出るまで炒める。続いて作り方2の豚肉を加え、バラバラになるように混ぜながら中火で炒める。
4.作り方3のフライパンに作り方1の昆布、調味料2の酒、黒酢、塩、砂糖を加え、かき混ぜながら弱火で水気がなくなるまで炒める。最後にごま油を振りかけて完成。
Point!
ニンジンやモヤシとあわせてもおいしいです。少量のニンニクを加えてもよいでしょう。
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