滷汁(2)│ルーウェイスープ(2)

滷汁(2)│ルーウェイスープ(2)

麻辣火鍋改良のため、ヒハツ、月桂葉、丁香、桂皮などを加えてみたのですが、代わりに他の材料をすこし減らしたためか全体の味が薄くなってしまい、調理時間が延びてしまいました。1時間ほど煮込むといい感じに仕上がりましたが、調理時間が延びてしまうのは考え物ですね。月桂葉は途中で取り出さないといけないので手間も増えます。どうやら月桂葉は抜くことになりそうです。

さて、本日のレシピは以前紹介した『滷汁(1)│ルーウェイスープ(1)』に続き、本日は別の『滷汁』のレシピを紹介します。比較的日本でも手に入りやすい香辛料のみで作れるため、近くに大手スーパーや輸入食材のお店がある人は試してみてはいかがでしょうか?

台湾を代表する料理の一つ『滷味』ですが、材料がそろわないためなかなか日本で食べられないのが悲しいです。台湾料理の店でも出してくれるところは稀でしょうし、自分で作るのが結局一番早いかもしれませんね。

出来上がったスープで好みの具を煮込めば、台湾名物『滷味』の出来上がりです。コンブや、かまぼこ、肉類、ゆで卵などをおでんのように煮込んで食べます。

材料はなるべく英語名も併記しておきますので、大手スーパーの香辛料コーナーなどで探して作ってみてください。日本でも手に入りやすい香辛料ばかりだと思います。



難易度:


調理時間:
1時間以内

材料1:
草果(カルダモン) ……… 1個
小茴香(フェンネル) ……… 3g
花椒 ……… 4g
甘草(リコリス) ……… 3g
八角(スターアニス) ………5g
丁香(クローブ) ……… 2g

材料2:
ネギ ……… 2本
生姜 ………50g
水 ……… 1500cc
醤油 ……… 450cc
酒 ……… 50cc
氷砂糖 ……… 100g

作り方:
1.草果は包丁の背などで叩いて砕いておく。材料1のすべての香辛料をティーパックや木綿袋に入れる。

2.ネギは鍋に入る長さに切る。生姜は表面をよく洗って泥を落とす。生姜とネギを包丁の背などで叩いて砕いておく。

3.深めの鍋に生姜とネギを入れ、水を加えて沸騰するまで過熱する。

4.醤油、酒を鍋に入れ、再び沸騰したら作り方1の香辛料パックと氷砂糖を入れる。中火で加熱しアルコール分が飛んだら、弱火で30分ほど煮込んで完成。


Point:
生姜やネギは煮込むだけで食べません。雑物が気になる人は布などで漉しとりましょう。

作り方1の香辛料パックを『滷包│ルーバオ』といい、『滷肉飯』や『紅燒牛肉麵』を作るときにも使えます。上記料理のレシピも参考にしてください。

紅茶の茶葉と共にゆで卵の殻にヒビを入れて煮込めば、『茶葉蛋』という有名な台湾料理になります。ルーバオの作り方を紹介したので、近いうちにレシピを公開したいと思います。

『滷包』は本格的な台湾料理を家庭で作るために必須の材料です。台湾でならスーパーや漢方薬局で一袋10-100元ほどで買えます。特に漢方薬局で買えるものは20種類以上の香辛料を配合しているものもあり、本格的な台湾料理が手軽に作れます。本格的なルーバオのレシピもありますが日本ではまず作れません。そのうち公開するかもしれませんが、手軽に手に入れたい人は台湾旅行時に買って帰りましょう。

花椒の英語名は「スーチュアン ペッパー」といいます。「四川の胡椒」の意味ですが、日本では英語の名称はあまり一般的ではないので上記レシピには英名を表記していません。

このレシピではスープが出来上がってから他の具を煮込む時間は加味していません。スープベースを作る時間だけを表記しています。例えばかまぼこやゆで卵をこのスープで調理するなら、具をスープに入れて更に15-20分ほど煮込む必要があります。具の表面の色が変わるくらいまでが、煮込み時間の目安です。



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