台式雞絲涼麵│台湾風冷やし中華

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾夏の風物詩…という分けではありませんが、暑い夏にピッタリの『台式雞絲涼麵│台湾風冷やし中華』のレシピを紹介します。サッと作れてお腹一杯になるので、なるべく家事に手を抜きたいこの季節にはピッタリです(笑)。

日本のJAS規格では小麦粉に塩を混ぜて機械で延ばした麺を太さによりうどん、冷麦、そうめんと呼び分けます。太さ1.7mm以上がうどん、1.7~1.3mmが冷麦、1.3mm以下がそうめんです。手延べの場合は冷麦とそうめんが合流し、1.7mm以上を手延べうどん、1.7mm以下を手延べ冷麦、または手延べそうめんと呼びます。添加物など細かく違いはありそうですが、うどんも冷麦もそうめんも基本は同じものなのです。

小麦粉麺が中国から日本に伝わったのは奈良時代とされ、当時は「索餅(さくべい)」、またその形状から「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれました。室町時代には「索餅」を改良した「索麺(さうめん)」や生地を包丁で切ってつくる「切り麺」が普及し、熱いものも冷たいものもひっくるめて麺をスープで食べる料理を「うどん」と呼ぶようになります。もともと「麦縄」と呼ばれていたこともあり、熱いスープで食べるものを「熱麦」とも呼びました。

温かいスープに入れて食べる麺は保温のため徐々に太くなり、冷たいスープで食べるものはより冷やしやすくするために徐々に細くなり、これにより太いうどんと細い冷麦が分かれました。「冷麦」とはうどんの「熱麦」に対した呼び方です。


日本におけるうどん、冷麦、そうめんの消費量は年々減少しているようですが、台湾では日本のうどんが大人気です。多くの日本のうどんチェーン店が進出し、台湾人の舌をうならせています。台湾で簡単に和食を食べたい!という方は、こういったうどんのチェーン店に足を運んでみるのも良さそうです。


[材料]
冷麦 ……… 200g
鶏むね肉 ……… 100g
キュウリ ……… 60g
ニンジン ……… 20g
卵 ……… 1個
ニンニク ……… 2個

[調味料]
ラー油 ……… 大さじ1
胡麻ドレッシング ……… 大さじ1
水 ……… 大さじ2
醤油 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ2
酢 ……… 大さじ1

[作り方]
1.鶏むね肉を沸騰したお湯で茹でて火を通す。火が通ったら取り出して荒熱を取り、手で裂いて糸状にしておく。卵を溶いてフライパンで薄焼きにし、細切りにして錦糸卵を作る。ニンジンを千切りにし、沸騰したお湯にくぐらせて火を通しておく。キュウリを千切りにする。

2.ニンニクをみじん切りにし、すべての調味料と混ぜ合わせてソースを作る。

3.冷麦を茹でて火を通し、氷水にくぐらせて冷ます。冷麦を器にのせ、上にキュウリ、ニンジン、錦糸卵、鶏むね肉を盛り付ける。 最後にソースをかけたら完成。

Point!
胡麻ドレッシングは先に水と混ぜて延ばしてから他の調味料を混ぜ合わせるとダマになりにくいです。

冷麦以外の麺でも作れます。具はそのままで麺をうどんに、ソースを濃い目のうどんつゆに代えて冷やしうどんにしてもよいでしょう。

前回の『棒棒鶏』をそのまま麺の上に乗せても美味です。


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