蔥抓餅、蔥油餅│中華ネギパン

本日は「中華パン」シリーズの第三弾。『蔥抓餅、蔥油餅│中華ネギパン』のレシピを紹介します。台湾B級グルメを代表する料理で、いろいろと作り方はあるのですが、今回は『溫水麵糰』から作ります。

『蔥抓餅』はもともと中国山東省から台湾に伝わった小吃で、「抓」の名称はその作り方に由来します。指先で抓むようにして生地を作り、具はネギだけと非常にシンプルな料理です。台湾の『蔥抓餅│中華ネギパン』はラードを使って作るので日本人にはすこし脂っこいと感じるかもしれません。それが『蔥抓餅│中華ネギパン』の醍醐味なのですが、気になる方は普通の油で代用しましょう。

ちなみに台湾人でもよく勘違いされる方がいますが、『蔥抓餅』と『蔥油餅』はよく似た別の料理です。数層に重ねた生地を焼くのが『蔥抓餅』、ひも状の生地をとぐろに巻いて生地を作るのが『蔥油餅』です。材料も作り方もほとんど同じで、生地を整形する部分だけ変えて作ります。生地の形が違うだけなので、今日のレシピでは一緒に書いています。


台湾の夜市、スーパーマーケット、屋台、あらゆる場所で食べることができます。台湾入門者で、次の旅行まで待てない!という方は日本で作ってしまいましょう。材料は全て日本で手に入ります。



難易度:


調理時間:
30分以内

材料:
温水パン生地(溫水麵糰) ……… 250g
ネギ ……… 15g
ラード ……… 25g
塩 ……… 適量


作り方:
1.温水パン生地を厚さ2-3mmの円形に伸ばし、表面にラードを塗り上から塩と薄切りにしたネギを散らす。生地を巻いて筒状にし、細長く伸ばしてとぐろを巻くようにして円形に成型したら『蔥油餅』 。筒状の生地を再び円形に伸ばし、再び筒状に巻いてそれを更に円形に伸ばして最後に指で抓んで生地の中心を持ち上げるように成型すれば『蔥抓餅』になる。

2.作り方1の生地を10分ほど寝かせる。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひく、作り方2の生地を入れ両面がきつね色になるまで焼いたら完成。


Point:
生地の成型方法が違うだけでそれ以外はどちらも同じ作り方をします。

ラードが苦手な方は他の油で代用しましょう。チーズなど油分が豊富な材料を使っても作れるのですが、その場合は『中華ネギピザ』と呼びましょう(笑)。

『蔥抓餅』はたたんで新聞紙などで包めば、歩きながら食べられます。台湾夜市のスタイルです。

『蔥油餅』はピザのように包丁で食べやすい大きさに切って食べましょう。

ソースは必要ありませんが、あえてかけるなら醤油がいいと思います。



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