麵托絲瓜條│糸瓜のてんぷら

本日は「中餐丙級證照」の課題料理から『麵托絲瓜條│糸瓜のてんぷら』という糸瓜を使った料理レシピの紹介です。多くの日本人にとって糸瓜を使った料理は非常に珍しく、この料理はその名の通り糸瓜に衣をつけててんぷらにして食べます。

え?糸瓜って食べられるんですか?と思われる方がほとんどでしょうが、台湾では普通の食材として使われ、たくさんの糸瓜料理があります。普通に家庭料理として使われる食材なので、台湾人の家で料理を食べたことがある人は、糸瓜と知らずに口にしていることもあるかもしれません。外食でも糸瓜の小籠包があるくらいなので、台湾で糸瓜料理を初体験した日本人もたくさんいることでしょう。素食の店に行けばたいてい糸瓜を使った料理が食べられます。

筆者の故郷である九州では時々糸瓜を食用にしていましたが、それ以外の地域出身の方が台湾で糸瓜料理を目にすると、非常に驚かれると思います。日本で栽培する糸瓜も若いうちは食用にできますが、本州以北の地域では食べる人はあまり多くないようです。糸瓜が売っていない地域の方はゴーヤなどで代用しましょう。

調べたところククルビタシン(ウリ科の植物の苦味成分、ゴーヤの苦味はこれ)を非常に多く産出する株があるようで、ゴーヤよりも苦い糸瓜に当った時は要注意です。食べても害はありませんが、あまりに苦すぎて下痢や嘔吐することがあります。

作り方はとてもシンプルで、衣をつけて揚げるだけ。日本で作るならゴーヤで作った方が間違いないと思いますが、食用の糸瓜を手に入れる機会があればぜひ挑戦していただきたいと思います。



難易度:


調理時間:
30分以内

材料:
糸瓜 ……… 300g
小麦粉 ……… 100g
サラダ油 ……… 大さじ2
塩 ……… 少々
卵 ……… 半分
水 ……… 150cc


調味料:
塩 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 少々


作り方:
1.ボウルに糸瓜以外の全ての材料を加え、菜箸などで均等になるまでよくかき混ぜる。

2.糸瓜をよく洗ってから皮をむき、小指の大きさくらいに切り分ける。種を除き、水に10分ほど浸けてアクを抜き、取り出して水気を切っておく。

3.鍋に揚げ物用の油を入れ120度に熱する。切った糸瓜に作り方1の衣をつけ、油に入れてきつね色になったら取り出す。

4.フライパンに揚げた糸瓜のてんぷらを乗せ、小火で乾かしながら、塩、胡椒を振って味を調える。器に盛り付けて完成。


Point:
作り方4はてんぷらの衣をサクサクにするために行います。てんぷらの衣を冷えてもサクサクに作れる!という方は、作り方4は飛ばして、直接塩コショウで味付けしてください。

日本のてんぷらのように、材料の全てを冷やしておく、という作り方はしないようです。本当に普通のてんぷらなので、市販のてんぷら粉を使ってもよいでしょう。

てんぷらの技術は正直台湾の主婦よりも日本の主婦方が上です。この料理以外にも、台湾の食材を日本の技術でてんぷらにして新しい料理を生み出してみましょう。


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