明目苦瓜│ゴーヤと魚すり身の蒸し物

本日は隠れファンの多い浙江料理からゴーヤを使った『明目苦瓜』という料理を紹介します。輪切りにしたゴーヤの芯の部分に魚のすり身を入れ、蒸して作る料理です。

輪切りのゴーヤに詰めた白身魚のすり身、そして中央に一粒の枸杞の実を配して作るのが一般的でその見た目を称して『明目苦瓜』といいます。この料理をスープに入れて『明目苦瓜○○湯』などとして食べられることもあります。

中に入れる肉やソースをかけるかかけないかで料理名が変わり、豚のひき肉を入れて焼いて作る『苦瓜釀肉』や『苦瓜封肉』という料理もあります。

筆者がレストランではじめてこの料理を食べたときは、発明した料理人に尊敬の念を抱いてしまいました。ゴーヤにすり身!なるほどその手があったかと。恐るべし中華料理!

見た目が非常に美しい料理で、お皿にもこだわれば日本の高級料亭などで出て来ても納得してしまいそうなほど。家庭で作れば料理人が賞賛されることは間違いないでしょう。見た目ほど手間をかけずに作れるので、是非挑戦してみてください。中華料理の美しさを堪能できます。

和風にアレンジするならこれをそのまま澄まし汁などの中に入れても美しいものが出来そうです。レシピはたぶん日本初公開(?)。

写真は枸杞の実の代わりにネギを使った『魚蓉釀苦瓜


難易度:
☆☆

調理時間:
1時間以内

材料:
ゴーヤ ……… 1本
白身魚のすり身 ……… 200g
 (ゴーヤの大きさによって多少変わります)
枸杞の実 ……… 少々
 (なくても作れますが、料理名が変わります)

調味料:
塩 ……… 少々



作り方:
1.ゴーヤはよく洗い3-4cmほどの輪切りにしてスプーンなどで芯をくりぬく。塩を加えた水で茹でて柔らかくなるまで火を通す。

2.白身魚のすり身はよくこねておき、作り方1の茹でたゴーヤの中に詰める。すり身の上に一粒枸杞の実を乗せる。

3.蒸し器で10分ほど蒸したら取り出して完成。


Point:
通常売られている白身魚のすり身には十分な塩味がついているので何も調味料は使いません。

ゴーヤは実が崩れない程度まで茹でて火を通しておいてください。あまり柔らかすぎるのも美味しくありません。

蒸しあがったら串などですり身に火が通っているか確認しましょう。

ソースは必要ありませんが、中華スープであんかけを作っても良いでしょう。カニ味噌や卵などであんかけに色を付けると更に豪華になります。ただしソースを使うと料理名が変わるはずです、注意しましょう。



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