本日はちょっと珍しい中華料理である『枇杷豆腐』のレシピを紹介します。枇杷豆腐とはエビと豆腐を片栗粉でつないで混ぜ合わせた餡に、衣をつけてあげたものに、とろみのついたソースをかけて食べる料理で、その形を枇杷の実になぞらえて枇杷豆腐と呼びます。
口の中でほろりと崩れる豆腐とぷりぷりのエビの食感、サクサクの衣ととろーりあんかけが一度に楽しめる絶品料理です。豆腐にシイタケや他の野菜を練りこんだり、あんかけの味を変えたりすることで千変万化の味を楽しめる料理で、『サンラータン』をかけたものや、スープに浮かべて食べるものなどさまざまな派生料理があります。
調べたところどうやら四川の家庭料理がオリジナルのようで、それぞれの地域の特色を取り入れながら中国全土で食べられています。台湾ではオイスターソースやXO醤を効かせて旨みたっぷりのソースで食べるのが一般的ですが、日本で作るなら醤油やケチャップ、さらには味噌などで味付けしたオリジナルのソースをかけても美味しいかと思います。ソースなしで塩だけで食べても十分おいしいので、いろいろとアレンジして作ってみましょう。
難易度:
☆☆
調理時間:
30分以内
材料:
木綿豆腐 ……… 1丁
干しエビ ……… 小さじ1
エビ ……… 80g
卵 ……… 1個
卵 ……… 2個
片栗粉 ……… 大さじ1
調味料1:
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 小さじ1/4
ごま油 ……… 小さじ1
調味料2:
中華スープ ……… 100cc
オイスターソース ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1/2
片栗粉 ……… 小さじ1
作り方:
1.豆腐は水気をよく切っておく。干しエビは水に5分ほど浸けておいてからとりだし、みじん切りにしておく。エビは殻を剥き、包丁で細かくみじん切りにしておく。
2.作り方1のエビをボウルに入れ塩を加え、粘りが出るまでよくかき混ぜる。豆腐、干しエビ、残りの調味料1を全て加え、豆腐をつぶしながらよく混ぜ合わせる。さらに卵1個、片栗粉を加えよく混ぜ合わせておく。豆腐餡の完成
3.もしくは大き目のスプーンの表面に油を塗り、作り方2の豆腐餡をすくってそのまま蒸し器の中に入れ、5分ほど蒸す。(Point参照)
4.蒸しあがったらスプーンからはずして、溶いた卵に浸け、160度に熱した油で両面がきつね色になるまで揚げる。
5.調味料5を熱した鍋でかき混ぜながらあんかけを作り、揚げた豆腐餡にかけて完成。
Point:
作り方3で蒸し器を使わず、一度表面を油で揚げて固めても良いでしょう。そのまま衣をつけずに、餡をかけても立派な枇杷豆腐となります。
逆にてんぷら風に水で溶いた小麦粉を使って衣を作ってもOK。衣のあるなしや種類はお好みでどうぞ。
和風の出汁をかけて食べてもおいしいです。
豆腐に刻んだしいたけや葱を少量練りこん作る方法もあります。お好みでどうぞ。
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