本日は福建省の家庭料理である『海蛎燒豆腐│カキと豆腐の炒め物』のレシピです。およそ地球の4分の一もある広大な中華の世界ですが、福建省は緯度が日本と同じくらいで海に面しているため、日本でも再現可能な料理がたくさんあります。『鮮蚵燒豆腐』、『牡蠣燒豆腐』などの別名もあります。
この『海蛎燒豆腐』はカキと豚肉を豆腐と絡めて炒めた料理で、日本人の口にも合うこと間違いなしのおすすめ料理です。干しシイタケも使うのでいいダシが出てご飯のおかずにもぴったりです。新鮮な牡蠣が手に入ったら是非試していただきたい料理です。
台湾でなら福建料理の店や金門などで食べることができます。熱炒の店でも時々見かけることがあります。
ちなみにカキを意味する中国語は「牡蛎」、「牡蠣」ですが、台湾では「蚵仔」と書いて台湾語でオーアーと呼ぶのが一般的です。料理名にある「海蛎(子)」は「牡蠣」の別名です。
難易度:
☆
調理時間:
材料:
豆腐 ……… 300g
カキ ……… 300g
豚肉 ……… 50g
干しシイタケ ……… 100g
タケノコ ……… 50g
ニンニク ……… 30g
パセリ ……… 適量
調味料:
塩 ……… 大さじ1/2
味の素 ……… 小さじ1/4
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ2
水 ……… 100cc
作り方:
1.カキはよく洗っておく。豆腐は一辺1.5cmのさいの目に切る。ニンニクは皮を剥いてみじん切りにする。豚肉は荒くみじん切りにする。 干ししいたけは20分ほど水に浸けておき、半分に切る。タケノコはアクを抜き、スライスにする。
2.熱した鍋に大さじ3のサラダ油(分量外)を加えニンニクを炒めて香りを出す。続いて豚肉、干しシイタケ、タケノコを炒めて火を通す。
3.水、味の素、豆腐を加えて数分煮込んだ後、塩を加えて味を調える。
4.カキを加え、火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつける。器に盛り付けてパセリを乗せ、ごま油を振りかけて完成。
Point:
干しシイタケの戻し汁を水の代わりに使ってもよいでしょう。 多いようなら煮詰めることで量を調節できます。
木綿豆腐で作るのが一般的ですが、絹ごしを使っても問題ありません。豆腐を崩さないように大きめの鍋で調理するとよいでしょう。
味の素の代わりにダシの元を使っても作れます。醤油は使いませんがほんのすこし加えると日本人好みの味になると思います。
木綿豆腐を大きめに切って他の材料とは別に焼き、残りの材料をあんかけソースにしてかけても美味しいです。
コクが欲しい人はオイスターソースを小さじ1ほど加えましょう。
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