貴妃牛腩│骨付き牛肉のピリ辛シチュー風煮混み



本日はなんとも美しい名前の牛肉料理『貴妃牛腩』のレシピです。

牛腩など中国語で肉の部位を表す単語は地域によって少しずつ場所が異なり、レシピを日本語にするときに苦労する部分です。この料理で使う「牛腩」は、正確には肩ばら、ブリスケットに近い部位を差すのですが、人や地域によっては牛腹下部のすべてや、肋骨周辺の肉を指して言うこともあり非常に曖昧な単語です。

まぁ牛腩という単語を見かけたら牛ばら肉を使えばまず間違いはありません。今回は骨なしの牛ばら肉を使って調理しますが、骨付き肉を使えばより濃厚に作れます。料理の名前は変わってしまいますが、牛テールや牛筋で作っても美味しいです。

シチュー風に煮込むので、中まで味の染みた柔らかな肉の旨みを楽しめます。調理時間は少々長いですが、西洋のシチューとはまた異なる味を楽しめます。さまざまな中華調味料が香る中華風のシチュー料理です。

日本でも比較的手に入りやすい材料で作るので、変わった中華料理が食べてみたい方は挑戦してみるといいでしょう。


難易度:
☆☆

調理時間:
2時間

材料:
牛ばら肉 ……… 600g
ニンジン ……… 1本
生姜 ……… 30g
ネギ ……… 2本
水溶き片栗粉 ……… 少々

調味料:
豆板醤 ……… 大さじ1
テンメンジャン ……… 小さじ1
ケチャップ ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
醤油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1



作り方:
1.牛ばら肉は沸騰したお湯で軽く茹でて血抜きをし、取り出して水気を切っておく。新たに鍋に水を張り、牛ばら肉を入れて沸騰させ弱火で1時間煮混むむ。肉の芯まで火が通ったら、取り出して冷まし、ブロック状に切り分ける。牛肉を茹でたスープはあとで使うので取っておく。

2.ネギをぶつ切りにする。ニンジンは皮を剥き食べやすい大きさに切る。生姜はスライスにする。

3.熱した鍋に大さじ2の油をひき、生姜、ネギを炒めて香りを出す。更に全ての調味料、切り分けた牛ばら肉を加えて2-3分炒める。

4.牛肉を煮込んだスープを材料が浸るように加え弱火で30分煮込む。適宜スープを追加して煮詰まらないようにする。

5.ニンジンを加え、強火で加熱し汁気がなくなるまで過熱する。少量の水溶き片栗粉で材料に軽くとろみをつけて完成。


Point:
ジャガイモを使うと水溶き片栗粉でとろみをつけずに作れますが、なぜかあまり使いません。

テンメンジャン、豆板醤などが手元にない人はケチャップやタバスコ、塩で代用してください。ただし味は西洋風になります。一番簡単なのは豆板醤と砂糖以外の全てをケチャップで代用して作るものです。ケチャップ大さじ4-5と豆板醤で作ります。

材料がある方は作り方1で牛肉を煮込むときに、少量の八角や桂皮を加えても良いでしょう。

骨付きの牛ばら肉を使うと、スープ自体に味がつきます。あまり煮詰めずにスープを楽しんでもいいでしょう。





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