三絲魚翅羹│三色フカヒレスープ

難易度: 調理時間:30分以内
"旧"「中餐烹調乙級技術士検定」の課題料理から『三絲魚翅羹│三色フカヒレスープ』のレシピを紹介します。フカヒレと千切りにしたシイタケ、ハム、タケノコをとろみの付いたスープで閉じた絶品メニューです。調理のついでに本物のフカヒレの戻し方も覚えておきましょう。

フカヒレは中華三大珍味の一つとして日本でも人気の高い高級食材です。台湾でも多くの料理に使われていますが、丸ごとフカヒレの姿をしたものが入っていない限りゼラチンで作った人工フカヒレだと思った方がよいでしょう。

さて実は日本(四国だったと思います)でも人工のフカヒレを作っているのをご存知でしょうか?中国でも人工フカヒレを作っていますが、極めて質の悪い原料を使っていたり、製品から発がん性のある物質が検出されたりと製品の質が極めて悪いため、日本の人工フカヒレの方が人気が高いという不思議な事態に陥っています。

人工フカヒレは普通に食べたても本物とほとんど区別がつきません。本物を間違いなく食べたいというなら、フカヒレを買ってきて自分で調理するのが間違いありません。台北では迪化街の専門店で購入できますので、料理好きなら一度調理に挑戦してみるのも悪くないかもしれませんね。

それではレシピです。



[材料]
フカヒレ ……… 150g
干しシイタケ ……… 4個
ハム ……… 60g
タケノコ ……… 100g
ネギ ……… 30g
ショウガ ……… 20g

[調味料]
酒 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々
水溶き片栗粉 ……… 大さじ4
ごま油 ……… 少々
中華スープ ……… 1200cc

[作り方]
1.フカヒレをよく洗い、温水につけて柔らかくする。ネギ10gとショウガ10gをうす切りにする。

2.耐熱の容器にフカヒレを入れ、上に作り方1のネギ、ショウガを乗せ、少量の酒(分量外)を振りかける。蒸し器に入れて中火で10分蒸したらフカヒレを取り出しておく。

3.干しシイタケのいしづきをとって水で戻し、千切りにする。ハムを千切りにする。タケノコを下処理し千切りにする。残りのネギをぶつ切りにする。残りのショウガを千切りにする。

4.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ネギとショウガを炒めて香りを出す。ショウガが軽く焦げたらシイタケ、ハム、タケノコを加えて痛め、すべての調味料を加えて沸騰させる。

5.作り方4の鍋に作り方2のフカヒレを入れ、加熱してスープにとろみが付いたら完成。

Point!
ハムは先に入れると味が逃げてしまうことがあるので、フカヒレと一緒に最後に入れてもかまいません。

タケノコの代わりにニンジンを使ってもよいでしょう。

食べると気に好みで黒酢をたらしてください。

ゼラチンで作った偽物のフカヒレを使う場合は、作り方1、2をスキップしてそのままスープに入れて煮込みましょう。本物のフカヒレを使う場合は本物であることを示すためスープの上に丸ごと浮かべて提供しましょう。


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