芙蓉魚排│芙蓉魚牌

難易度:☆ 調理時間:30分以内
湖南省の名菜、あの毛沢東が名付け親とされる『芙蓉魚排│芙蓉魚牌』のレシピを紹介します。ソウギョやケイギョなど淡水魚の切り身と同じ大きさに切ったパンに調味料を絡め、油で揚げて作ります。日本で作るなら大型魚のブツ切りか、中型魚の切り身を使って作りましょう。刺身片でも作れます。

かの毛沢東が湖南省に赴いたとき、当地の共産党委員は省内の有名な料理人を集めてこの料理を作りました。毛沢東はこの料理の見た目と味をいたく気に入り名前を尋ねたと言います。(中国ではよくある光景ですね。)料理人はもともとのこの料理の名前である『麵包魚排』と答えたのですが、毛沢東は料理の見た目から「『芙蓉魚排』としてはどうだろう?」と新しい料理名を提案し、それが受け入れられて料理名が変わりました。という曰くつきの料理です。

毛沢東に関する評価は内外で様々だと思いますが、こういった一人のカリスマによって国が作られるのが中国の伝統です。



[材料]
魚肉 ……… 300g
 (切り身でよい)
パン ……… 200g
卵 ……… 4個
小麦粉 ……… 大さじ3
ハム ……… 15g
香菜 ……… 50g
ネギ ……… 15g
ショウガ ……… 15g

[調味料]
酒 ……… 大さじ2
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 少々
味の素 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 少々
ごま油 ……… 大さじ1

[作り方]
1.魚肉を一口サイズの切り身にする。ショウガをすり潰し酒、塩、砂糖、味の素、胡椒とあわせて魚肉にまぶし10分ほど浸けておく。

2.パンを魚肉の切り身と同じくらいのサイズに切り分ける。卵を割って卵白と卵黄に分け、卵白を泡立てたものに小麦粉を混ぜ合わてメレンゲを作る。香菜とハムをみじん切りにする。

3.作り方1の魚肉の両面に作り方2のメレンゲを塗り、片面にパン片を貼り付け、もう片面にみじん切りにした香菜とハムをそれぞれ点状にのせる。

4.鍋に揚げ物油を入れて130度に熱し、作り方3の魚肉とパンを貼り付けたものを入れて魚肉がきつね色になるまで揚げる。取り出して油を切ってから器に盛りつけ、ごま油を振りかけて完成。

Point!
高級料理店ではハモなどの高級魚を使って作ります。

メレンゲ部分は揚げても白いままです。油の温度を上げすぎないよう注意しましょう。

写真を参考に美しく作りましょう。


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