牛蒡雞肉湯│ゴボウと鶏肉のスープ

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
本日は炊飯器で作れる『牛蒡雞肉湯│ゴボウと鶏肉のスープ』のレシピを紹介します。ゴボウと鶏肉をその他の材料と一緒に炊飯器に入れるだけで作るお手軽スープです。

皆さん牛蒡の種は生薬になることを知っていましたか?今回は牛蒡の種「牛蒡子(ごぼうし)」、または悪実(あくじつ)について解説してみたいと思います。

牛蒡子はゴボウ Arctium lappa L. の種子を乾燥させた生薬で性味は辛、苦、寒で、帰経は肺、胃です。疏散風熱、透疹利咽、解毒散腫の効能があります。日本ではあまりなじみがありませんが、中医学で風邪に使われる有名な薬「銀翹散(ぎんぎょうさん)」にも配合されています。特に乳腺炎に絶大な効果があるので、漢方薬を使う産婦人科や門前の薬局ではおなじみの生薬かもしれません。皮膚に常在する細菌に優れた殺菌効果を持つことも分かっており、皮膚病に煎じ液を塗布したりして使うこともあります。近年抗腫瘍作用が発見されたことで、今後おおきく消費量を延ばしそうな生薬の一つです。

もちろんその根っこであるゴボウにも似たような作用があります。近年日本ではテレビでゴボウ茶が取り上げられたこともありブームになっているようですが、台湾旅行時に買い込んでお土産にすると喜ばれるかもしれません。

それではレシピです。簡単です。



[材料]
鶏肉 ……… 600g
ゴボウ ……… 100g
干しシイタケ ……… 5個
ニンジン ……… 100g
ショウガ ……… 15g
水 ……… 700g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ2

[作り方]
1.鶏肉を食べやすい大きさに切り、沸騰したお湯で1分ほどゆでてアクを抜いておく。ゴボウはうす切りにする。人参は皮を剥き、一口サイズに切る。シイタケは水で戻して石づきを取りうす切りにする。ショウガはうす切りにする。

2.炊飯器に作り方1で下処理した全ての材料と水、酒を入れスイッチを入れる。炊けたら塩で味を整えて器に盛り付けて完成。

Point!
ゴボウは水にさらさずそのまま炊飯器に入れてください。栄養成分は逃さず使いましょう。

豚バラ肉を使っても作れます。

好みで醤油や味の素などを加えてもいいでしょう。

シイタケの代わりにマイタケ、ニンジンの代わりにナツメを入れたり具もアレンジしてみてください。


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