鳳梨苦瓜雞│パイナップルとゴーヤと鶏肉のスープ

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
まだまだ寒い今の季節ちょっと珍しい組み合わせの『鳳梨苦瓜雞│パイナップルとゴーヤと鶏肉のスープ』という中華スープ料理を紹介します。

別名『鳳梨苦瓜雞湯』と呼ばれるこのスープは、パイナップルの酸味、ゴーヤの苦味、鶏肉の滋味の合わさったスープで、台湾各地で食べられます。家庭料理としても人気の品で、普通の台湾人の家庭でなら年に数度は食卓に上るような料理です。

パイナップルは西インド諸島の原住民により栽培されていたものが、あのコロンブスにより1493年に発見されて西方世界に紹介された後、瞬く間に世界中に熱帯に伝播しました。1513年、スペインに到達した後は、大航海時代の船に乗り、キリスト教の布教にあわせてアジア各国へももたらされ、1558年にフィリピン、1605年にマカオ、福建を経て、1650年頃に台湾へ伝わります。

当時の物流速度から考えれば爆発的といっていい速度です。恐るべしパイナップルの魔力ですね。

台湾ではすでに360年以上の歴史を誇るパイナップル栽培、旅行で台湾を訪れたら果物ナイフを購入してホテルで一晩中南国フルーツ祭りという遊び方も楽しいものですよ!



[材料]
鶏肉 ……… 500g
パイナップル缶詰 ……… 1缶(200g)
ゴーヤ ……… 1本(300g)
ショウガ ……… 30g
水 ……… 1200cc(適量)



[調味料]
カツオブシ ……… 30g
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
酒 ……… 大さじ3

[作り方]
1.鶏肉はよく洗いぶつ切りにする。ゴーヤはよく洗い、種を除いて薄切りにする。ショウガは薄切りにする。

2.熱した鍋に大さじ3の油(分量外)をひき、ショウガを炒めて香りを出したら、鶏肉を入れて表面の色が変わるまで火を通す。続いてパイナップル、ゴーヤを加え、パイナップルの香りが漂うまで炒めたら、酒を加えて中火で炒める。

3.作り方2の鍋に具の倍ほどの量の水を入れて沸騰させる。カツオブシをパックに入れて投入し、そのまま30分ほど煮込んでダシを取ったらカツオブシを取り出す。塩と胡椒で味を調えたら完成。


Point!
カツオブシを使わず、ダシの素を加えた方が簡単です。塩の量は好みで調節してください。

鶏肉やパイナップルを炒めるときは焦がさないよう注意しましょう。





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