澎湖冰卷│澎湖氷イカ

難易度:☆ 調理時間:一瞬
本日は澎湖名物『澎湖冰卷│澎湖氷イカ』のレシピを紹介します。というか茹でたイカを輪切りにして氷の上に並べただけというシンプルな料理、何も難しいことはありません。調味料は普通つけずにそのまま食べます。本当にこれだけの料理です(笑)。

澎湖(Peng hu、ほうこ)とは台湾の行政区の一つで、台湾本島の西方50kmに位置する諸島の名前です。以前紹介した『黑糖糕│黒糖蒸しケーキ』も澎湖の名産ですね。

複雑怪奇な海岸とサンゴ礁が特徴の美しい島なのですが、高山がないため降水量が少なく、サンゴ礁であるため土地が痩せていて、農業に適しません。そのため島の産業は観光。漁業が中心で若者たちは職を求めて台湾本島に流出していきます。

スキューバーダイビングなどのマリンスポーツのメッカとして、またはサンゴ礁を中心にした観光リゾートとして、アジアでも有数の観光地になるポテンシャルは十分あると思います。開発の余地は存分にあると思うのですが、大資本の投資を呼び込めない限りなかなか難しいことでしょう。選挙もあまり盛り上がらないようですし、政府の助けも当てにできません。一人天才的な政治家でも現れれば一気に有名になるかもしれませんね。

『澎湖冰卷│澎湖氷イカ』は最初に紹介したとおり、以下の切り身を氷の上に乗せただけのシンプルな料理。近年開発された新しい料理で、澎湖にある『南北樓』というもともと四川料理のレストランを受け継いだ二代目のオーナーが、四川以外の料理をメニューに取り入れる過程で開発された料理です。契約した漁師がイカを釣り上げたらその場でゆでて火を通し冷凍、それをオーナーが買い付け、店内で徐々に解凍し、氷の上に乗せて食べるというのが正式な作り方だそうです。

日本でも新鮮なイカはたくさん手に入ります。いいヤリイカが手に入ったら再現してみましょう。あまりにも簡単に作れるため、台湾本土の熱炒店でもよく食べられます。新鮮さが命です。

[材料]
ヤリイカ ……… 1匹

[作り方]
1.ヤリイカの脚を取り、骨を取り除き、いてよく洗う。

2.沸騰したお湯で身を丸ごと茹で、火が通ったら取り出して氷水につける。

3.十分冷えたら輪切りにして氷の上に並べて完成。

Point!
茹でたヤリイカの荒熱を取ったら冷蔵庫で冷やしておくのもアリです。

最も美味しいのは身の部分が30cmほどの中型のヤリイカだと言います。日本で普通に流通しているサイズのものですので、普通のものを買ってください。

イカの鮮度が全てです。新鮮なものを使いましょう。


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