本日はなんとも西洋風の中華料理、その名も『棉花西多士│メレンゲフレンチトースト』のレシピです。名前はこんなですが、香港で開発された中華料理の一つで当地のカフェなどで人気を博しています。台湾ではまだまだ未上陸ですが、いずれ誰かが夜市の屋台などで売り始めブームになることでしょう。パリサクッ、フワトロの新しい食感をお楽しみください。
誰か甘口男に投資して夜市に出店してみますか(割とマジで)?
台湾ではトースト(Toast)を「吐司(Tusi)」と書きますが、香港では「多士(Duoshi)」と書きます。どちらもトーストの音韻に漢字を当てたもの、大体ト-シーとかトゥースーのような春日的発音をします。
「西多士」 とはフレンチトースト(西は西洋の西)の意味で、日本でもおなじみの卵と砂糖につけたパンをフライパンで焼いたものになります。更に頭に「綿花(メレンゲの意味)」がついているので、料理のイメージは固まったことでしょう。メレンゲで包んだフレンチトーストをフライパンで焼いた料理がその正体です。
レシピではピーナッツバターを塗っていますが、ジャムの種類を買えればいろいろな味を楽しめます。これも台湾人受けしそうなポイントです。以前台南発の『棺材板』というトースト料理も紹介しましたが、今回は香港発のトースト料理。確実に子供受けする料理ですので、家庭でも是非お試しください。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
食パン ……… 2枚
(10切りや12枚切りなどの薄いものがよい)
ピーナッツバター ……… 適量
(好きなジャムに変えてもよい)
卵 ……… 2個
調味料:
塩 ……… 数”粒”
酢 ……… 2”滴”
砂糖 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 大さじ2
作り方:
1.食パンを一枚取り、片面にピーナッツバターを塗る。もう一枚の食パンと重ねて軽く押さえつけ、隙間なくくっつけておく。
2.卵を割り卵白と卵黄に分ける。卵白に数粒の塩と2滴の酢を加え、泡だて器で軽く泡立てた後、大さじ2の砂糖を3度に分けて加えながらそのつどよく泡立ててメレンゲを作る。 卵黄には小さじ1の砂糖を加えてかき混ぜておく。
3.作り方1のトーストを卵黄に浸け両面にしみこませる。その上からあわ立てたメレンゲを両面を覆うように塗る。
4.熱したフライパンに大さじ3の油をひき、メレンゲを塗ったトーストを加え弱火でじっくり加熱する。メレンゲに火が通り固まったら数度ひっくり返し、両面がきつね色になったら切り分けて完成。
Point:
基本的な作り方はフレンチトーストとまったく変わりません。メレンゲを両面に塗りにくいときは、トーストを手に乗せてメレンゲを片面と側面に塗り、塗った面を下にしてフライパンに入れ、片面を焼きながら残りの片面をフライパンの中で塗ると手が汚れずに作れます。
塩と酢は卵を泡立てやすくするためです。なくても作れます。電動の泡だて器を使うと楽です。
油は割りとたくさん入れましょう。弱火で加熱しないと焦げます。コンロの出力によっては時々火を止めた方が良いかもしれません。火力には注意しましょう。
サンドイッチ用などの薄いパンを使うのがベストです。耳は落としても落とさなくてもかまいません。お好みでどうぞ。
出来上がりにミントの葉などを添えるとおしゃれです。フォークや串で食べてください。
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