鹹蛋柳松菇│塩卵となめこ炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『鹹蛋柳松菇│塩卵となめこ炒め』のレシピを紹介します。塩漬けにした卵、『鹹蛋』をゆで卵にして刻み、炒めたなめこと合わせて食べる料理です。どこか沖縄料理を感じさせる味わいの料理です。

鹹蛋』 の作り方はこちら。始めて作るなら塩水漬けが簡単で良いでしょう。

ナメコは学名を Pholiota microspora といいます。実はつい2008年まで、ナメコは日本人の名付けた学名である Pholiota nameko と言っていました。しかし研究によりヒマラヤ産のP. microspora と同一種であることがわかり学名が統一されました。

動植物の学名は先に発表されている物の方が有効というルールがあります。ナメコの場合 P. nameko の命名が1929年、同一種の P. microspora の命名が1850年なので同じ種であった場合は後者の方が有効というわけです。種小名がそのまま nameko と日本人には覚えやすい学名だったのに残念ですね(笑)。 

ナメコの旧名 P. nameko は命名当時は Collybia nameko であり、のちに属が変更されています。このC. nameko という学名をナメコに名付けたのは日本の植物学者伊藤篤太郎という人です。

この伊藤篤太郎という人は実は日本で最初に植物の命名を行った人物としてよく名前が知られています。彼の一つ下の世代に牧野富太郎や池野成一郎など日本植物学界のスターらがいます。何事も最初というのはいろいろなトラブルがあったようで、この辺りは当時の時代背景も含めて書籍にまとめられています。興味のある方はぜひ目を通してみましょう。



それではレシピです。


[材料]
ナメコ ……… 200g
塩卵 ……… 1個
ニンニク ……… 20g
トウガラシ ……… 10g
ネギ ……… 10g

[調味料]
酒 ……… 大さじ2
塩 ……… 適量

[作り方]
1.ナメコのいしづきを切り落とし、食べやすい大きさに切り分けておく。塩卵を茹でてゆで卵を作り、殻をむいて細かくみじん切りにする。ニンニクをみじん切りにする。トウガラシとネギを細切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクとトウガラシを炒めて香りを出す。続いてナメコを加えて柔らかくなるまで炒める。

3.作り方2のフライパンに調味料を加えて味を調えたら、作り方1の塩卵とネギを加えてよくかき混ぜて完成。

Point!
塩卵を作る時間が無い方は、普通のゆで卵を作って塩をまぶしながらみじん切りにしたもので代用しましょう。塩気は各自で調節してください。


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