難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『豆苗蝦仁│豆苗とエビの中華炒め』のレシピを紹介します。豆苗とエビをブイヨンとごま油を使って炒めた料理です。小さな容器を使って家庭栽培もできる豆苗を使って作ります。広東料理のようなダシを聞かせたお手軽料理です。
豆苗はエンドウの若芽です。本来は大きく育ったエンドウの若芽や茎を摘んで食べるのですが、近年は発芽させたばかりの若芽も豆苗として流通しています。後者はエンドウ豆を水に浸けて発芽させ、ある程度の大きさまで育てるだけなので室内でも育てて収穫できます。家庭菜園でも作れるので、料理好きな方は試してみましょう。
豆苗は鮮やかな緑色をしていますがβカロテンを含みます。その含有量は緑色野菜としては極めて高く、黄色野菜の代表格であるニンジンの半分以上、カボチャを軽く超える量が含まれています。これは現在よく知られている緑色野菜の中では断トツの含有量です。他にもビタミンEやKの含有量も緑色野菜の中ではトップクラスです。ほのかな豆の甘みがあるので、野菜が嫌いな人でも食べやすいことでしょう。
豆苗が日本で食べられるようになったのは1970年以降、最初は高級品でしたが、現在のように発芽させたものが出荷されるようになったのは1995年以降、全国的に名前が知られるようになったのは2010年以降とごく最近になってからです。 今後100年ほどをかけて様々な料理が生まれることでしょう。
皆さんもぜひいろいろな豆苗料理に挑戦してみてください。
[材料]
エビ ……… 250g
豆苗 ……… 200g
ニンニク ……… 10g
ショウガ ……… 5g
[調味料]
塩 ……… 少々
酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1/2
固形ブイヨン ……… 少々
[作り方]
1.エビの殻をむき、背ワタを抜いておく。ニンニクとショウガをみじん切りにする。豆苗をざっくりと食べやすい大きさに切る。
2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、豆苗と少量の塩、酒(分量外)、ごま油を入れて火が通るまで炒める。火が通ったら器の底に豆苗を敷き詰めておく。
3.作り方2のフライパンを軽く水洗いし、加熱して水滴を飛ばしたら少量のサラダ油(分量外)を引きなおす。ニンニクとショウガを香りが出るまで炒めたら、エビを加えて色が変わるまで強火で炒める。最後に少量の塩と固形ブイヨン、酒を振りかけて味を調えたら、作り方2の豆苗の上に盛り付けて完成。
Point!
豆苗の代わりにチンゲンサイや白菜などの野菜を作っても作れます。野菜はエビと一緒に箸でつまんで食べられる程度の大きさに切りましょう。
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