豆腐玉米湯│豆腐とトウモロコシのスープ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
家庭料理として抜群の人気を誇る『豆腐玉米湯│豆腐とトウモロコシのスープ』のレシピを紹介します。台湾で人気の軽食『玉米濃湯』にさいの目に切った豆腐を入れたもので、ほぼ一瞬で作れます。

日本で豆腐といえば真っ白で弾力のあるいつもの豆腐を想像してしまいますが、台湾、中国、韓国(두부:ドゥブ)、ベトナム(Đậu phụ:ドゥフォー)、タイ(เต้าหู้:タォフー)、インドネシア(Tauhu:タウフー )などアジア各国にはそれぞれ独自の「豆腐」が存在し、どれも日本の豆腐とは一味も二味もちがう食材として現地で様々に調理されて食べられています。大豆の種類や処理の仕方、凝固剤の種類によっていろんな食感の豆腐が出来上がります。台湾のものは主に石灰で固めた、きめが細かく柔らかいものが主流です。

日本には遣唐使によって中国から豆腐(の原型)が導入され、仏僧たちの料理として寺院で食べられていました。中国で豆腐の製法が本格的に定着したのは唐代末期らしいので、結構リアルタイムで日本に伝わったことになります。当時の世界最先端の料理だったのでしょう。最初期は中国から伝わったため「唐符」などとも表記されていたようです。


豆腐の腐の字は「腐る」の意味ではなく、もともとの漢字の字義そのまま、「建物(广)の中で、肉を熟成(付)させる」、または「肉を建物に集める(府)」の意味、もともと「腐る」の意味ではなく「集める」のような意味だったようです。これに豆をくっつけることで「豆を集めたもの」→「豆腐」という漢字が出来ました。もっと早くに豆腐が開発されていたら、「腐」の肉の部分が豆に置き換わった豆腐を一文字で表す漢字が生まれていたかもしれませんね。

手軽な上栄養たっぷりでしかもおいしい、『豆腐玉米湯』をぜひお楽しみください。


[材料]
豆腐 ……… 1丁
コーン ……… 200g
中華スープ ……… 1200cc
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1

[調味料]
塩 ……… 少々
味の素 ……… 少々

[作り方]
1.豆腐を1cm角のさいの目に切る。コーンはミキサーで粉砕しておく。

2.中華スープを沸騰させ、作り方1の豆腐とコーンを加えてよく混ぜ合わせる。調味料で味を整えたら、火を止めて水溶き片栗粉で軽くとろみをつけて完成。

Point!
レシピを見ての通り非常に簡単です。写真のように溶き卵を入れてもよいでしょう。

軽くとろみをつけないと、コーンが底に沈みます。とろみがあるため『豆腐玉米羹』と呼ばれることもあります。


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