甜湯圓│甘湯円

難易度:☆ 調理時間:30分以内
今日は元宵節です。皆で『甜湯圓│甘湯円』を食べましょう。シンプルイズベスト!『湯円』と砂糖水だけで作る料理です。

元宵節の始まりの物語は前回の記事で解説しました。今回は道教の神様天官大帝の誕生日でもある元宵節の祝い方を説明します。

天官大帝は道教の神様で竜王の子供とされます。道教では神や仙人の誕生日を祝うとその加護を得られるとされ、多くの神様を祭っている有名な廟では毎月様々な神様の誕生日を祝う催しが行われます。

天官大帝は道教が現在のような形になる前の原始道教の時代から存在するそれは古い神様です。様々な伝説を取り入れながら進化してきたために、それはもう様々なものの化身とされています。一説によると原始天尊の化身であるとか、古代伝説の王朝の三皇五帝の一人、堯の化身であるとも言われます。

天官大帝と並ぶ三帝、即ち地官大帝と水官大帝はほぼ何処の廟にも主神の一つ手前などに配置されています。廟めぐりに慣れてくると、神像の作りの善し悪しも分かり始めます(笑)。神社仏閣めぐりが趣味の方はぜひ台湾の廟めぐりもルートに加えてみて下さい。

ちょっとしたうんちくですが、道教では十五日に祭りを始めるとき、その前日、十四日の午後11時から祭祀を始めます。古代の時方に習って十五日子の刻からその日が始まるとするためです。またこの日はずっと灯(燈)を付けておき、夜通し神様を祭ります。台湾語で「燈」と「丁」の発音が同じため、この日部屋に釘を打ったり、丁と書いた紙を張って(添)おくなどすると、男子を授かる(添丁)とされています。「添丁」 とは古い中国語で「男子を授かる」という意味があります。台湾独自の風習です。


[材料]
湯圓│中華紅白団子、湯円 ……… 300g
水 ……… 3000cc

[調味料]
砂糖 ……… 200g

[作り方]
1.鍋に水を入れて沸騰させ、砂糖を溶かして砂糖水を作る。

2.別の鍋にお湯(分量外)を沸騰させ、湯圓│中華紅白団子、湯円を浮かんでくるまで茹でて火を通す。

3.作り方1の砂糖水に作り方2で茹でた湯圓│中華紅白団子、湯円を入れて完成。

Point!
肉餡の入っている『鹹湯圓』では作りません。ゴマ餡の『芝麻湯圓』でならおいしく作れます。



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