沙茶羊肉空心菜│羊肉とコンシンサイの台湾風サテソース炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『沙茶羊肉空心菜│羊肉とコンシンサイの台湾風サテソース炒め』のレシピを紹介します。醤油ベースの漬けダレに羊肉を付けて置き、コンシンサイと共に炒めて作る料理です。歯ごたえと濃いめの味付けが美味しいですね!

ヒツジはウシなどと同じ反芻動物です。他にもヤギやシカ、ラクダなども反芻行為を行います。反芻動物の胃は四つの部屋に分かれており、それぞれ第一胃、第二胃、第三胃、第四胃と呼ばれます。焼肉屋でメニューに書いてありますが、それぞれ食肉としての呼び名が異なります。皆さんは全部答えられますか?答えは、1:ミノ、2:ハチノス、3:センマイ、4:ギアラで、英語と中国語ではそれぞれ1:Rumen、瘤胃、2:Reticulum、蜂巢胃、3:Omasum、重瓣胃、4:Abomasum、皺胃です。暇な人は覚えておきましょう(笑)。

ミノとハチノスでは植物がだ液と混ぜられ、何度も口に戻されて噛みほぐされます。これにより繊維質が細かくほぐされると同時に胃の中にいる微生物によって植物は発酵され、酢酸やプロピオン酸などの低分子が生成されます。メタンなどの気体も発生するのですが、これは屁やげっぷとして排出されます。発酵が終了した食物はセンマイに送られ水分が除去され、ギアラへ向かいます。このギアラでやっと商家が完了し、小腸に送られて吸収されるというわけです。

反芻動物が吸収する栄養分は"すべて"胃の中にいる共生微生物によって代謝された物であり、植物の栄養素をそのまま吸収しているわけではありません。というわけでウシやヒツジは厳密に言えば草食動物ではなく、微生物発酵物食動物と言うのが正しいのです。

数ある装飾動物の中でも反芻動物はとりわけその生態がユニークで、人間との結びつきも強いものが多いです。彼らの生態を知っておけば、意外なところで役に立つことがあるかもしれません。

それではレシピです。


[材料]
羊肉 ……… 150g
コンシンサイ ……… 250g
ニンニク ……… 3個
トウガラシ ……… 1本

[調味料1]
沙茶醤 ……… 大さじ1
醤油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 大さじ1

[調味料2]
醤油 ……… 小さじ1
コショウ ……… 少々
酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1

[作り方]
1.コンシンサイを食べやすい長さに切り分ける。ニンニクを薄切りにする。トウガラシの種を除き薄切りにする。

2.羊肉を細切りにし、すべての調味料2を混ぜ合わせたものに10分ほど漬けておく。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクとトウガラシを入れて香りが出るまで炒める。続いて作り方2の羊肉とごま油以外のすべての調味料1を加え、羊肉に火が通るまで中火で炒める。羊肉に火が通ったらコンシンサイを加えてコンシンサイを加え、ざっくりと炒める。最後にごま油を振りかけて完成。

Point!
コンシンサイは中が空洞なので同じ太さの野菜の三分の一ほど、この料理なら数秒、ほぼ一瞬で火が通ります。長時間加熱しすぎるとシャキシャキ感が失われますので注意しましょう。


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