肉末炒箭筍│箭筍と豚ひき肉炒め

難易度:☆(材料入手による) 調理時間:30分以内
台湾特有のタケノコ「箭筍」を使った台湾料理『』のレシピを紹介します。箭筍と呼ばれる細長いタケノコと豚のひき肉を豆板醤で炒めた料理です。箭筍は台湾でしか採取できない食材のため難易度は☆三つとなっています。日本で作るなら普通のタケノコを使って作りましょう。

箭筍は「包籜箭竹」とよばれるタケの仲間のタケノコのことです。学名を Pseudosasa usawae といい、日本ではヤダケ科と呼ばれるササの仲間に分類される植物の一種です。包籜箭竹は日本には自生しない台湾固有種でもちろんそのタケノコである箭筍も台湾でしか食べられません。

タケは茎を包む皮がすぐに脱落してしまうもの、ササは成長しても茎を皮が包んでいるものという違いがあります。ヤダケは竹という名前が付いてはいますが皮が茎に残るためササの仲間です。非常に細い茎をのばし、その昔は矢の原料とされたためにヤダケと名づけられています。中国語の「箭竹」も
矢(箭)を作る竹という意味です。

包籜箭竹は台湾の山中至る所に群生しています。山間部では原住民による栽培もおこなわれており、タケノコの販売を生業にしています。台湾では非常にポピュラーな食材ですが、日本で入手することはほぼ不可能だと思います。ヤダケのタケノコも食べられると思いますので、自分の土地にヤダケが生えている方は採集して試してみましょう。

調べたところ、ササのタケノコは日本各地で郷土料理として食べる地域があるそうです。 姫タケなどの名前でスーパーで売られていることもあるらしいので、手に入れてみるとよいでしょう。

台湾のレストランで「箭筍」の名前を見つけたら、ぜひ食べてみましょう。

それではレシピです。


[材料]
箭筍 ……… 300g
 (日本で手に入るササタケノコ、または普通のタケノコを使う)
豚ひき肉 ……… 100g
ニンニク ……… 10g
トウガラシ ……… 5g
水 ……… 50cc
水溶き片栗粉 ……… 少々

[調味料]
豆板醤 ……… 大さじ2
塩 ……… 少々
砂糖 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 小さじ1
チキンブイヨン ……… 少々

[作り方]
1.箭筍をよく洗い、沸騰したお湯で茹でて火を通しておく。ササタケノコを使うなら皮をむいて茹で、通常のタケノコを使うなら1-2cmほどの幅に細く切って茹でる。ニンニクをみじん切りにする。トウガラシを輪切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いて豚ひき肉を入れて色が変わるまで炒めたら、豆板醤を加えて香りが出るまで中火で炒める。さらにトウガラシと塩、砂糖、酒、チキンブイヨンを加えて味を調えたら、作り方1の箭筍と水を加えて混ぜ合わせながら味を調える。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成。

Point!
箭筍は台湾の特有種で日本では手に入りません。ササタケノコを使うか、普通のタケノコを指位の幅の千切りにして使いましょう。


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