難易度:☆ 調理時間:1時間以内
山東料理から『扒栗子白菜│白菜と甘栗の中華風あんかけ』のレシピを紹介します。今回のレシピでは蒸して火を通した白菜と甘栗に、中華風の餡かけをかけて作っています。このレシピはあくまで一例、ほとんど餡かけを使わず白菜を棒状に丸めて栗を添えたものや、ロールキャベツ風に栗を包んでたっぷりのスープに浸けたものなどさまざまな形態のものがあります。
台湾や中国で食べられる栗は日本の栗とは種類が異なります。日本の栗はクリ、学名は Castanea crenata、中文名は日本栗という種で、中国や台湾の栗は和名をシナグリ、学名は C. mollissima、中文名は板栗と言います。
学名からピンとくる方もいるかもしれません。そう、楽器のカスタネットはクリの木で作っていたことから名づけられています。
クリの実にはイガがあります。植物学的には殻斗と呼ばれる部分で、クリの含まれるブナ科植物に共通してみられる特徴です。椎の実などのいわゆる帽子の部分で、この部分がクリではイガ状に発達するのです。
クリのトゲが刺さったときは、刺さった部分に五円玉か五十円玉の穴を強く押し当てると、トゲの先が浮き出て取りやすくなります。穴がない硬貨なら二枚で刺さった場所を挟むようにすると同じようにできます。ちょっとした生活の知恵ですね。
白菜 ……… 400g
(なるべく内側の柔らかい葉を使う)
甘栗 ……… 200g
ネギ ……… 2g
ショウガ ……… 2g
[調味料]
酒 ……… 大さじ1
醤油 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1/2
味の素 ……… 小さじ1/2
水溶き片栗粉 ……… 大さじ2
チキンスープ ……… 500cc
ごま油 ……… 適量
[作り方]
1.白菜を一枚ずつばらし、縦に半分から1/3ほどに切る。ネギ、ショウガをみじん切りにする。
2.白菜を耐熱容器に並べ、容器ごと蒸し器で20分ほど蒸して火を通す。これを土鍋に敷き詰め、隙間にむいた甘栗を並べる。
3.鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ネギとショウガを炒めて香りを出す。続いて酒、醤油、砂糖、チキンスープ、味の素を入れて混ぜ合わせて沸騰させる。火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつけたら、作り方2の土鍋にスープを入れる。最後にごま油を散らして完成。
Point!
白菜とソースは別々に加熱して最後に合わせます。
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