黑糖粉粿│黒糖わらび餅

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾伝統のお菓子『黑糖粉粿│黒糖わらび餅』のレシピを紹介します。デンプン粉で砂糖水を固めたお菓子で、『豆花』のトッピングなどとしても食べられます。正確には『わらび餅』とは違うのですが食感も見た目も似ているのでそうしています。『くずきり』でもよかったかもしれません。

『粉粿』はもとは広東料理の一種で、餃子のようにたれをつけて食べます。これが台湾に伝わりなぜかデザートとなりました。台湾の『粉粿』はその食感以外に元の料理の影も形も残していません。まったく台湾独自の料理と言ってもよいでしょう。発音は台湾語で「フングイ」のように言います。中国語の発音でフェングオと言っても台湾では通じないかもしれません。

本家本元の『わらび餅』はその名の通り元々ワラビから採れるデンプンを使って製造します。『くず餅』はクズから採れるデンプンを、そして『粉粿』のような中国南部の伝統菓子はレンコンから採れるデンプンで製造するのが古来の作り方です。

ワラビからデンプンを生成するのはものすごく手間暇がかかります。まず冬の寒い時期にワラビの地下茎を掘り出し、叩いてほぐした後何度も何度も水にさらしてデンプンを抜きます。生成に十日以上かかる上、10kgのワラビの地下茎からわずか70gほどしかワラビ粉が採れないそうで、生産者は年々減り続けているのだとか。クズも同じくらい手間がかかりますが10kgから200gほど取れます。

レンコン粉はレンコンを天日干しにしてそのまま乾燥させたものなので、安く大量に作れます。もちろんレンコンの色をしているのですが、漂白されたものを使えば一応『わらび餅』もどきのようなものはできます。今回は無漂白のものに黒糖を加えて作るのでそれほど色は気にならないと思います。

わらび餅』も『くず餅』も、『粉粿』もいまではタピオカデンプンやジャガイモデンプンをつかってつくられることが多くなりました。大量消費するのなら仕方のないことですが、ぜひ一度それぞれ本物の原料を使って作ったものを味わってみてください。

レンコン粉は日本でなら買うより自作したほうが安いです。薄切りにして天日干し、乾燥したら粉砕で簡単に作れます。

それではレシピです。


[材料]
レンコン粉 ……… 100g
黒糖 ……… 30g
冷水 ……… 350cc
きな粉 ……… 適量


[作り方]
1.鍋にレンコン粉、黒糖、冷水を入れる。弱火か湯煎で加熱しながら半透明上になるまでよくかき混ぜる。

2.半透明になったらラップを敷いたタッパーなどに入れ、蓋をせず容器ごと30分ほど蒸す。蒸しあがったら取り出して粗熱を取り、適当な大きさに切り分けてからきな粉をまぶして完成。

Point!
蒸すときはもちろん耐熱の容器を使ってください。

たぶん炊飯器でも作れると思います。その場合は少し水を多めにしてからお試しください。


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