鹹酥雞│台湾からあげ
本日は夜市の屋台の定番の一つ『鹹酥雞』を紹介します。別名を『鹽酥雞』といい、広く台湾全土で食べられます。台湾旅行時に食べたことがある人も多いのではないでしょうか?
1979年台南市において発明された料理で、今では台湾を代表する揚げ物料理となっています。基本的名作り方は日本のから揚げと似ていて、から揚げと同じように調理する人によって作り方が少しずつ違います。
夜市に行かなければ食べられないわけではなく、市内各所にこの料理を提供する屋台やお店があるので、食べたいと思ったときにいつでも食べられるお手軽さもウリの一つです。フライドポテトや米腸(豚の大腸に味つきの米を詰めたもの)など、他の揚げ物も一緒に買えます。
基本的に現場で作ってくれる料理なので、皮はサクサク、身は柔らかの揚げたて料理を食べられます。一人分50元ほどで、竹串を刺して歩きながら食べます。
台湾人はこの料理が大好きで、塾や残業など夜遅くに小腹が空いた若者たちが、簡単に買える格好のカロリー源として大流行しました。ところが油分の多さと経済的理由による油の品質の問題が指摘され、一度社会問題になったこともあります。とはいえいまだに若者たちの間で根強い人気を誇る軽食であることは間違いありません。
まぁ、日本人が普通のから揚げ感覚で作る分にはまったく問題ないので、普通のから揚げに飽きたら挑戦してみましょう。筆者おすすめの台湾料理の一つです。
難易度:
☆☆
調理時間:
1時間以内
材料:
鶏胸肉 ……… 1匹分(400g)
から揚げ粉 ……… 100g
(片栗粉、小麦粉、コーンスターチなど)
調味料1:
ネギ ……… 2本
生姜 ………10g
ニンニク ……… 30g
五香粉 ……… 小さじ1/4
醤油 ……… 大さじ1
水 ……… 50cc
酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
重曹 ……… 小さじ1/4
調味料2:
胡椒 ……… 少々
作り方:
1.鶏むね肉は皮を剥いで一口大に切る。調味料1のすべてをミキサーにかけキッチンペーパーなどで漉して漬け汁を作る。
2.作り方1の漬け汁に鶏肉を入れ30分以上浸けておく。
3.浸けおいた鶏肉を取り出し、から全体に揚げ粉をまぶす。
4.鍋に油をひき、160度に熱する。作り方3の鶏肉を入れ、中火で2-3分ほど揚げ表面がきつね色になったら取り出し、油をよく切って完成。
Point:
台湾ではから揚げ粉に「地瓜粉」というサツマイモのでん粉を使います。沖縄や九州南部では手に入りますが、普通のから揚げ粉で作ってもおいしく作れます。
本来は九層塔というバジルに似たハーブを最後に一緒に炒めて添えます。日本だとなかなか九層塔が手に入らないので、多少風味は異なりますが添えたい人はバジルで代用しましょう。
同じ浸け汁につけた鶏皮やカニを揚げた『鹹酥雞皮』、『鹹酥螃蟹』という料理もあります。
五香粉はアマゾンでも買えます
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