難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『乾煸四季豆│サヤインゲンとブタひき肉炒め』のレシピを紹介します。豚ひき肉とサヤエンドウを豆板醤ベースの調味料と合わせて炒めた料理です。ご飯やビールのお供に最適の簡単料理です。作り方を覚えておきましょう。
「乾煸」とはもともと「水っぽい調味料を水気がなくなるまで煮詰めながら炒める」という調理方法を指しますが、今回の料理では時間短縮のために調味料は汁っぽくないものを使い、サヤエンドウは油通ししてから炒める手法で作っています。正確に言うと料理名を変えなければいけないのですが、中国隊力のようなおおらかな気持ちで調理してください((笑))。
サヤインゲン(インゲンマメ)には毒性を持つサポニンが含まれています。生で食べると中毒を引き起こすので、必ず100度以上で加熱してから食べるようにしましょう。レシピでは油通しをしています。煮たり茹でたりする場合は15分ほど加熱すれば大丈夫です。
インゲンマメは明末の僧隠元隆琦によって中国から日本に伝わりました。彼は福建省福州の出身で、長崎の唐人寺(崇福寺)の住職に空きが出たために日本に渡りました。このとき鄭成功の手配した船に乗って長崎に渡っています。間接的に台湾ともつながりのある人物なのです。彼と共に日本に渡った弟子の半数は日本に帰化しているので、長崎辺りには今も彼の弟子の子孫が残っているかもしれません。まぁ、お坊さんなので僧たちの子供は作っていないと思いますが、一緒に渡って来た絵師や細工師たちの子孫は今も残っているかも知れません。
ちなみに隠元が日本に来る原因となった長崎の崇福寺は日本最古の唐人寺で、山門や本堂は国宝に指定されています。長崎観光では外せないコースです。
彼が当時の日本に与えた影響は非常に大きく、帰国要請があった後も将軍と面会して帰国を延期してもらったり、新寺社設立のための土地を送られたりしています。今でこそ「隠元?インゲンマメの隠元?」とその功績が忘れられがちですが、彼が当時の日本の仏教、文化界に残した功績は計り知れません。興味がある方は書籍などで彼の半生を追いかけてみると良いでしょう。ちなみに日本に煎茶を広めたもの彼の功績です。
それではレシピです。