紅燒獅子頭煲│中華風ミートボールスープ

本日のレシピは『紅燒獅子頭煲│中華風ミートボールスープ』です。ミートボールを中華スープで煮込んで作る料理で、一から作るとなかなか手間がかかりますが、ぜひ挑戦してみましょう。

この料理の獅子頭とは肉団子の事を指しますがが、日本ではもっぱら獅子舞の頭の部分を指します。中国語では獅子舞を「舞獅」といい、獅子舞は、日本、台湾、中国はもちろん、韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシアなどでも吉祥の踊りとして伝えられています。どの国でも祝祭や開業開店のお祝いとして、龍舞と合わせて演じられることが多いようです。

実際の中国(大陸部)の近代獅子舞は裏社会の人々とのつながりがあることが多く、実は人々にそれほど全面的に受け入れられているわけではありません。というか近年は忌避される傾向すらあります。要は開業開店時に、どこの誰がバックについているぞと誇示するためのアピールでもあるのです。華やかな演技の裏にある負の一面ですね。

さて、台湾では打って変わり小学校での文化教育課程の一環として獅子舞を学習します。タイミングがよければ小学校の校庭で獅子舞を学んでいる子供たちの姿を見かけることもできます。練習では笑顔が絶えないながらも、全身運動であるので結構ハードなようで、早々に疲れた生徒は隅でサボっていたりします(笑)。もし旅行中に見かけたら観察してみてください。

台湾の祭りで行われる有名な獅子舞では、著名な武術家が中に入り演技を行うこともあります。動きの質にも注目です。台湾を含め中華圏で行われる獅子舞は各団体による試合形式で行われることが多く、もっとも有名なのは2年に一度7月、マレーシアで開かれる「雲頂世界獅王爭霸賽」で、1994年の第一回大会から現在までマレーシアの団体が不動の1位を死守しています。今後どの国の団体がマレーシアを王座から引きずり落とすのか注目されます。観光にもうってつけですので、時期が合えばぜひ観覧したいものです。来年の大会にはHigeneも観覧に訪れる予定…です。

というわけで、今日は料理の獅子頭を作ってみましょう。


難易度:
☆☆

調理時間:
1時間以内

材料1:
豚ひき肉 ……… 600g
レンコン ……… 80g
干しエビ ……… 30g
ネギ ……… 20g
ショウガ ……… 30g

材料2:
白菜 ……… 400g
ニンジン ……… 20g
シイタケ ……… 40g
ネギ ……… 30g
ショウガ ……… 20g
ニンニク ……… 30g
トウガラシ ……… 20g

調味料1:
砂糖 ……… 大さじ1
オイスターソース ……… 大さじ1
醤油 ………大さじ1
中華スープの元 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
水 ……… 1200cc

調味料2:
塩 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
酒 ……… 小さじ1
片栗粉 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 小さじ1


作り方:
1.豚ひき肉以外の材料1をすりおろすか、みじん切りにするなどして細かくし、ボウルなどで豚ひき肉、すべての調味料2と混ぜ合わせて10分ほど寝かせておく。

2.作り方1の肉生地を5-6個に分け、空気を抜きながら球状に成形する。

3.鍋に油(分量外)を140度に熱し、作り方2の肉団子を表面がきつね色になるまで揚げて火を通す。火が通った肉団子は取り出しておく。

4.作り方3の鍋に少量の油を残し、切りそろえた材料2を入れて軽く炒める。調味料1を全て加えて過熱し、沸騰したら作り方3の肉団子を加えて弱火で30分煮込んで完成。


Point:
レンコンはみじん切りでなく細かくさいの目に切っても食感がよくなります。

レンコンの変わりにクワイを使ったりもします。手に入れば使ってみてください。

ダシと味噌を使って作れば、和風の味付けで作れます。


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