難易度:☆☆☆(材料入手による) 調理時間:30分以内
屋台や熱炒の店でもおなじみな台湾の家庭料理『韭菜炒鴨腸│ニラと鴨モツ炒め』のレシピを紹介します。カモ(アヒル)の腸をニラと一緒に炒めた料理です。日本ではまず手に入らない食材ですので豚モツや牛モツなどで代用してみましょう。
カモ(アヒル)のモツは日本では友人に猟師さんがいるなら、頼んで手に入れてもらうのが一番早い入手の方法かもしれません。ただし普通は肉の臭みを抜くために仕留めてからすぐに取り除いてしまいますので、きちんと仕留めたその場で塩水などを使ってよく洗ってもらう必要があります。。中にはもちろん排せつ物が詰まっているので、その場できれいに洗浄しないと臭くて食べられなくなってしまいます。これを引き受けてくれる猟師さんはまれだと思うので、どうしても入手難易度が高くなってしまいます。
アヒルを養殖している場合は数日間絶食することできれいな腸を手に入れることができます。台湾ではこちらの方法で加工されていることが多いようです。普通にスーパーの精肉コーナーで手に入るので、台湾で調理が可能な方はぜひ料理に挑戦してみてください。
他にも台湾では鴨モツは屋台で串焼きにされていたり、滷味の具にされたりと様々に活用されています。台湾で手に入る食材のほとんどは日本でもなんとか手に入れることができるのですが、この鴨モツだけは食文化の違いから入手が難しい(そして輸入も難しい)食材となっています。
もし手に入ることがあれば、ぜひ挑戦してみましょう。
写真は葉ニンニクで作ったもの。
[材料]
鴨モツ ……… 150g
(豚モツや牛モツで代用する)
ニラ ……… 50g
トウガラシ ……… 1本
ショウガ ……… 10g
[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
[作り方]
1.鴨モツを適量の塩(分量外)でよく揉みきれいに洗い流す。その後さらに適量の酢(分量外)で揉んで臭みを抜き、よく洗い流す。洗浄した鴨モツを一口サイズに切り分ける。
2. ニラを段切りにする。トウガラシの種を除き、千切りにする。ショウガを千切りにする。
3.鍋にお湯を沸騰させ、作り方1の鴨モツを数十秒茹でて火を通す。
4.熱した鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ニラ、トウガラシ、ショウガを炒めて香りを出す。続いて作り方3の鴨モツとすべての調味料を加え、よく混ぜながら材料に火が通るまで炒めて完成。
Point!
鴨モツはしっかりと臭みを抜きましょう。すでに下処理をしてあるものでも、一度塩と酢で揉んでおくのが間違いありません。豚や牛のモツで作る場合も同じ処理をしておくとよいでしょう。
ニラの代わりにパセリや写真のように葉ニンニクを使って作る料理もあります。それぞれ『芹菜炒鴨腸』、『蒜苗炒鴨腸』などという料理です。
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