番茄糖醋肉片│トマト入り酢豚

難易度: 調理時間:30分以内
台湾でも家庭料理として人気のある中華の定番『番茄糖醋肉片│トマト入り酢豚』のレシピを紹介します。トマト、そしてパイナップルとリンゴを上げた豚肉と共に酸味のあるソースでとじた料理です。酸味の強い料理は暑くて食欲が低下しているときなどに非常に重宝します。ぜひ作り方を覚えておきましょう。

揚げ物の衣として使われることも多い「卵白」は胚である黄身の成長に必要な水分の保持という重要な役割を持っています。卵白の90パーセントは水分で、残りをたんぱく質などが占めます。

水分の保持という役割を持つ卵白ですが、ヘビやトカゲなど一部の爬虫類は成長に必要な水分を周囲の環境から得るという特徴があり、卵の中がほとんど黄身だけ、卵白が退化しているものもあります。体の大きさの割に卵を小さくできるというメリットもあります。

卵白といえばほとんどの人がニワトリの卵を想像すると思います。ニワトリの卵には卵黄を卵の中心に保持するため、白身の上下に糸のような構造物があるのをご存知でしょうか?生卵を割ったときにみえる白く濁った繊維状のものです。分かりますか?

これを日本語でカラザといいます。漢字で「殻座」、「殻鎖」などと当てられることも多いのですが、もともとはギリシャ語で霰を意味する「chalaza│χάλαζα」が由来となっており、漢字はただの当て字です。カタカナでカラザと書くのが正しいので覚えておきましょう。

このカラザ、中国語では「繋帯」 と書きます。日本人がカラザという名前を知らないように、台湾人のほとんどが卵のこの部分を「繋帯」と呼ぶことを知りません。覚えておいて自慢してみましょう(笑)。

ちなみに時々黄身の中にある血液の塊のような場所は胚盤です。カラザも胚盤もそれぞれ白身や黄身とほとんど成分は変わらないので、「このクネクネしたの気持ち悪い!」とか「血が入ってる!」とか言わずに普通に食べましょうね。


[材料]
豚肉 ……… 250g
タマネギ ……… 40g
ピーマン ……… 40g
パイナップル ……… 40g
リンゴ ……… 40g
トマト ……… 40g

[調味料1]
ケチャップ ……… 大さじ3
水 ……… 150cc
水溶き片栗粉 ……… 大さじ1-2

[調味料2]

砂糖 ……… 大さじ2
酢 ……… 大さじ2
塩 ……… 少々

[調味料3]
塩 ……… 少々
砂糖 ……… 少々
卵白 ……… 大さじ1
酒 ……… 小さじ1
から揚げ粉 ……… 適量

[作り方]
1.豚肉を一口サイズに切り分け、すべての調味料3を混ぜ合わせたものに3分ほど漬けておく。

2.タマネギとピーマンを食べやすい大きさに切る。 パイナップルとリンゴを食べやすい大きさに切る。

3.鍋に揚げ物油を150度に熱し、作り方1の豚肉を表面がきつね色になるまで揚げて火を通す。続いてタマネギとピーマンを30秒ほど同じ油に通し、取り出して油を切っておく。

4.作り方3の鍋に少量の油を残し、ケチャップを炒めて香りを出す。続いて水を入れて沸騰させ、水溶き片栗粉を加えてとろみを出す。作り方3の豚肉、タマネギ、ピーマンとパイナップルとリンゴを加えてソースと絡め、最後にすべての調味料2を加えてよく混ぜ合わせて完成。

Point!
パイナップルとリンゴはなくても作れますが、その場合はソースの砂糖を多めにして甘みを調節して下さい。


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