香蒜骰子牛肉│ニンニクいっぱいサイコロステーキ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『香蒜骰子牛肉│ニンニクいっぱいサイコロステーキ』のレシピを紹介します。刻んだニンニク、ネギ、トウガラシと塩コショウだけで味をつけたシンプルな料理です。スタミナがつきます。

料理名にある「骰子(tou2 zi)」は古い中国語でサイコロを意味します。この字で Shai3 zi と読むこともありますが、こちらは同じくサイコロを意味する色子(Shai3 zi)の発音が間違って使われているものなのですが、中国語のIMEではどちらの発音で入力しても「骰子」の字を出せます。間違った発音がいつの間にか定着してしまった例と言えるでしょう。

台湾語ではサイコロを「十八豆仔」などと呼びますが、これはチンチロリンににた「十八啦(シッパーアーのような発音)」という賭博でサイコロが用いられることからそう呼ばれるようになりました。こちらはチンチロリンとは違ってサイコロを四つ用います。夜市などでお金ではなく、商品をかけて遊ばれることもあり、中国語で発音の似た「洗芭樂(シーバーラ―)」などと呼ばれていることもあります。ルールは非常に簡単で、ある程度の年齢より上の台湾人ならみな遊べると思いますので、仲の良い友達がいればぜひ遊び方を教えてもらって一緒に遊んでみましょう。

さて、サイコロと言えば六面体のものが一般的ですが、四面体や十二面体、二十面体のものもあります。三次元で最も面の数が少ない多面体は四面体、そして二次元平面で最も辺の数が少ない多角形は三角形となります。

二次元では三角形、三次元では四面体、それでは四次元ではどうなるでしょうか?四次元空間で、同一の立体が集まったものを多胞形と呼びますが、その最小のものは四+1の五胞形と呼ばれるものです。五つの正四面体が集まった図形で、頂点は五つで、一つの頂点からは四本の線が出ています。どんなものか想像できますか?神の上に線を引いて立体を表現できるように、空間に図形を描くことで間接的に四次元図形を表現できます。Youtubeなどで「多胞体」などと検索してみるといろいろな面白い動画を見ることができます。興味のある方は視聴してみましょう。四次元空間について考え始めると、頭がくらくらすること間違いなしです(笑)。

それではレシピです。


[材料]
牛肉 ……… 200g
トウガラシ ……… 1本
ニンニク ……… 20g
ネギ ………15g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
コショウ ……… 少々

[作り方]
1.牛肉を2-3cm角のサイコロ状に切る。トウガラシをみじん切りにする。ニンニクをみじん切りにする。ネギをみじん切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ2にサラダ油(分量外)をひき、牛肉を表面の色が変わるまで弱火で炒める。続いてニンニク、トウガラシ、ネギを加え、香りが出たら塩とコショウで味を調えて完成。

Point!
ステーキ屋のサイコロステーキよりもさらに小型に作ります。

脂身はない方が良いので、赤身を使いましょう。



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