難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『家常豆腐│中華風焼き豆腐』のレシピを紹介します。厚切りにした木綿豆腐の両面を焼き、砂糖醤油で煮詰めて作る家庭料理です。台湾のいわばおふくろの味ですね。
家という漢字は、屋根を意味する「ウ」冠に豚を意味する「豕」と書きます。この漢字の成り立ちには諸説あって、大切な家畜と暮らす場所、豚を使って呪術を行った場所、古代の家屋にはまず豚を住まわせその後人が棲んだ、などなど。いろいろな考え方や説があるようです。
今でも中国や台湾、韓国などでは新しい建物の落成式には豚の頭を供物としてささげる習慣があります。おそらくそれと関係しているのでしょう。古代中国では美徳の象徴であるヒツジも供物にされていたので、何かの拍子に豚と入れ替わって、ウ冠の下に羊で「家」を表していたかもしれませんね。
ちなみにウ冠に牛の「牢」という漢字で牢屋の意味になります。牛はほおっておくと逃げ出しちゃうんでしょうね。
それではレシピです!
[材料]
木綿豆腐 ……… 2丁
豚肉 ……… 30g
ネギ ……… 10g
ショウガ ……… 10g
[調味料]
醤油 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
水 ……… 大さじ5
ごま油 ……… 小さじ1/2
[作り方]
1.木綿豆腐を1.5cmほどの厚さに切り分ける。豚肉を細切りにする。ネギを千切りにする。ショウガを千切りにする。
2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、 木綿豆腐の両面を焼いて軽く焦げをつける。すべての豆腐が焼けたら取り出しておく。
3.作り方2のフライパンに少量のサラダ油を足し、ショウガとネギを炒めて香りを出す。続いて豚肉を入れて色が変わるまで炒めたら、醤油、砂糖、酒、水を加えてよく混ぜ合わせる。
4.作り方3のフライパンに作り方2の豆腐を戻し、弱火で3分ほど水気がなくなるまで煮込んだら取り出して皿に並べる。フライパンに残ったソースを豆腐の上に乗せ、最後にごま油を散らしたら完成。
Point!
豆腐が多過ぎるという方は、1丁半ほどで作って少しソースを残すとよいでしょう。
豆腐をさらに小さく切って、ソースを2-3倍作って炒めると『麻婆豆腐』のような別の料理になります。 その場合、最後にとろみをつけるのをお忘れなく。
火は弱から中火で作りましょう。砂糖が入っているので火を強くしすぎると焦げます。
慣れてきたら相性の良さそうな野菜を一緒に炒めてみましょう。黒キクラゲやサヤエンドウなどが定番です。
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