難易度:☆ 調理時間:1時間以内
前回作った『魯肉飯』の『肉燥』を使って作る『雞肉飯│台湾鶏肉飯』のレシピを紹介します。最後にかけるエシャロットフレークと油が味の決め手です。鶏肉以外は前回の『魯肉飯』ほとんど同じ材料ですが、まったく別の風味を楽しめます。
『肉燥』の作り方はこちら。
もちろん他の『魯肉飯』の肉燥を使っても作れます。レシピはこちら。
また過去にも別の『鶏肉飯』のレシピを多数紹介しています。そちらも参考にしてください。レシピはこちら。
連日の選挙ネタも飽きてきたので、ちょっと趣向を変えて…。台湾の兵役について紹介してみたいとおもいます。
台湾は徴兵制があり…ました。満18歳以上の男性は2-3年程度の兵役に服す必要があり…ました。去年までは。現総統である馬英九氏が徴兵制廃止を公約にして総統に当選し、1994年以降に生まれた人は兵役が免除されることが決定したのです。(男性国民からは大分歓迎された政策でしたが、その後の失態に次ぐ失態で馬英九の支持率は世界最低レベルです。)
兵役の義務があった年代の人でも、法律の細則を利用して兵役を逃れる方法がいくつかありました。今回はこの兵役逃れの小技を紹介してみたいと思います。
一つ目は大学院進学。院生である間は兵役が免除されるので、大学院進学→博士課程進学→休学と復学を繰り返し兵役免除年齢の45歳(直近では35歳までだったかも…)まで学生生活を続けるというもの。もちろんその間は普通に就職して生活します。特に学生時代に専門資格を取得してしまえば、院生生活をしながらでも仕事ができる弁護士や医師に人気があった方法です。実際やってる人を数人知っています(笑)。修士課程だけほしい人は大学院進学を決めてから兵役につき、兵役を終えてから大学院または、修士取得後兵役というのが一般的でした。
そして二つ目は体重を増やす(減らす)こと。ある程度の身長があれば体重を110kg以上に増や(もしくは45kg以下に減らす)ことで兵役が免除されました。そのため身長が高く肥満傾向のある人は兵役検査の前に体重増加に努め、兵籍免除を勝ち取ることができました。筆者の友人で一人、この方法で兵役免除を勝ち取った人がいます。
三つ目は32歳(だったかな…)までに子供を"二人"以上作ること。育児を理由に兵役が免除されます。一つ目の方法とのあわせ技で免除を勝ち取る人が多い方法です。裏技で海外の子供を養子縁組するという方法もありました。
あとは医学部や薬学部出身者が、検査前に「服薬」して検査値異常をたたき出して兵役免除…という方法も。また国籍を変えたり、あえて精神病と診断してもったりするという離れ業も…。これらは芸能人にも多い方法でした。韓国には奥歯を抜いたり、靭帯を切ったりともっとすごいワザがありますが…(もちろん後で手術して戻します)。
台湾と中国との関係は急速に改善しており、兵役の必要性も薄れています。こういった小技が笑い話として語られる日が来るといいですね。
[材料1]
鶏むね肉 ……… 250g
タマネギ ……… 70g
ネギ ……… 10g
エシャロット ……… 30g
肉燥 ……… 150g
白飯 ……… 適量
[材料2]
ネギ ……… 30g
ショウガ ……… 50g
[調味料]
酒 ……… 50cc
塩 ……… 小さじ1
[作り方]
1.タマネギをみじん切りにする。エシャロットを薄切りにし、適量の油で揚げてフレークにしておく。ネギをみじん切りにする。材料1のネギをみじん切りにする。材料2のショウガをうす切りにする。
2.鍋に2000ccの水を沸騰させ、材料2のショウガとネギ、酒、塩を加えて強火で沸騰させる。沸騰したら鶏むね肉を入れ、そのまま5分茹でる。鶏むね肉の一番厚い部分に箸が通れば、火を止めてそのまま蓋をして20分蒸しておく。火が通ったら取り出して冷まし、手で裂いて糸状にする。
3.別の鍋に300ccの揚げ物油を弱火で熱し、作り方1のタマネギを入れて全体が半透明になるまで揚げる。その後作り方の材料1のネギを加え、網などでタマネギとネギをすくい取とりだしておく。熱いままの油を大さじ5-6とり、作り方1でフレーク状にしたエシャロットにかけておく。
4.茶わんに適量の白飯を盛り、上に適量の肉燥と鶏むね肉を乗せる。その上から適量のエシャロットフレークと油をかけて完成。
Point!
タマネギは油に香りと甘みを付けるのに使い、料理には使いません。もちろん食べられるので、肉料理のソースに使ったり、ドレッシングの材料として使ってください。インスタントラーメンやスープの上に大さじ1ほど乗せても香りが出て美味です。
エシャロットフレークにタマネギとネギを炒めた油をかけたものを『紅蔥油』といいます。エシャロットだけでも作れるのですが、エシャロットが大量に必要になり絶対に余るので今回はタマネギとネギで作っています。
鶏むね肉はもちろん包丁で切っても宵のですが、手で裂いたほうが「感じ」がでます。
もちろん鶏もも肉などでも作れます。その場合、皮は別に茹でて包丁で千切りにしてください。
0 コメント :
コメントを投稿