難易度:☆ 調理時間:30分以内
年越し料理といえばこれを忘れてはいけません。湖南省の伝統料理で台湾でも人気の『生菜蝦鬆│湖南風エビのレタス巻き』のレシピを紹介します。エビを卵白で包んでサクサクの『油條』と絡め、レタスで包んで食べる料理です。
この『生菜蝦鬆』は筆者が台湾に友人を招くと必ずレストランに連れて行って食べさせる料理の一つです。台湾初体験の友人は「え?台湾に来て湖南料理?いや昨日の小籠包また食べさせてよ」と最初はみな文句をぶつぶつ言うのですが、一口食べさせるとそのおいしさに態度が180度変わるので何度見ても面白いです。
近年台湾を訪れる日本人観光客が増えているそうですが、台湾料理を楽しむついでに日本ではなかなか食べられない湖南省や江蘇省の料理を台湾で味わってみるのもよいでしょう。日本にいるだけでは決して食べられない中華料理の奥の深さを台湾では手軽に味わえます。さすが美食の都!
今回紹介する『生菜蝦鬆』の属する湖南料理は本来四川料理を越える「辛さ」が特徴の料理体系です。普通の湖南料理は普通の日本人は一口で食べられなくなるほど辛いものばかりですが、この料理のような「辛くない湖南料理」も多く存在します。いろんな地域の代表的な中華料理を食べられるお店が日本にもあるといいんですが…。誰か開店してみませんか?相談していただければレシピはいくらでも紹介できますよ!
エビ ……… 300g
カシューナッツ ……… 80g
餃子の皮 ……… 30g
レタス ……… 80g(適量)
ネギ ……… 10g
ショウガ ……… 20g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々
酒 ……… 大さじ1
卵白 ……… 3個分
ごま油 ……… 小さじ1
片栗粉 ……… 大さじ1
[作り方]
1.エビは殻を剥いてみじん切りにする。すべての調味料を混ぜ合わせてエビのみじん切りと混ぜ合わせ、10分ほど冷蔵庫で冷やしておく。
2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、作り方1のエビの身を焼いて全体に火を通す。
3.カシューナッツは油通しするか、オーブンで焼き色が付くまで炒めて、エビの身よりも小さく砕いておく。
4.餃子の皮はきつね色になるまで適量の油で揚げて、カリカリになったら包丁の腹などで叩いて細かく砕いておく。
5.作り方2のエビの身、作り方3のカシューナッツ、作り方4の餃子の皮を混ぜ合わせてレタスの葉にのせて完成。
Point!
レタスの葉が萎びているときは60度ほどの温水にくぐらせるとパリッとします。
カシューナッツの代わりにアーモンドや胡桃を使ってもよいでしょう。なければタマネギやクワイを使ってください。
餃子の皮は『油條』の代わりです。サクサクの食感はこの料理に絶対に必要なものなので、なければポテトチップやラスクなどを使って下さい。
エビ餡をレタスに包み、さらにクレープ生地で包んだ『薄餅生菜蝦鬆』という料理もあります。
サテソース、醤油を大さじ1ほどエビ餡に加えると、それぞれエスニック、和風の味になります。
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