涼拌黃瓜│中華キュウリサラダ

本日のレシピは『涼拌黃瓜│中華キュウリサラダ』です。定食屋で小鉢に乗っている、自分で選ぶ「小菜」の一種で、家庭でも非常に手軽に作れるので家庭料理としても人気が有ります。

市内各所の有名レストランでも人気メニューの一つらしいので、台湾旅行時に食べたことのある人も多いことでしょう。台湾を訪れる日本人に人気の小菜の一つです。

さて、台湾の市場で買い物をしたかたはご存知でしょうが、台湾のキュウリは大型で棘がありません。近年日本と同じように細くてとげのあるものも出回っていますが、やはり大型でとげのないものが栽培の主流です。
細くてとげのあるキュウリ北方系と呼ばれ高緯度地域で栽培され、福建や台湾など南方のキュウリは大型でとげのないものが多いのです。これは品種と栽培に適した気候の違いによります。

中国ではもともと日本と同じように「胡瓜」と表記していましたが、現在は「(小)黄瓜」の表記が普通です。キュウリはもともとインドが原産で、西漢(BC200年ほどの時期!)の時期に張騫という人が中国に持ち帰ったものといわれています。伝来後しばらくは胡瓜と呼ばれていましたが、隋煬帝(AD600年)が胡人を忌み嫌っていたので、黄瓜と名前が変わりました。(「胡」の字に関してはこちらの記事を参照。)日本に伝わるのはこの「胡瓜」の表記が使われていた時期ですね。

 この頃の胡瓜は南方系の大型で棘のないもの、その後シルクロードを経由して小アジアから北方系の物が伝わるまでは、完熟させて食べるのが一般的でした。それでも現在のようにおいしく生食できるようになるのは江戸時代後期以降の品種改良を待つ必要があります。普通に食べられるようになったのはわりと近代に入ってからなんですね。

生食に漬物に加熱用にと現在はさまざまな料理の分野で活躍するキュウリ。ほとんどの野菜は国が違えば品種が変わるので、海外旅行時は野菜の品種や味の違いにも注意して料理を楽しむのもいいかもしれません。



難易度:


調理時間:
一瞬

材料:
キュウリ ……… 数本
トウガラシ ……… 適量
ニンニク ……… 数個


調味料:
砂糖 ……… 小さじ2
塩 ……… 小さじ1/3
酢 ……… 大さじ1と1/2
ごま油 ……… 適量


作り方:
1.キュウリのヘタを落とし、キュウリの身が割れるまで包丁の腹で叩く。その後食べやすい大きさに切る。ニンニクをみじん切りにする。トウガラシは半分に切り、種を取り出しておく。

2.ビニール袋にキュウリ、ニンニク、トウガラシを入れ、砂糖、塩、酢を入れて口を閉じ、味が染みるまで袋を振り混ぜる。

3.十分味が染みたら、冷蔵庫で冷やし、食べる前にごま油を振りかけて完成。


Point:
ビニール袋のまま冷蔵庫で数日保存できます。保存日数を延ばしたいときは酢を多めに加えてください。

トウガラシはトウガラシ粉に変えて作ってもいいでしょう。

まずはレシピ通りに作ってみてから、好みでニンニクやトウガラシの量を変えてください。



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