口水雞│よだれ鶏

紅油湯』で作る本格四川料理シリーズ第三弾は当ブログでも人気料理の一つである『口水雞│よだれ鶏』です。

今まで紹介したよだれ鶏レシピの別バージョンはこちら→『口水雞│よだれ鶏』、『口水雞│本格よだれ鶏』。

今まで何度も紹介していますが、料理名にある「口水(よだれ)」とは、「一口味わっただけでよだれが垂れてしまう」という意味で、決して鶏や人間のよだれを調味料に使ったりしているわけではありません。これだけは絶対に忘れないようにしましょう(笑)。


日本ではかなり珍しい部類に入る四川料理にも関わらず、当ブログでも常に人気ランキング上位に入っている料理です。それだけ多くのファンがいるのでしょう。今回は『紅油湯』を使って作りますが、この部分を日本の調味料、例えば濃い目の出汁に置き換えて作ってもいいかと思います。

さて、料理名を見ていただけると判りやすいのですが、ニワトリを表す漢字が日本と台湾(繁体字)とですこし異なります。ニワトリを表す漢字は日本は「鶏」、台湾は「雞」、中国では「」と書きますね。

 もともと日本の「鶏」は「鷄」の字を簡略化したもので、「雞」は「鷄」と異体字の関係にあります。「」は「鷄」を日本よりも更に簡略化したものです。ちなみに韓国では「鷄│계」を使うので、漢字を使うアジア四カ国でそれぞれ「ニワトリ」を意味する漢字が少しずつ違うことになります。

まとめると…
 日本 - 鶏
 台湾 - 雞
 中国 - 
 韓国 - 
となります。

これら四カ国で日常的に使う漢字がそれぞれ異なるというのは結構珍しい現象です。漢字って面白いですね。

レシピを見ていただければ分かると思いますが、非常に簡単にあっけなく作れてしまいます。これでいいのです。これだけで四川料理の真髄を味わえてしまいます。未経験の人はぜひ一度あじわってみてください。

調理に使う『紅油湯』の作り方はこちら


難易度:


調理時間:
30分以内

材料:
鶏肉 ……… 250g
タマネギ ……… 半分
キュウリ ……… 100g
ネギ ……… 適量

調味料:
酢 ……… 大さじ1
胡麻ドレッシング ……… 大さじ1
ラー油 ……… 大さじ1
ごま油 ……… 大さじ1
紅油湯 ……… 大さじ4-5
砂糖 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1


作り方:
1.タマネギの皮をむき、薄切りにして水にさらしておく。キュウリは薄切りにする。鶏肉は沸騰したお湯で茹でて火が通ったら糸状に切っておく。

2.作り方1のそれぞれの材料を器に盛り付けて刻んだネギを載せ、冷蔵庫で冷やしておく。調味料を全て良く混ぜ合わせ、上から振りかけて完成。


Point:
紅油湯』を作るのが面倒くさい人はラー油とだし汁を1:1で混ぜ合わせたもので置き換えてしまいましょう。

花椒の粉を散らすとより強烈な麻味が味わえます。

『口水鶏』は普通冷やして食べます。ラップをして冷蔵庫に入れておけば、いつでも食べられるので来客時などにも事前に準備しておけます。

好みでゴマや砕いたピーナッツを振りかけて食べてください。

野菜は好きなものと置き換えてください。


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