難易度:☆ 調理時間:一瞬
本日は台湾家庭料理の中でも非常に良く食べられる『番茄炒蛋│中華風トマトオムレツ』のレシピを紹介します。台湾だけでなく中国大陸のほうでもメジャーな家庭料理で、学生食堂の定番メニューでもあります。
いまや台湾のトマト農家を始め、世界中で栽培される日本の岡山原産のトマトの品種「桃太郎」。1960年代から研究を始め、品種として認定されたのは1985年、20年以上の交配、栽培を重ねやっと完成した「完熟してから出荷する」トマトは瞬く間に市場を席巻しました。すこし難しい話になりますが、桃太朗はハイブリッド品種であるためF1(第一世代)の種を取り寄せて栽培するのがもっとも間違いなく、安定したおいしさの果実を作れます。桃太朗同士を掛け合わせて作ると著しく味の悪いものが出来ることがあるので家庭栽培を考えている人は注意しましょう。
桃太朗の開発ストーリーはそのまま世界中の果実栽培の縮図や作戦を学ぶことが出来る貴重な例です。植物の品種開発には長い時間がかかりますが、世界中に市場があるため成功すると莫大な利益を上げることが出来るのです。近年いわゆるバイオテクノロジーの発達で、品種開発の速度も大きく上がっているので、数年に一度くらいのペースで今までになかったおいしい野菜や果物の品種が流通します。今まで聞いたことのない名前の野菜や果物がスーパーに並んでいたら、どんどん試してみてください。
[材料]
トマト ……… 2個
卵 ……… 4個
ネギ ……… 1本
[調味料]
ケチャップ ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
[作り方]
1.トマトをくし型に切る。卵は溶いておく。ネギは段切りにする。
2.熱したフライパンに大さじ3のサラダ油(分量外)をひき、溶き卵を入れて半熟になるまで炒める。続いてトマトとネギを加えて炒めたら、調味料を入れてかき混ぜて味を調える。器に盛り付けて完成。
Point!
炒めすぎて卵が乾いてしまったら、少量の水を入れてすこし湿らせましょう。卵を半熟にしてから完成まで中火で30秒ほどです。
トマトは新鮮なものを使いましょう。レシピでは皮もそのまま使っていますが、湯剥きしたものを使ってもおいしいです。
味が物足りない方は少量の醤油や味の素を混ぜてください。
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