難易度:☆ 調理時間:一瞬
本日のレシピは『芝麻醬涼麵│台湾風冷やし中華』です。台湾では伝統的に胡麻ベースのタレをで食べます。
日本の夏の風物詩、『冷やし中華』は日本で誕生した日本独自の中華料理で、その原型は1930年代、仙台の中華料理屋が始めた『涼拌麺』だといわれています。この『涼拌麺』以前にも冷やした麺に野菜とゴマソースを絡めた料理があったそうで、はっきりとした『冷やし中華』の由来は分かっていませんが、それ以前に上海や台湾で食べられていた『涼麺』が影響を与えていることは間違いなく、それゆえ名称に「中華」の字が使われています。これが『冷やし中華』として全国に広まるのは戦後になってからのことです。
日本と台湾(中華)の「涼麺」の最大の違いは、麺の冷やし方。氷で冷やす日本の麺と違い、台湾では冷水や扇風機で麺を冷やします。なんと中華料理には麺を氷で冷やすという調理法がないのです。麺を水や氷で冷やすというのは、きれいな水に囲まれた日本ならではの調理法なのです。日本の『ソー麺』のような簡単な麺料理ですら、中華料理発祥ではない理由がお分かりになりましたか?『ソー麺』の材料は台湾のスーパーで簡単に手に入るので、台湾で作ってあげると驚かれますよ!水はもちろんミネラルウォーターを使いましょう。
というわけで、レシピです!
[材料]
冷麦麺 ……… 180g(1玉)
キュウリ ……… 20g
ニンジン ……… 15g
ニンニク ……… 1個
[調味料]
水 ……… 大さじ3
胡麻ドレッシング ……… 大さじ1と1/2
酢 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 大さじ1と1/2
醤油 ……… 小さじ1
塩 ……… 小さじ1/4
ごま油 ……… 少々
[作り方]
1.キュウリを千切りにする。ニンジンは沸騰千切りにし、沸騰したお湯にくぐらせておく。ニンニクはすりおろしておく。
2.冷麦麺を茹でて火を通し、冷水につけて荒熱を取っておく。荒熱が取れたら少量のごま油(分量外)を絡ませてから器に盛り付けておく。
3.調味料を全て混ぜ合わせソースを作る。冷麦麺の上にキュウリ、ニンジンを盛り付け、上からソースをかけたら完成。
Point!
日本で言う『冷やし中華』の定番の具なら何でも合います。錦糸卵、千切りにしたタケノコ、ハム、ササミなど、好みの具材を合わせてください。
市販の胡麻ドレッシングはメーカーによって濃さが少しずつ違います。好みの味になるまで水の量を調節してください。
出来上がりにゴマを散らしたり、一味唐辛子を少量振りかけたりしても美味です。
カラシを添えて和風にしてもいいでしょう。中華の涼麺には普通カラシを添えません。
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