難易度:☆ 調理時間:30分以内
ビールのお供に最適『蠔油鳳翼│手羽先のオイスターソース焼き』のレシピを紹介します。調味料につけてフライパンで焼くだけの簡単料理です。
中国広東省には「蠔豉」と呼ばれるカキを塩茹でした後乾燥させた調味料があり、この塩茹でしたときの煮汁「蠔水」をベースに開発されたのがオイスターソースだと言われています。1888年に李錦裳という人が発明し、販売を開始したオイスターソースは今では広東料理や台湾料理では欠かせない調味料となりました。実際は発明というほど狙って作ったものではなく、茹で汁の火を消し忘れて濃縮された液が煮詰まっており、それを味見したらおいしかったという偶然から見つかったもののようです。
李錦裳の作った会社「李錦記」のオイスターソースは日本でもおなじみです。オイスターソースが発明されてからまだ120年余りですが、中国の家庭では日本の醤油や味噌ほどに普及しています。
素食(野菜のみを使った料理)の発達した台湾では、シイタケの旨味エキスを使った素オイスターソースも流通しています。植物性の材料だけから作ったとは思えないほど濃厚な味わいが特徴で、料理好きには絶好のお土産になることでしょう。台湾各地のスーパーで「素食蠔油」などの名前で売られていますので、興味がある方は購入してみましょう。甘口男でもメールいただければ購入できます。
[材料1]
手羽先 ……… 12本
水 ……… 200cc
ごま油 ……… 少々
チンゲンサイ ……… 100g
[材料2]
ネギ ……… 1本
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 2個
[調味料]
醤油 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
オイスターソース ……… 大さじ1
[作り方]
1.材料2のネギ、ショウガ、ニンニクをすりおろすかみじん切りにし、すべての調味料と混ぜ合わせる。これに手羽先を10分ほど浸けておく。
2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、手羽先から水分が染み出さない程度まで中火で両面を焼く。作り方1で使った浸け汁に水を加えてよく溶いたらフライパンに入れ、焦げ付かないように水気が無くなるまで煮込む。
3.沸騰したお湯でチンゲンサイを茹で、火が通ったら取り出して器に並べる。上に作り方2の手羽先をのせ、最後にごま油を少量かけたら完成。
Point!
ソースに手羽先を浸ける時はは皿やボウルよりビニール袋に入れた方が簡単です。
先に手羽先の両面を焼いておくと鶏皮独特の臭みが抜けます。
一気に12本の手羽先を焼けないときは、ソースも手羽先ごとに分けてフライパンに入れて煮込みましょう。
チンゲンサイとオイスターソースは鉄板の組み合わせです。なくても作れますが、ぜひ一緒に添えてください。また写真のようにブロッコリーでも作れます。
0 コメント :
コメントを投稿