難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日は夏にピッタリの海藻料理『酸辣海帶絲│中華風糸昆布和え』のレシピの紹介です。ビーフンやソーメンとあわせてもいいでしょう。
この料理で使われる「海帶」とはコンブのことで、日本と同じように「昆布」とも書きます。どちらもコンブの中国語表記として通用するのですが、海帯の方が一般的、昆布はどちらかというと日本産のコンブか、生薬を指すことがおおいようです。
コンブは梁の時代に書かれた神農本草経の追加本《名醫別錄》に「昆布」として記載されており、その説明は「味咸、寒、无毒。主治十二种水肿、瘿瘤聚结气、 疮。生东海。」とあります。現在は「根昆布」という名前で中国医学の治療薬として使われることが多いです。
さて、この「根昆布」 、近年日本のテレビで取り上げられたこともあり、健康食品としてかなり注目を集めています。昆布の成長点(植物の細胞分裂が活発に行われる場所)は根にあるので、葉や茎よりも栄養成分が豊富です。漢方薬局では乾燥させた「根昆布」が格安で買える事があるので、興味がある方はたずねてみるといいでしょう。もちろん甘口男でも売っています。メールにてお問い合わせください。
コンブは水をかけると粘りながら膨張する性質があり、日本では古くはお城の石垣を作るときに、石を滑らせる下敷きとして使われていたこともあるそうです。古くから有用植物として役立っていたのですね!
[材料]
コンブ ……… 300g
トウガラシ ……… 2本
ニンニク ……… 6個
ショウガ ……… 20g
[調味料]
醤油 ……… 大さじ3
酢 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
味の素 ……… 少々
[作り方]
1.コンブは幅2mmほどの千切りにする。トウガラシとショウガは千切りにしておく。ニンニクは叩いて潰しておく。
2.沸騰したお湯に千切りにしたコンブをくぐらせて火を通しておく。
3.熱した鍋に少量の油(分量外)をひき、ニンニク、トウガラシ、ショウガをいためて香りを出す。続いてコンブ、全ての調味料を加えてざっとかき混ぜたら器に盛り付けて完成。
Point!
ビーフンやソーメンを混ぜ合わせるなら、最後に加えてざっくりかき混ぜましょう。
千切りにした厚揚げや豆乾、ニンジン、ピーマンの千切り、モヤシを加えても美味です。またピーナッツの粉末を振りかけたり、XO醤を少量乗せたりしてもおいしく食べられます。
夏は冷やして食べましょう。
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