難易度:☆ 調理時間:1時間以内
最近台湾ではやりの健康料理『紅藜飯│シロザ飯』のレシピを紹介します。ヒユ科のシロザ(の仲間であるキヌアなど)の実を水に浸けてご飯のように炊いて作る料理です。今台湾で大流行の健康メニューです。
シロザは学名を Chenopodium album と言います。ヒユ科の植物でゴマのような小粒の種を食用にします。中国語では白藜と書きます。学名のAlbumは白の意味です。
漢字でただ「藜」とだけかけば、アカザ、学名を Chenopodiumt album var. centrorubrum というシロザの変種植物を指します。紅藜では紅色のアカザの意味で二重表現ですが、台湾には固有種の Chenopodium formosanum があり、これを台湾紅藜、または台湾藜と呼び、(台湾で)紅藜と書けば、アカザのことではなく台湾紅藜のことです。
シロザやアカザは古くは中国から野菜としてもたらされたと考えられており、日本で野生化して雑草としていたるところに定着しました。今ではほとんど食べられませんが、きちんと下処理すればちゃんと食べられます。
種子を英語で Quinua または Quinoa と書き、穀物の一種として扱います。日本だとキヌアの名前で流通しています。アカザやシロザの仲間の種子のことです。
キヌアは近年の研究によりすべての必須アミノ酸をバランスよく含む完全食品であることが分かっています。台湾では固有種の台湾藜があることもあり、ブームに火が付きました。ただし生産量がきわめて少ない穀物なので、ブームになっているとはいえ手に入れるのが非常に難しくなっています。
日本でなら簡単に手に入るので、ぜひいろんな料理に挑戦してみましょう。穀物なので基本的に米と同じように調理できます。プチプチした食感をいろんな料理のアクセントに加えたり、そのままコロッケの衣にしたりもできます。何より栄養分が豊富なので日常の健康管理や病中病後の療養食としても使えます。
キヌア ……… 1合
水 ……… 適量
[作り方]
1.キヌアをよく洗い、炊飯器の内鍋に入れる。一合の線まで水を加え炊飯器に入れ、スイッチを入れる。
2.炊き上がったら完成。
Point!
倍量ほどの米と合わせて炊いてもよいでしょう。
炊き上がると種が割れて中の子葉がぴょこんと飛び出します。
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