杏鮑菇燒雞片│エリンギと鶏肉の醤油炒め

難易度：☆　調理時間：30分以内
台湾の家庭料理『杏鮑菇燒雞片│エリンギと鶏肉の醤油炒め』のレシピを紹介します。エリンギと黒木耳、そして鶏肉を砂糖醤油で炒めた料理です。濃いめの味付けが食欲をそそります。

エリンギや黒キクラゲは一般にキノコと呼ばれます。 キノコには明確な定義があるわけではありませんが、一般には「菌類で目に見える大きさの子実体を形成するもの、またその子実体」 のように大雑把に分類されています。

樹木や土壌からにょっきり生えた子実体、いわゆるキノコが本体と思われがちですが、本体は基質に広がる菌で子実体は胞子を拡散するための器官に過ぎません。本体である菌糸が腐敗した動植物を栄養源とする「木材腐朽菌」、植物の根と共生する「菌根菌」、昆虫に寄生する「冬虫夏草菌」に分類されます。人工栽培されているもののほとんどは木材腐朽菌です。

キノコをはじめとする菌類は食物連鎖では分解者として非常に重要な役割を担っています。キノコが存在しなければ森林は生存することができず、そこで生息する動物も生きることができません。(昆虫やナメクジ以外で)分解者であるキノコを直接捕食する生物は人間だけだと考えられていましたが、近年の研究によりリスやモモンガなどのげっ歯類が冬季の保存食としてキノコを利用していることが分かりました。あと何万年もすれば、ほかの動物もキノコを食べ始めるかもしれませんね。

[材料]
鶏むね肉 ……… 200g
黒キクラゲ ……… 50g
エリンギ ……… 150g
ニンジン ……… 30g
ニンニク ……… 2個

[調味料1]
酒 ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1/4
片栗粉 ……… 小さじ1/2

[調味料2]
醤油 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1/2
水 ……… 大さじ2
塩 ……… 少々

[作り方]
1．鶏むね肉を薄切りにし、すべての調味料1とよく混ぜ合わせておく。

2．黒キクラゲを食べやすい大きさに切る。エリンギを薄切りにする。ニンジンをいちょう切りにする。ニンニクを薄切りにする。

3．熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外）をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いてエリンギと作り方1の鶏むね肉を加えて火が通るまで中火で炒める。さらにニンジン、黒キクラゲとすべての調味料2を加え、水気がなくなるまで炒めたら完成。

Point!
慣れると10分以内で作れます。鶏肉とエリンギだけでも作れるので、作り方に慣れておきましょう。

ビールのおつまみにぴったりです。

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