燒冰糖南瓜│カボチャとナツメの砂糖炒め

難易度: 調理時間:1時間以内
さていよいよ始まった「中餐乙級素菜」シリーズ。記念すべきシリーズ第一弾は『燒冰糖南瓜│カボチャとナツメの砂糖炒め』のレシピを紹介します。

カボチャの形を崩さないように作るのが技で、一度蒸して半分火を通してから炒めて火を通します。角を残しつつも完全に火を通せるように練習してください。

さて、カボチャは60度前後でじっくり加熱することでデンプンを糖に変えるタンパク質が働き、甘味がますという性質があります。「以前紹介したサツマイモの調理方法」と同じです。長期間保存することでも甘味が増すので、新鮮なものよりも収穫してから1ヶ月から1ヵ月半ほど経ったものが保管した物が最も糖度が高くなります。石焼芋のように石焼カボチャを売るのも面白いかもしれませんね。ちなみにこの糖度の高さを利用してカボチャを使ってビールも造れます。

食物繊維を豊富に含み緑黄色野菜で、台湾の客家の間では「番瓜(蕃瓜)」とも書かれます。中国では日本のもの以上に多くの品種のカボチャが流通しており、台湾の市場でも日本では見たことのないような珍しいカボチャを見かけることが出来ます。機会があれば食べ比べてみましょう。

それではレシピです。このシリーズを通して様々な素食技法を学んでいきましょう。


[材料]
カボチャ ………250g
大棗 ……… 50g


[調味料]
氷砂糖 ……… 大さじ1と1/2
塩 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 少々
水 ……… 200cc

[作り方]
1.大棗をお碗に入れた温水に浸けて水を吸わせておく。氷砂糖は砕いておく。

2.カボチャの皮を剥き、種を取って一口サイズに切る。カボチャをボウルに入れ、砕いた氷砂糖、塩、胡椒と混ぜ合わせておく。

3.蒸し器の水を加熱しながら、大棗をのせた耐熱容器を蒸す。蒸し器の水が沸騰したら大棗の乗った耐熱容器にカボチャを置いて、6分ほど強火で蒸し上げる。

4.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油をひき、大棗と容器に残った調味料の溶けた汁を炒めて香りを出す。続いて容器に残ったカボチャと水(調味料)をフライパンに入れ、弱火でフライパンを軽く振りながら水気がなくなりカボチャに火が通るまで加熱する。器に盛り付けて完成。

Point!
フライパンに入れたカボチャはフライパン返しなどでかき混ぜてはいけません。崩れます。崩さないようにフライパンを軽くゆすりながら加熱してください。

カボチャの形を崩さないよう、まず蒸して半分火を通してからフライパンに入れます。

カボチャの形が崩れると試験の合否に影響します(笑)。切った時の形をなるべく保ちつつ完全に火を通せるよう練習しましょう。

平底のフライパンよりも中華なべのように湾曲のある鍋の方が作りやすいです。


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